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【ライブコマース】

2024.08.30

 8月22日~24日に、上海にて開催された 「Pet Fair Asia 2024」 訪問視察してきました。

 

 今回は弊社からは過去最多人数である6人にて参加。私の遅れて合流のスケジュールでしたが、他のメンバーは鳥取オフィス&大阪オフィスからの関西国際空港ルートと、東京オフィスからの羽田空港ルートで、それぞれ上海浦東にて合流。今回が中国初めてのメンバーもいたようで、当然のごとく期待と不安を胸に渡航だったことでしょう。

 

 さてこの 「Pet Fair Asia 2024」、巨大展示会という表現では伝わらない程の規模感で、現代ではアメリカ・ドイツと並んで世界トップレベルまで巨大化しています。これは同時に中国のペットマーケットのスケールアップでもあるということを意味します。

 

 私がこの展示会に初参加したのが忘れもしない2010年。当時はスケールもまだまだ小さかったのは勿論、そもそも会場の雰囲気が全く違います。世界の工場と呼ばれて久しい中国でしたので、海外向けのOEM工場がメイン。当然派手な装飾をする必要性はなく、本当に地味に質素に安いプロダクト感を前面に出している雰囲気でした。

 

 それが今ではメーカー色を前面に出しているため、とにかくド派手。そもそも中国は派手好きプラス、赤色や金色が好きなので展示会場はアメリカやドイツと比べても更に華やかです。

 

 そんな中、今年は例年以上にどこのメーカーブースも当然のようにライブコマースをおこなっていたのが印象的でした。これはZ世代を中心に、デジタルを好む今の中国人を象徴しているような風景で、もはや「魅せる」というマーケティングに関して、本当に日本よりかなり前を進んでいます。

 

 2010年の訪問時は、モノ創りの観点でのみ中国市場を見ていましたが、今では完全にコト創りの観点でも、我々は中国市場から見習わないといけない時代です。そういう意味でも、私自身非常に良い学びと刺激を貰えた上海訪問となりましたが、おそらく他のメンバーは、私以上に貴重な経験が出来たと思います。

 

 不景気といわれている中国市場ですが、それを微塵も感じさせない 「 」 でした。


【大躍進 島根大社高校】

2024.08.22

 オリンピックも閉幕しその興奮も冷めあがらぬ前に、日本では甲子園が開幕。

 

 今年の主役は我らが山陰地方・島根県代表の大社高校であったことに異論は少ないはずです。彼らの躍進は数年前の秋田県代表・金農旋風を思い出させるような快進撃でした。

 

 初戦は今春の選抜高校野球大会で準優勝した報徳学園(兵庫)勝利。そして2回戦はこちらも強豪、創成館(長崎)に延長十回タイブレークの末、スクイズで劇的勝利。

 

 素晴らしいのは、大社高校は県立高校でもあり、ベンチ入りしている選手は基本島根県内出身。鳥取の次に少ない人口県である島根において、地元出身者だけでここまでの快進撃は、ここ数年に甲子園では奇跡に近いレベルでしょう。

 

 ちなみに石飛監督自身も大社野球部のOBであり、選手時代は内野手で、現在は同行で教諭を務めていらっしゃるとのことで、まさに生粋の島根の県立高校。

 

 そして大社高校のレベルアップした一因に、「昭和デー」と呼ぶ練習があるらしい。月に数回、大雨の日に30分ほどグラウンドで泥まみれになりながらノックおこなうらしい。ドロドロになりながら、昭和時代のようにボールへ頭から飛び込み、ミスをしたらまたボールを追いかけるという、まさに昭和であり現代ではありえないような練習方法。

 

 現代の高校野球において、「昭和デー」は時代の流れに逆らっているようにも見えるが、これを選手も歓迎しており、これによって本当に勝ちたいという気持ちが強くなったと語っているらしい。

 

 確かに日本中から集めたいわゆる野球エリート達と戦うためには、普通のことをしていては勝てないということは、監督も選手も分かっているからこその選択肢なのかもしれない。

 

 高校野球とは学生スポーツであり、勝ち負けが全てではない。しかしながら勝たなければ得ることが出来ないモノがあることもまた現実である。昨年の甲子園優勝校の慶応高校とは全く逆の、昭和の泥臭い野球で躍進した大社高校。地方が都会に勝つための真髄が、そこにあるのかもしれないと感じてしまうほどの大躍進であった。

 

 大社高校の選手、監督、そして関係各位の皆様に、心からの尊敬と拍手を送りたいですね。

 地方県立高校による、地元メンバーだけでの大躍進。高校野球とはプロ育成フィールドではなく、高校教育の現場であることを再認識させてくれた大社高校。大あっぱれ!ですね!!


【日本メダル獲得の躍進】

2024.08.08

 数々の感動をもたらせてくれたパリオリンピックが閉幕しました。

 

 自国以外のオリンピックで最大の金メダル獲得ということで、その獲得数はアメリカ、中国に続きなんと世界3位。現在の日本の人口は世界13位なわけですから、その凄さ素晴らしさは言うまでもありません。実際、メダル獲得は下記の通り。

 

【日本獲得メダル数】

金メダル: 20個

銀メダル: 12個

銅メダル: 13個

合計メダル数: 45個

 

 これを見て感じるのは、日本人の勝負強さ。銀メダルより金メダルが8つも多いというのがそれを物語っています。

 

 そして銅メダルは13個。これもまた素晴らしく、例えば柔道のようにトーナメントだと、銅メダルというのは3位決定戦で勝つということ。以前に、とある柔道選手のインタビューであったが、最後に負けて終わる銀メダルより、最後に勝って終わる銅メダルは、メダルの色は落ちるが気持ち的には爽快感に近いものがあると言っていたことを思い出しました。

 

 要するに、日本人の勝負強さが向上しているとみてもいいのかもしれません。もしくは多くの選手のインタビューからあるように、「オリンピックを楽しむ」という気持ちがいい方向に進んでいるのかもしれませんね。これは明らかに30年前以上とは違ってきています。

 

 そもそもメダルの数を分析し論ずることは、ナンセンスかもしれませんね。何よりアスリートの方々が、この世界最高の舞台が、自分の為に素晴らしい経験になっているならば、最高ですよね。

 

 大きな感動を与えて下さった、全てのアスリートに心からの拍手と感謝を届けたいと思います。