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【15年のトキの共有】

2024.06.06

 2024年6月6日は、私の家族にとって特別な一日でした。

 

 丁度15年前の2009年6月6日、我が家に愛犬Cooがやってきました。あれからちょうど15年、ずっと一緒に家族としてトキの共有を過ごしてきました。彼女の正式な誕生日は2009年3月18日ですが、我が家のメンバーになったのは同年6月6日。まだ子供がいなかった我が家にとって、まさに最初の子供のような存在であり、子供のように可愛がってきた特別な存在。

 

 彼女が我が家にやってきたとき、私は前日に35歳になったばかり。今でも鮮明に覚えていますが、彼女を抱っこしながら漠然と 「自分が50歳になったときに一緒にいれたらどんなに幸せかな~」 っと言葉を発していました。前回のBlogにも記載した通り、年々自分が50歳になるのは嫌でしたが、自分のこととは別にCooと一緒に50歳までいれたらなっていう感情は常に忘れていませんでした。それは純粋に彼女と15年間過ごしたいという正直な感情。

 

 3年前、彼女が先天性の不治の病を背負っていることが判明したとき、おそらく3年後は難しいなと覚悟をし、1年前の彼女の症状から、1年後に生きていることはまず不可能だとすら思っていました。しかし奇跡は起き、彼女は全く歩けないし吠える声すら出すことが出来ませんが、今でも必死に生きています。

 

 今では家族全員で愛犬介護です。トイレをするのも、ご飯を食べるのも、水を飲むのも、寝たきりで床擦れ防止の寝返りも、人の温もりを求めて抱っこのサインのときも、家族全員で全力サポートしています。誰も嫌な顔したこともありませんし、彼女に対する愛情と感謝からか、全員が率先して自分のことより彼女の為に行動します。それはまさに無償の家族愛の素晴らしさだと、また彼女に一つ教えてもらいながら生活しています。

 

 最後のトキが確実に近づいていることは、家族全員理解をしています。それでも彼女が旅立つそのトキまで、15年間の感謝と恩返しを届けたいと家族全員が強く思っています。

 

 下の写真は15年前、彼女が我が家にジョインした頃。