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【リオ・オリンピックゲームを見ておもうこと】

2016.08.11

 リオデジャネイロ・オリンピックゲームにて連日の日本メダルラッシュで寝不足の方も多いでしょう。私も朝4時に起きてTVにかじりつく毎日です。実は私、マニアとまでいいませんが、オリンピックではメジャースポーツからマイナースポーツまで出来る限り全てみたいというくらいオリンピック好きなんです。

 

 一番の理由は間違いなくアマチュアスポーツであるという点ですね。そして4年に一度しかないこと。

 

 IOC(国際オリンピック委員会)はサマランチ会長となった80年代~90年代にかけて、間違いなく商業主義へと突き進みました。そのおかげでボイコット等冷戦の政治的部分を払拭し、NBAドリームチーム等プロフェッショナル選手が出ることにより、明らかに華やかな舞台となり巨額のTV放映権などにより空前の巨大ビジネスへと変貌しました。

 

 もちろん私はプロフェッショナルスポーツも好きだし、プロフェッショナルスポーツの存在を何一つ否定はしません。ただオリンピックゲームだけはアマチュアだけで構成してほしいということです。プロとアマの垣根が微妙な現代であることは敢えてこの場では触れませんが・・・。

 

 最近話題のMLBイチロー選手もシドニーオリンピックの際から、かたくなにオリンピックチームへの招集は拒否していました。下記は彼の先日のコメントです。

 

「オリンピックは、これは僕の意見ということですけど、昔から変わらないことですね。アマチュアの最高の大会であるべきだ、っていうふうに僕は思っているので。WBCという大会が世界大会としてもう一つあるんですけど、これはプロがベストのチームですね、プロを含んだベストのチームで戦うべきっていうのが僕の考え方ですね。オリンピックはやっぱりアマチュアの最高の大会であってほしいなっていうふうに思います」

 

 そう、プロフェッショナルとアマチュアは舞台が別であるべきです。サッカーにワールドカップがあるのに、何故オリンピックゲームにもサッカーという競技が必要なんでしょうか?22歳以下の若手という大義名分を振りかざしながら結局3人のオーバーエイジ枠。第一回アテネ大会からあるオリンピックオリジナル種目であるレスリングを外そうとしながら、今回のゴルフと入れるというIOCの暴挙。結局世界Top 10の大半にふられたゴルフは、別にPGAがあれば十分だということを世界にさらしましたが、レスリング選手は世界選手権以外何を目標にすればいいんでしょうか?

 

 やはりオリンピックゲームとはアマチュア選手の世界最高峰の舞台であってほしいと思います。4年に1度しかないから選手は美しく輝くんです。一部のプロ選手の敗戦のコメントで、「また来週頑張ります!」という言葉からは何も伝わってきません。敗戦後茫然としながら、「4年後まで気持ちが持つ自信がありません・・・」というコメントや、勝利インタビューで「4年間全てを犠牲にしてやってきた苦労が全て報われました!」という言葉に我々は感動するんです。そしてそこにはお金を目指してプレイをしていない選手だからこそ感動するんではないでしょうか。

 

 一発勝負の甲子園高校野球に感動するのもアマチュアスポーツです。勝っても巨額の賞金が入るわけではない。負けたら挽回する舞台まで4年もかかる一発勝負。だからオリンピックゲームは世界中の人々を魅了するんではないでしょうか。そしてアマチュア選手だからこその本音のコメントに我々は身近に感じ、感銘を受けるんじゃないかなと思います。彼らはプロではないので、誰かを意識する発言をする理由が無いですからそこに本音があるのかもしれません。

 

 昨日の内村航平選手個人総合ゴールドメダル後のインタビューがそれを感じさせてくれます。

 

「もうあまりやりたくないというのが本音ですね。今日は本当にしんどかったです。もう最後に終わった瞬間に、もう2度とやりたくないと思いました。」

 

 精密機械のような演技をする内村航平からの人間味あふれるコメントだからこそ、彼の演技と同様に我々の心を強く揺さぶられ涙が止まらなくなるのではないでしょうか。