社長ブログ

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【10年目のBIG SURPRISE ~ Part 1 ~】

2020.06.16

 その日は早朝から倉吉スイカの出荷式があり、倉吉選果場にて式典参列及び挨拶まわり。朝の8時から汗ばむほどの暑い一日のスタートでした。

 

 昼までJA(農協)さん含めて、スイカ農家さん梨農家さんの農場訪問。弊社中部営業所の営業メンバーとの同行。しかし新型コロナウイルス対策もあり、各自の車でバラバラ移動となります。

 

 今年のスイカや梨の現時点での状況を伺いながらですが、梅雨入りもまだしてないのに、とにかく蒸し暑い・・・。帰国して10年経過し、暑い夏や寒い冬は年々慣れてきてまだ耐えられますが、どうしてもこの梅雨だけは馴染めません。息苦しいというか、なんというか。まあ日本人でも梅雨が好きな方はあまりいないでしょうけど、その日は特に酷かったですね。

 

 汗だくになりながら午前中の一通り仕事も終了。弊社中部営業所メンバーと遅めのランチを取り、鳥取市に車に戻ろうとすると、中部営業所の元気印若手営業山根さんから、ちょっと頼み事があるので、もう一度中部営業所に寄って欲しいとのこと。

 

 オフィスに戻り、個室で打ち合わせをしていると、彼が一度その個室から退席。そもそも珍しく個室で打ち合わせなんてって思っていたところ、目の前の閉まっているドアのノック音が。

 何も考えず、ノックされたからドアを開けてみると・・・。

 

「Happy Birthday!!」

 

 中部営業所全メンバーの盛大な声と激しいクラッカーの連発音。ハッとしたと同時に頭を駆け巡ったのは、

 

 「やられた・・・まんまとはめられた・・・」

 

 そうなんです、その日は私の誕生日。満面の笑顔の彼らから、メッセージ付きの色紙とプレゼントを受け取り、笑顔と戸惑いの表情を浮かべていると、その20代若手ホープの山根さんより、いきなりのお祝いメッセージ。

 

 思いもよらぬ連続攻撃に、少し込み上げてくるものが・・・。しかし横を見ると、櫨所長がニヤリとしながら動画を撮っている。そう、明らかに私を泣かそうとする演出をしているわけです。

 そう来られると、負けず嫌いの血が騒ぎます(笑)。でもそんな動画を撮る姿も、逆に感情を盛り上げてくれるんですよね。嬉しいけどやめて欲しいという私の心の叫びと葛藤が交錯します。

 

 そして今回のメインメッセンジャーである、山根さんよりの嬉しいスピーチのようなメッセージ。

 

「入社前、一般的な社長のイメージというと、正直めんどくさい人ばかりだと思っていました。でも入社後、社長っぽくなく、いつも僕ら社員と寄り添ってくれ、近い距離にいてくれ、僕の想像していた社長像を180度変えてくれました」

 

 そして、2年ほど前に、私が彼にかけた言葉を覚えていてくれて、その後に話してくれました。さすがにこのブログに記載は控えますが、勿論私も鮮明に覚えていた言葉でした。その語り合った場所とは、仕事終わった後、皆生温泉の露天風呂に二人で入ったときのこと(笑)。

 20歳ほど年齢が違う彼と、二人で露天風呂に浸かりながら2時間ほど将来について語り合った夜。その風景を、その言葉を思い出すと、それを覚えていてくれたことに対して感動しないわけがなく、こみ上げてくるものがありました。

 

 彼の、そして中部営業所メンバー全員の気持ちが伝わる、素晴らしい午後のひと時で、同時に私にとって一生忘れられない出来事となりました。中部営業所は小さな拠点ですが、櫨所長を中心に素晴らしいチームワークと素晴らしい力を持った、川口グループでも大切な拠点です。櫨さんのグループ随一の強いリーダーシップがあるからこそ、我々が目指す、農業に寄り添った企業という会社の方向性にしっかり体現している営業所。

 今日のメンバー皆の姿を見ていても、だから良い営業所という理由が素直に分かる、そんな光景でした。

 

 会社経営をしていて、最も嬉しい瞬間というのはこういう瞬間なんだよなっと、何とも言えぬ喜びをかみしめながらの、鳥取までの楽しい運転時間。いつも見る風景もまた違った景色に見えるほどの感激でした。

 

 最高の感動とサプライズをありがとう!!

 

 

 


【感謝の10年間】

2020.06.01

 私事を掲載するのは恐縮ですが、この6月1日は少し特別な日でした。

 

 10年前、2010年5月24日昼、妻と愛犬Cooと久しぶりの我が地元鳥取空港に降り立ちました。イメージと違う鳥取の快晴の景色が今でも目に焼き付いています。そしてその1週間後の2010年6月1日、同じように快晴の朝、私の鳥取でのワークライフがスタートしました。

 

 横浜生まれ横浜育ちの妻は、10代後半より海外生活が大半だった為、久しぶりの日本での生活にも不安があり、ましては初めての鳥取生活。不安そうにCooを抱きかかえていた姿が懐かしくもあります。

 

 考えてみれば、確かに私が明日からいきなり知らない例えば東北地方の田舎町で暮らせと言われたら、、、っと思うと不安になるのもしょうがありません。当時友人にも散々言われましたが、せめて東京で日本生活のリハビリしてからならまだしも、いきなり鳥取はかわいそうだと・・・。

 そして愛犬Cooも、つい一週間前までカリフォルニア西海岸の海沿いを走っていたのが、いきなり鳥取。曇天と湿気に驚いたことでしょう(笑)

 

 あれから節目の10年。色々な出来事を回顧しながらの朝。そしてまた同じように鳥取らしくない快晴の中の出社。あの朝との大きな違いは、毎月スタートにおこなわれる月例朝礼も、新型コロナウイルス対策でのリモート方式。あの時と違い、会社メンバーの表情も見ることの出来ない無機質なスタイルが今の現実を思い知らしてくれます。

 

 10年というのは個人の人生においても、企業の歴史に対しても非常に大きな期間です。私だけではなく、当然のことながら全ての方々に人生があり、そしてそれぞれの人生には分岐点が何度もあり、それを自ら選択して進んでいきます。これは企業も同様です。

 

 今でも自分が今まで下してきた選択は、我が企業にとって、我が人生にとって本当に正しかったのかと自問自答することも多々あります。当然答えなんて誰も分からないことも理解をしていても、誰しも日々自問自答してしまうのが人というものです。

 

 それでもその結果としての現在、自分の家族が、自分の会社の仲間が、自分のまわりの全ての方々が幸せであるかどうかは、私にとって非常に大切なバロメーターです。

 

 この10年は本当に色々なことがありました。弊社にとっても大きな変革期でもあり、数えきれないほど沢山の出来事を経験し、それを乗り越え今があります。

 

 今振り返ってみると、真っ先に浮かんでくることは、弊社メンバー全員に迷惑ばかり掛けた10年だったなということ。

 

 企業とは生き物であり、ビジネスとは生き物である。昨日の成功事例はビジネスの世界は通用しないし、新しいことや変革をしなければ、企業は必ず衰退します。いつも発していますが、その上で大事なのはスピードです。アメリカ生活で、その姿をまざまざと見てきた私は、他の日本人によりその部分を大切にしていると同時に、その怖さも理解しているつもりです。

 

 ただその結果、この10年間で弊社メンバーも振り回してきたんだろうなっということは鈍い私でも分かります。静かな鳥取で静かに暮らしたかったメンバーの方が多かったかもしれません。しかし私と出会ってしまったばっかりに・・・っと申し訳ない気持ちは今でも消えません。しかも10年間も。

 

 それでもこんな私に付き合ってきてくれた全てのなかまに、心の底からの感謝をしています。

 

 今年のKGPスローガン「感謝」。

 

 この言葉には、実は「謝る」という漢字が入っています。これが日本語の深いところだと感じます。実は本年度のスローガンを掲げる際、「感謝」という語源の意味を調べてみました。

 

「感」という漢字の意味

  • 心が動き出すさま
  • 外部の者に触れて深く心が動くこと

 

「謝」という漢字の意味

  • 詫びる
  • お礼を伝える

 

 「感」の意味は想像通りですが、「謝」の意味は面白いですよね。「詫びる」と「お礼を伝える」は対照的な言葉であるからです。

 

 「謝」という漢字構成は、【言=口を使って言う】 & 【射=張り詰めた矢を手から放つこと】 であり、【言葉を発することにより緊張を緩めるということ】を意味しているようです。

 

 要するに「感謝」とは、まわりの方々に対して、口が開けられないほどに強く心が動き、それを言葉の矢として放つということ。即ち言葉で相手に伝える事。

 っということは、心の中で相手に感謝の気持ちを持っていたとしても、それを言葉として伝えなければ、「感謝」とは成立しないのかもしれませんね。

 

 私のこの10年間を振り返っての感情は、まさに「感謝」です。

 

 私に人生に出会ってくれた全ての方々に対して感謝です。全ての方々に支えられ、助けてもらい、共に駆け抜けた10年でした。そして同時に沢山迷惑をおかけした方々に対して、謝らないという思いも強く持っています。

 

 この10年間が正しかったかどうか、今はまだ分かりませんが、真っ先に伝えたい言葉はこれですね。

 

 「ありがとう & ごめんなさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「2020年度 川口グループ スローガン」

2020.05.27

 この新型コロナウイルス対策により、2014年以来毎年4月下旬におこなっていました、「2020年度 川口グループ キックオフミーティング」は、開始以来初の延期となりました。

 

 川口グループ行事の中でも、特にに重要な位置づけにしているのがこのキックオフミーティングです。例年であれば、その前年度のレビューとそして今年度のスローガン発表をおこない、各社・各事業部の方針発表とゴール設定、更に各部門表彰者の発表と、その年度のスタートとして私の中で非常に大切にしてきたイベントであります。

 これが5月を迎えた現時点で未開催というのは非常に残念ですが、現在世界的な非常事態であり、グループメンバー全員の健康と安全確保を最優先に考えると、致し方ない判断です。

 

 キックオフミーティング延期の為、「2020年度 KGPスローガン」は、先日社内放送にて下記の通り発表致しました。

 

【2020年度 KGPスローガン: 「感謝」 】

 

 今年は、我々の人生において忘れられない一年になるはずです。今現在への不安、将来への不安、自分だけではなく家族や周りの方々に対しての不安。皆さんは現在、今まで考えなかったようなことに対してまでも、深く考える日々を過ごしていると思います。

 そんな不安の中、働いてくださっているグループメンバー全員、そしてそのご家族、いつも御協力いただいているクライアント様やお客様含めた、全ての方々に対して伝えたい感情。

 

 それは「感謝」という言葉。我々はこの「感謝」の気持ちを今まで以上に強く持ち、前に進まなければならない一年となるでしょう

 

 今まであたり前だと思い過ごしてきた日常こそ、我々にとって奇跡であることを再認識させられたことは、皆さん同様に感じているはずです。私からも、日々ハードワークしてくださっているグループメンバー全員に対しての「感謝」。サポート下さっている皆さんの御家族に対しての「感謝」。そして、この時代に仕事があるという「感謝」。感謝の気持ちは尽きません。

 

 朝、同僚の顔を見て大きな声での挨拶、休憩時間に仲の良い同僚と近い距離での日常会話、仕事が上手くいったときのクライアントとの握手、仕事仲間と向かい合い業務内容を深く話し合う時間。会社で過ごす時間内でも、今はたった4か月前の年始と全く違う環境になっています。皆さんのプライベートは、その何倍も、以前では考えられない程、大変で非現実的な時を過ごしていることでしょう。

 

 今こそ家族に、仲間に、同僚に、普通のことに、あたり前だと思っていた日常に、「感謝」すべきだと感じます。

 

 これから先、我々が生きている間にありえないと思われた程、大きな世界規模の社会的変革期を迎えるはずです。それは歴史的産業革命級の、大きなうねりであると言っても大袈裟ではないはずです。勿論現時点では、これからどういう時代がやってくるかは誰にもわかりません。

 

 ただ間違いないのは、今までの価値観が通用しない、今までの成功事例も何の役に立たない、今までの常識と非常識も逆転する可能性すらある、そんな未知の時代がやってくるということです。

 

 その時代を迎えるとき、個人として、企業として、社会として、どうやって「イノベーション」を興すのか。

 

 「イノベーション」 = 「新機軸 / 革新」

⇒ 社会に影響するほど新たなものを創造し、社会に価値を生み出すこと。

 

 「イノベーション」を興すことこそ、これからのこの未曾有の時代に柔軟に対応し、生き抜く上で、最も大切なキーワードになるでしょう。その為に最も必要なことは、全てに対してそして地域社会に対して「感謝」する気持ちです。即ちそれは、地域社会に我々の価値を生み出すことに繋がると信じています。

 

 全ては「感謝」から始まります。「感謝」から地域社会への価値を生み出しましょう。一人一人の皆さんの力が今こそ必要です。お互いを尊重し合い、そして感謝し合い、グループメンバー全員で一致団結し、必ずやこの闇から光へ向けて突破しましょう。