社長ブログ

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【西日本豪雨】

2018.07.10

 2018年7月、西日本を中心に豪雨が吹き荒れ、平成に入って最悪の惨事が起きてしまいました。

 

 幸いにも弊社メンバー、その家族に大きな人的災害は起きていないようですが、週末は避難勧告の為、学校などで夜を明かすメンバーもいたようです。

 また山陽方面を中心に、被害の出たお客様や取引様もあるようですし、まだまだ土砂崩れ等、予断を許さぬ状況です。

 

 当グループでは、総務メンバーは迅速に立ち上がり、義援金を募る動きを開始しました。川口グループでは、社員から義援金を募りますが、基本一口500円としております。この会社メンバーから募った500円に対して、会社も同額の500円募り、合計1,000円として義援金一口とします。

 要するに、会社メンバーの方々から100万円募れば、会社自身も同額100万円を支出し、合計200万円として日本赤十字等に義援金とし被災地へ向けて依頼をします。

 

 この方式は欧米企業で一般的な「マッチングシステム」と呼ばれるもので、社員の方にのみ払わせるのではなく、あなたの1,000円は実質2,000円になりますよという理屈です。

 少しだけ余談で、今回私が嬉しかったのは、今回の義援金は私の指示ではなく、総務メンバーが自発的に立ち上がり、「やりましょう!」っと言ってくれたことですね。

 

 日本人的に言うと、被災地へは気持ちがこもっていれば内容どうこうではないという意見も多々ありますが、やはりこういった際に何より大事なのは、気持ちより「もの」や「お金」だと思います。もちろんそれは、今現在我々に出来る最善のことは何なのかを明確にした上です。

 どの時代もこういったことに批判的な意見はありますが、文句を言ってやらないより、やることが一番大事であるというのが私の信念です。

 

 もちろん大切な家族に苦しい思いをさせてまでの義援金を集めるつもりはありません。義援金とは、基本的には嗜好品から捻出してほしいと考えます。例えば、普段コンビニや自販で買うコーヒーやタバコ、飲みに行くのを一軒減らす、お菓子を買うのと少しの間辞める等をし、捻出するのが理想でしょう。

 これが助け合いの精神、儒教の教えに通じるでしょう。

 

 被災者は、普段の穏やかな生活から一瞬で考えられないような事態に巻き込まれています。我々日本人にとって水の怖さは、東日本大震災や鬼怒川決壊で一生忘れられない記憶となっています。そんな中、一瞬で家族や大切な方を失った恐怖と悲しさを思うと胸が締め付けられる思いです。

 

 大半の人々の一番の幸せとは、普段の普通の平穏な暮らしであるでしょう。

 

 まだまだ被災地は大変なときを過ごしています。一日も早く、普段の生活に戻れるよう、心よりお祈りしています。


【W杯に見る世界で勝つということ】

2018.07.03

 益々ヒートアップする、ワールドカップ ロシア大会。しかし本日我らが日本代表は2 – 3でベルギー代表に敗れ去った。

 

 負けたものの試合内容はあまりにも素晴らしいもので、心から拍手を送りたい気持ちと、後15分で史上初のベスト8が見えていただけに、やはり負けた悔しい気持ちとが交錯する、何とも言えない気持ちはほとんどの日本人も同様であろう。

 

 丁度アメリカ出張中で、その時間は移動の為、空港のスポーツバーでその試合を見ていました。元々サッカー不毛の地と呼ばれたアメリカは、今回のワールドカップに出場もしていないので、比較的冷めた印象。しかし昔と違って、全試合TV中継している為、幸運にもホテルやスポーツバーで見ることが出来た。

 2002年日韓開催ワールドカップのときなんて、当時アメリカ在住の私や日本人の友人は、皆で集まってメキシコチャンネルで試合を見たものだ。当然スペイン語だから何がなんだか・・・。

 

 さてさて今日の試合観戦中のスポーツバーで、たまたま隣にいたアメリカ人のおっちゃんがTV見ながら一喜一憂する私に話しかけてきた。

 

アメリカ人 「君、日本人かい?」

私 「そうだよ~」

アメリカ人 「お~!!このバーで日本人はたぶん君だけだね。私も仕事で日本企業や日本人と絡むことが多いから、日本チームを応援してたんだ。勝ちそうだよね。(この時点で2-0・・・)」

私 「どうかなぁ。でも試合が終わらないと、気になって飛行機乗れないよ~(笑)」

アメリカ人 「延長戦になったら、フライトチェンジしないとね(笑)」

 

 こんなやり取りをしながら、一緒に談笑しながら仲良くなりそれぞれドリンク片手にカウンターでTV試合観戦。

 

 彼はアメリカ人には珍しく、サッカー好きらしく結構詳しい。更に日本の予選最終戦ポーランドとの試合のことも記事で読んだらしく、例の残り10分での最終パス回しの論争も良く知っていた。

 

 彼のポイントは2点。

 

① あれがサッカー先進国、例えばヨーロッパの強豪国がやったら、きっとここまで騒がれてなかったんじゃないかな。日本がやったからここまで言われているような気がする。普通に考えればパス回しは当然の戦略。

 

② 日本人はあの戦略に誇りを持つべき。勝つために最善を尽くすのは当然であり、自分の国に作戦と判断に対して自信を持たなければならない。

 

 そこから話が盛り上がったのは、「世界で勝つということ」というテーマ。

 

 彼は世界中を飛び回っているビジネスパーソンでで、話していてかなりシャープな印象。且つインターナショナルビジネスや外国諸国に対し、沢山の経験を持っているようだ。

 

 お互いの結論は、「世界で勝利を掴むためには、内容ではない結果だ」ということ。あくまでもビジネスの世界の話だが、一部外国企業は勝つためなら本当に汚いことを平気で行う。およそ日本人の発想でありえないことが普通に行われる。勝てば正義という図式。

 

 これを日本人は受け入れられない。日本人は結果よりプロセスに重きを置く傾向があるからだ。勝負に勝って試合に負ける、美しく散る等、日本人は敗者に美徳を求める。かっこ悪く勝つくらいなら、美しく死にたい。

 これはまさにサムライスピリットなんであろう。

 

 ビジネスはそうもいかない。特に日本は先進国のどの国より倒産が許されない国であるから。日本ビジネスでは負けは終了を意味し、敗者復活戦は他国のようにない文化。他先進国は、一度倒産してもチャンスはいくらでもまたやってくるし、実際掴める。

 

 ワールドカップも同じであろう。4年に一回。人生において出場一回だけの選手がほとんどだろう。綺麗に負けても敗者復活戦は無い。更に言えば美しく負けたことなんて、数か月もすれば世界中の誰の記憶にもない。

 

 ベルギーとの一戦、結果は敗れ去ったがたぶんこの内容であれば、今日以降国内外から称賛されるだろう。しかしこれもあのポーランド戦で美しく予選敗退していたら、この称賛もなかったわけだ。

 さらに残念ながらこの称賛は、敗れた中での称賛であり、仮にベスト8に進出していた時の称賛に比べたら、っと考えると誰でも分かるだろう。勝ったら、もっと称賛されていただろうことは当然である。

 

 そして前述したアメリカ人がふと言葉を発した。

 

「日本人は誠実だし真面目だし嘘つかないのは大きな長所だけど、その分スピードと決断が遅く、何よりアグレッシブに勝ちにいかない文化を変えなきゃだね。そうすればもっともっと海外進出が加速し、国も発展するだろうね。だって、製品レベルも人材レベルも世界最高だもん!世界中はMade in Japanを求めているわけだからさ。

 

ビジネスとは結局は勝ち負けの結果でしか評価されないわけだから。ワールドカップと同じだよ。勝つことが一番大事さ。」

 

 全くの同意。世界で勝つには、内容や評価にこだわらず結果にこだわること。私が今回のワールドカップで一番影響された部分かもしれない。

 

 あのボール回しがあったから見れた、素晴らしいベスト16ベルギーとの一戦。もちろん負けたことが最高に悔しいが、この素晴らしい試合を見れたすべての人に言いたい。

 

「西野監督とサムライブルーが、全世界からブーイングを浴びた、あの歴史的ボール回しがあったからこそ、日本国民はベルギーとの歴史的ナイスゲームを目撃出来た」

 

 勝たねば次がない。ワールドカップは4年に一度なんだから、批判を気にしていたら世界で結果を出すことは出来ない。

 

 あの世紀のボール回しをした日本代表メンバー、胸を張って帰国してほしい。お疲れ様 & 感動をありがとう!!

2202 2203


【本田という新時代のサムライ】

2018.06.28

 ワールドカップ ロシア大会。やはりというか、まさかというのか、日本代表本田が活躍している。瞬間的にロシアでは車メーカーのホンダを凌駕しているかもしれない程。

 

 今まで彼のような日本人がいただろうかと考えてみると、意外と誰にもダブらない。これまで世界で活躍する日本人スポーツ選手のそれとはまた違う異彩を放っているようだ。

 

 何が違うって、やはり一貫して「ビッグマウス」し続けていることに尽きるだろう。およそ今までの日本人の発想とは根本的に違う。世界で活躍してきた、野球の野茂・イチロー・松井・大谷、サッカーのカズ・中田達とは全く異質だ。上記の彼らは基本ジェントルマン。寡黙に近く、結果を出し続けることで地位を築いてきた。

 敢えて言えば、浪速のジョーことボクサー辰吉丈一郎くらいだろうか。

 

 今まで有言実行をしようとしてきた選手は、ことごとくマスコミに潰されてきたからだろう。

 

 日本人はデカいことをいう人間を基本的に好ましく思わない民族性がある。それよりも、寡黙にミッションをこなし、気が付いたら努力で結果が出ている雰囲気があるとスーパースターになれる、もしくはスーパスターになりやすい。元ジャイアンツのミスター長嶋さんだけが別格だが、彼は国内だけの活躍であったからか、それ以上の人間的魅力があったからか。

 

 そもそも日本人はミスを嫌い、挑戦をしたがらない民族だ。挑戦して、ミスをすると叩く。挑戦したことを称賛するより、ミスをしてしまった現実のみにフォーカスするからだ。

 

 以前、元日本代表FW呂比須・ワグナーが、ストライカー目指す子供への指導法について語ったことを思い出した。状況は決定的場面でシュートを外した子供に対して。

 

「海外ではシュートしたことを褒める。日本ではシュートを外したことを怒る」

 

 これではストライカーは育つわけがない。9回失敗しても1回成功すれば褒めるべきだ。子供はその一回を求めて何度も何度もトライをする。日本では1回成功しても9回失敗したことにフォーカスしてしまう。

 要するに、「挑戦」したことを褒めることが大事で、「挑戦」して失敗した「結果」を攻めるべきではない。

 

 この考え方は、私も海外に出るまで分からなかったが、指導・教育・育成において日本のそれは明らかに異質だ。人を育てるということにおいて、海外が長い本田の考え方も、そういった部分に通じている感はする。

 

 さて、話を戻すとサムライブルーというフレーズが少しずつ定着しつつあり、日本代表をサムライと呼ぶマスコミも増えてきている。そういえば、野球の日本代表サムライジャパンは商標取っているだろうが、まあこの際どちらでもいい。

 侍とはそのそも寡黙で不言実行が代名詞のように感じるだろうが、本田はまさに真逆の有言実行。となると、本田をサムライというのは違和感を感じざる得ない。しかし、やはり本田は日本の侍という誇りの気持ちも込めて、そう呼びたくなるのが日本人であり、今の本田の凄まじさであろう。

 

 その理由はシンプルだ。彼がかっこいいからサムライと呼びたくなる。まさしく今の彼は日本の誇りだ。これが数週間前に、代表落選するかもしれないとまで言われた男の活躍ぶりかという程、今の本田は何かを変えさせる雰囲気すらある。

 

 本田は今大会で、「ジョーカー・本田」「サムライ・本田」と呼ばれている。ちなみにジョーカーとは文字通りジョーク(Joke)を言う人(Joker)が語源だ。となると、本田はジョーカーでもサムライでも当てはまらないのでは?っというのは、言葉のセンスがないと思われるので御愛嬌(笑)。

 

 いずれにしても、世界を感嘆させる日本人はいつの時代もサムライと呼ばれてほしい。現代のそして新しいサムライ像をもつ「サムライ・本田」が、三度(みたび)世界を脅かせてほしいものだ。

 

 本日の運命の一戦はあいにく、フライト移動中。飛行機降りて、ネットニュースを見る手が震えそう・・・。