CEO blog

CEO blog

【仕事の原点を創ってくれた最高な方々】

2026.10.03

 先日、私にとって本当に特別な3日間がありました。アメリカ時代に大変お世話になった元上司3名が、わざわざ鳥取まで遊びに来てくれたのです。

 20年以上前、アメリカで一緒に仕事をしていた頃からのお付き合いで、帰国後も定期的にお会いしていましたが、3名揃って鳥取を訪れてくれたのは今回が初めて。本当に嬉しい再会となりました。


 20代の頃の私は、仕事への勢いやパッションだけは誰にも負けなかったかもしれませんが、社会人としてもビジネスパーソンとしても未熟で、ミスばかり。思い返すと恥ずかしいエピソードだらけです・・・(笑)。


 それでも私の人生は、本当にラッキーな出会いの連続で、特に今回訪れてくれた3名は、そんな若造だった私に「仕事とは何か」を一から教えてくれた、特別な先輩方です。仕事への姿勢、責任の持ち方、結果へのこだわり、そして人との向き合い方。彼らから教わったことの一つひとつが、現在の私の仕事観や経営観の土台になっています。

 基本的に超生意気だった私は(笑)、しょっちゅう叱られ、それでも歯向かっていました。しかし、そんな私を丸ごと受け入れ、真正面から向き合ってくださったことには、今でも感謝しかありません。


 仕事では真剣そのものでしたが、一歩仕事を離れると完全にプライベートモード。普通の先輩後輩のように散々遊んでもらい、ここではとても書けないようなエピソードも山ほどあります(笑)。


 20代というのは、まだ自分自身の価値観が確立されていない時期。そんな時に誰と出会い、どんな経験をするかによって、その後の人生は大きく変わるのだと思います。

 もしあの時、彼らと出会っていなかったら、今の私はどうなっていたのだろうか・・・。


 だからこそ今回の鳥取訪問では、できる限りのおもてなしをしたいと思っていました。鳥取の魅力を知ってもらいたい。美味しいものを食べてもらいたい。そして何より、心から楽しんでもらいたい。たった3日間でしたが、私なりに精一杯エンターテインしたかったのは、若かりし頃の私を育ててくれた彼らへの恩返しの気持ちからです。教えてもらうばかりだった自分が、今は故郷で彼らを迎えているというのは、本当に不思議な感覚でしたね。


 そして嬉しかったのは、久しぶりに会ったという感覚がまったくなかったこと。昔話を始めれば一瞬でアメリカ時代へ戻り、私もあの頃の20代の自分に戻ってしまいます。当然私の家族にも会ってもらい、一緒に楽しい時間を過ごすことができました。かつての自分を知る先輩方と、今の自分にとって最も大切な家族が同じ時間を共有している。その光景も、忘れられない思い出になりました。


 当時は、今では考えられないような出来事が毎日起こり、アメリカ全土を駆け回りながら、日本ではありえないような無茶ばかりしていました。精神的にも肉体的にも、そりゃ鍛えられるわな!って感じです(笑)。仕事の話、昔の仲間の話、失敗談、そしてこれからの人生の話。話題は尽きず、笑いの絶えない時間でした。上司と部下という関係は、会社や役職が変われば終わるものではないのだと、改めて感じます。


 同時に、今の私は仲間たちに対して、同じような存在になれているのだろうか。10年後、20年後に「あの時、一緒に仕事ができて良かった」と思ってもらえる人間でありたい。今回の再会は、そんな自分自身への問いかけにもなりました。


 そして気がつけば3日間が過ぎ、最後に彼らを見送っていた時、また突然忘れていたアメリカ時代の記憶が次々と蘇ってきました。必死に仕事をしていた自分、一緒に笑ったこと、悩んだこと、そして悔しくて涙したこと・・・。みんな若いし勢いばかりでしたが、仕事をしていて楽しくて楽しくてしょうがない日々の記憶。


 あれから20年以上。何とも言えない感情が込み上げてきました。年齢を重ねるほど、昔からの仲間と再会できる時間が、どれほど貴重なものなのかを感じるようになります。


 人との出会いには、本当に不思議な力があり、ほんの数年間の出会いが、その後の数十年間の人生を変えてしまうこともある。そして仕事を離れても、国や距離を越えて繋がり続ける関係がある。私にとって、この3名はまさにそんな存在です。


 いつまでも尊敬でき、心から信頼できる先輩方であり、私の人生の原点を創ってくれた大切な恩人です。これからも一生付き合っていきたいと思っています。感傷的になりすぎたかもですが、それくらい本当に本当に楽しく嬉しい3日間でした。


 鳥取まで来てくれて、ありがとうございました!!そして、こんな私を育ててくれたこと、何より私と出会ってくださったことに、改めて心から感謝しています。


 see you soon, my most respected mentors!

【鳥取しゃんしゃん祭り2026 後編】

2026.09.02

 今年のしゃんしゃん祭りで、もう一つ嬉しかったことがあります。それは踊っている約40名だけではなく、沿道にもたくさんの川口グループの仲間たちが応援に来てくれていたことです。参加する人がいて、応援する人がいる。そして、その家族や仲間がいる。私もその中の一人としてKukunaを抱きながら、弊社メンバーの演舞を眺めていました。

 初めての人ごみに興奮するKukunaを抱きながら、目の前を通り過ぎる仲間たちを見る。私を見つけて笑顔を見せてくれる人、手を振ってくれる人、本当に楽しそうに踊っている人。やっぱり、いい会社だな・・・。

 経営者である私が自分の会社をそう言うのも変かもしれませんが(笑)、今年も素直にそう思わせてもらいました。

 2016年のブログで、私は「皆、心からの笑顔で楽しみ、苦しい準備や練習をチームワークで乗り越え、そこにまた笑顔が生まれる」と書いています。2017年には「彼らは私の最大の誇りです!!」、そして2018年には「私はサポーターという気持ちでしたが、逆に私の方が皆によって勇気付けられました」と書いていました。今読み返してみても、不思議なくらい今の気持ちと変わりません。


 会社は、この10年で大きく変化しました。新しい会社が増え、新しい事業が生まれ、海外にも拠点ができました。川口グループが目指す未来も、当時とは比較にならないほど大きくなっています。しかし経営の根っこにあるものは、何も変わっていないのだと思います。


 企業とは、人です。


 どれだけ素晴らしい戦略を描いても、どれだけ最新の設備を導入しても、それを実現するのは人です。そして一人の力ではなく、それぞれ異なる個性や能力を持った人たちが繋がり、同じゴールへ向かうことで、初めて大きなことを成し遂げられます。


 約40名の傘が揃う美しさも、一人の踊りが上手だから生まれるものではありません。全員が周囲を感じ、仲間を信頼し、自分の役割を果たすからこそ、一つの大きな演舞になります。


 まさに、会社と同じです。


 そして何より嬉しいのは、誰かに強制されて参加しているのではなく、自分たちで集まり、自分たちで練習し、自分たちでこの時間を楽しんでくれていることです。私が前に立たなくても、仲間たちだけで素晴らしいものを創り上げてくれる。それを少し離れた沿道から眺めることができるのは、経営者として最高に幸せなことなのかもしれません。


 2014年の初参加から12年。あの時のメンバーが創ってくれた文化が、世代を越えて今の仲間たちへ繋がっています。そして今年、改めて決めました。私が川口グループのトップである限り、この素晴らしいイベントへの参加をずっと続けていきたいと思います。


 私自身が踊る必要はありません。むしろ沿道から、仲間たちが自分たちの力で一つのものを創り上げる姿を見ていたい。そして時にはKukunaのような新しい家族も一緒に、その姿を応援できれば最高ですね。


 今年参加してくれた約40名のメンバー。そして沿道まで応援に来てくれた弊社メンバー、ご家族、関係者の皆さん、本当にありがとうございました!!10年前に書いた言葉を、2026年の今、もう一度書きたいと思います。


 彼らは川口グループの象徴であり、私の誇りです。


 そして今年もまた、私の方が皆からたくさんの勇気と元気をもらいました。本当にありがとう!!来年もまた、この鳥取の夏に会いましょう。

【鳥取しゃんしゃん祭り2026 前編】

2026.09.01

 8月14日、今年も鳥取の夏を象徴する「鳥取しゃんしゃん祭り」が開催され、川口グループ連として総勢約40名の弊社メンバーが参加しました。

 私自身は今年も踊りには参加せず、沿道からの応援です。そして今年は、ワクチン接種を無事に終えた我が家の愛犬Kukunaも一緒に応援デビューとなりました。 華麗に傘を回しながら踊る弊社メンバー。そして初めて見る大勢の人、人、人・・・。鳥取とは思えないほどの人の数に、Kukunaも何が起きているのか分からない様子ながら、終始大興奮(笑)。私にとっても思い出深い一日となりました。


 川口グループが初めてしゃんしゃん祭りに参加したのは2014年。きっかけは、前年暮れの飲み会で山田広さんが発した「しゃんしゃんに出たい!」という一言でした。 そこから話が一気に進み、翌年には本当に川口グループ連として出場。今振り返ると、何とも弊社らしいスタートだったと思います。それから歴代の総監督が紡いできて、本年は炭山さんが新総監督。彼女の素晴らしいリーダーシップのもと、華やかにそして立派にやり遂げました。

 2016年のブログに、私はこんなことを書いていました。

 「仲間・協力・チームワーク・信頼・達成・笑顔。」


 当時の私は、しゃんしゃん祭りで踊るメンバーの姿を見ながら、「我々が目指す企業像そのものが、このしゃんしゃん祭りにはある」と感じていました。あれから10年。会社の規模も、事業も、組織も大きく変わりました。当時一緒に働いていた仲間もいれば、その後新しく川口グループへ加わってくれた仲間もいます。しかし今年、沿道から約40名のメンバーが踊る姿を見ながら思ったことは、10年前とまったく同じでした。


 「これが、私の求めている会社だな」と。


 しゃんしゃん祭りは、本番だけを見れば華やかなイベントです。しかし、その裏側には長い準備があります。参加メンバーを集め、役割を決め、練習し、経験者が初心者へ教え、全員で一つの演舞を完成させていく。当然、私が「こうしなさい」と指示しているわけではありません。実際、2017年のブログにも「私が一切この傘踊りに関わらなくなり早2年」と書いています。


 自分たちで考え、自分たちで動き、自分たちで仲間を巻き込み、そして一つのゴールをやり遂げる。私は昔から、これこそが企業における最高のチームビルディングだと思っています。


 私の経営スタイルは、もしかすると「しゃんしゃん傘踊りそのもの」なのかもしれません。


 一人ひとりが自分の役割を果たし、隣の仲間を感じながら、同じ方向へ進んでいく。誰かが遅れれば誰かが支え、初めての人がいれば経験者が教える。そして最後は、みんなで一つのものを創り上げる。経営者がすべてを動かす組織ではなく、仲間たち自身が考え、繋がり、挑戦し、やり遂げる組織。


 10年前から私が求め続けてきた理想の会社の姿は、今年も鳥取の街を踊る、約40名の仲間たちの中にありました。