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【President Trump’s COVID-19 ②】

2020.10.15

 超エンターテイメントであるアメリカ大統領選挙直前での、トランプ大統領の新型コロナウイルス感染。これが今回のトピックだが、彼は1か月前の時点で、バイデンに大きく水をあけられて再選は難しいだろうというのが、大手メディアの統計データと見解。

 

 そしてドナルド・トランプアメリカ大統領の新型コロナウイルス感染。前回記述した通り、世界トップの医療チームが、彼を回復させるという大前提でだが、この選挙最終局面で、状況は大きく変わるということ。

 

 メディアは相変わらず、トランプに対してネガティブキャンペーンの嵐。保守派層や高齢者層が、今回のマスクを疎かにした彼の行動と感染で、彼はさらに大きく支持率を下げたというのが一般的な評価らしい。

 

 本当にそうだろうか?

 

 アメリカ人は、強いリーダーを求める。極論で、これはアメリカ人だけではなく日本人も同じだろう。新型コロナウイルスに打ち勝ったという事実。何故ならば、アメリカ大統領選挙はノンフィクション・エンターテイメントであり、ハリウッド映画のような結末を求めるからだ。

 

 アメリカ大統領選挙は、11月3日。

 

 直前での支持率はバイデンが約10ポイントリードと言われ続けている。もっといえば、今年に入ってからバイデンが大きくリードし続けているらしい。

 

 そしてメディアは連日、トランプ非難のネガティブキャンペーン。そのメディアとは、CNN、NBC、ABCのTV局は勿論、ワシントンポストやニューヨークタイムスといった全国紙で、その翻訳された情報を我々日本人も目にする。

 連日この報道を見ていると、トランプが再選するわけがないと思って当然だ。だがこれがメディア報道の怖いところであることを感じている人がどれほどいるだろうか。要するにメディアの報道が全て真実では無いということ。

 

 ちなみに今回の選挙を言い換えれば、「トランプ vs バイデン」ではない。「トランプ vs アンチ・トランプ」という構図だ。もしくは、「トランプ vs メディア」の最終決戦。

 

 前回4年前選挙も同様であったが、当時もトランプは圧倒的不利と言われていた。しかしアメリカ人には一定数の、隠れトランプファンがいる。トランプ支持と言うと、無教養だとみられるからという理由も含めて、アメリカ人は我々日本人の想像以上に他人の目を気にする人が多い。

 

 更に言えば、自国最優先をするという彼の発言を頼もしく思うのは、その国民として当然である。「America First」、当たり前のことだ。自国のリーダーがこれを考えるのは当然であるし、日本の総理大臣が「日本より他国優先主義」っといえば、日本国民としてどう思うかということだ。「America First」という発言は、トランプ大統領だから批判されただけのことであり、本来は超正論であることは明白である。

 

 4年前のように大どんでん返しが起きる可能性は、メディアが騒いでいるよりずっと高い可能性を残していることを理解した上で、このノンフィクション・エンターテイメント鑑賞という角度で見ると、エキサイト出来るはずだ。新型コロナウイルスに打ち勝った、強き大統領が復活したというストーリー。

 

 そしてこのストーリーの結果は、、、メディアが騒いでいるように、圧倒的に差が開いてバイデンが当選するという結末にならないことだけは明白であろうと私は思っている。何故ならアメリカ人は、この4年に一度のエンターテイメントを楽しみにしているからだ。

 

 いずれにしても、キーはスイングステート、ずばりフロリダ州、ペンシルバニア州であろう。


【President Trump’s COVID-19 ①】

2020.10.15

 ドナルド・トランプ アメリカ大統領が、新型コロナウイルスに感染した。間違いなく、ここ最近の世界中のどのニュースより、早く強い衝撃で世界中を駆け巡った。アメリカのリーダーの衝撃の感染。一日でも早くの回復をお祈りします。

 

 このニュース、驚きと同時に我々日本人の感覚からすると、マスクを付けない彼のスタイルを見ていて、「やっぱり感染したか」っということも正直否めない方も多いでしょう。

 

 そもそもアメリカだけではなく、欧米人たちはマスクを嫌う。顔を覆うということが、アイデンティティ的に受け入れられない方が多いからであり、マスクをすることは新型コロナウイルスに屈指してしまっていると考える方が、実は一定数以上いるようだ。当然、我々日本人には全く理解出来ないが、これは各々の価値観の問題なので、理解しようと思う方が無理というもの。頭をペコペコ下げる日本人の行為を、欧米人が全く理解出来ないのと、逆パターンの不思議な価値観としては近いかもしれない。

 

 さて話をトランプ大統領に戻そう。当然の如く、世界最高峰の医療チームを抱えるアメリカ大統領が、高齢と言えど新型コロナウイルスに屈するわけがない、必ず回復するだろうという前提での話での内容。

 

 それは、この一件が直前に控えたアメリカ大統領選挙の行方を左右するかもしれないということ。

 

 そもそも一国の主を決める国民投票制度が無い、日本人にはこれまた理解しにくいことであるが、アメリカ大統領選挙というのは一種のエンターテイメントである。4年に一回のこの選挙に、毎度約2年間が費やされる長丁場の選挙レース。不謹慎な表現かもしれないが、確かにシステム的にエンタメとしての完成度は高い。

 

 単純な比較で言えばですが、実はアメリカ国民は我々日本人が考えている以上に、オリンピックに興味がない。放映権等で東京オリンピックも夏開催時期・秋開催時期でもめていたが、実際はそこまでオリンピック自体に熱狂していないし、私自身の経験上、アメリカ人とオリンピックの話題で盛り上がったことは、他の4大スポーツに比べて圧倒的に少ない。

 

 何故この4年に一回の世界スポーツ最大の祭典が盛り上がらないのか??

 

 誰しも不思議に思うことだが、その理由の一つが、このアメリカ大統領選挙。そう、夏季オリンピックイヤーとアメリカ大統領選挙は同じ年におこなわれる。よって秋にオリンピック開催すると、尚更視聴率が取れないし、国民の関心事項が選挙に持っていかれるという側面がある。

 

 何故か??

 

 上述したとおり、アメリカ大統領選挙はエンターテイメントとしての完成度が高く、オリンピックより盛り上がるからだ。更に言えば、ノンフィクション。先日の、トランプ vs バイデンの討論会。御存じの通り、子供のケンカレベル・・・。見ていて恥ずかしくなる内容であったが、あれはあれでエンターテイメントとしては面白い。日本のトップがあんな子供のケンカしたら、学識有る日本人は目を覆うだろうが、YouTubeで流せば色々な意味で盛り上がることは間違いないと考えればわかりやすいでしょう。

 

 ノンフィクションのレースとして、アメリカ大統領選挙はそれほど素晴らしいエンターテイメントコンテンツということ。話が長くなったので、また続きは次回・・・。


【ファッションに興味のない世界的経営者達】

2020.09.30

 先日このブログにも記載した通り、川口グループ一部事業部オフィスにてカジュアルデーを設けました。内容は前回のブログ掲載内容をご覧になっていただければですが、その直後に、偶然タイムリーな記事が私の目にとまりました。

 

 その内容とは、「ファッションに興味のない世界的経営者達が、若い方々と中心に増え続けているということ」

 私的に意味が「???」っと感じましたが、私以外にも同様の感覚を持たれた方は多いと思います。一般的に世界的な経営者とは、同時に富裕層であるということ。富裕層とは、高級ブランド品や豪華な洋服や貴金属で着飾っているイメージ。これらを私含めて大半の方々が持っているからでしょう。

 

 しかしこのトピックの現実はその真逆だということ。特に、若手経営者や若い富裕層ほどその傾向が強いようです。

 

 その記事によると、まず一つの理由は 「他人からどう思われるかということをあまり気にしない」 っということらしいです。我々世代のように、カッコつけたいという感覚が希薄なようで、その理由は自分に自信を持っているから、見栄を張るという必要性がないかららしいですね。

 

 更に彼らは全てにおいて質素にとかコストカットという意識ではなく、使うべきところにはガツンとお金を使い、それ以外では無駄を省くという強弱の有る考え方が浸透している。よって彼らは、大切な場面やSNS上では高級スーツに身を包み、普段はカジュアルなファストファッションというような具合。

 

 そして面白いのが、Fecebook マーク・ザッカーバーグCEO。彼は以前から毎日同じシャツを着ていることが有名ですが、先日Facebook上の公開Q&Aにて、「どうしてあなたは毎日同じTシャツなのか?」という質問が来た際のエピソード。

 

「僕は社会への貢献に関係しない決断はできるだけしないようにしている。これは多くの心理学的な理論に基づいていることで、何を食べるか、何を着るかなどのたとえ小さな決断でも、繰り返し行っているとエネルギーを消費してしまうんだ。

 

日々の生活の小さな物事にエネルギーを注いでしまうと、僕は自分の仕事をしていないように感じてしまう。最高のサービスを提供して、10億人以上もの人々を繋げることこそ、僕のすべきことなんだ。ちょっとおかしく聞こえるかもしれないけど、それがぼくの理由だよ」

 

 ちょっとした目眩を覚えるほど、インパクトある彼の回答でした。要するに、彼が言いたいことは、「決断の数を減らす、消費エネルギーを減らす」ということ。彼クラスになると毎日毎日とんでもない数の決断をしている。そこに集中するために、それ以外に一つでも決断することを減らさなければならないという発想。

 

 そうやって自分の生活を、シンプルライフにするということによって、本当に重要な仕事に集中できる。更には自分の目的の達成や幸福に貢献できるのだという。

 

 他人からどう思われるのかを、必要以上に気にしないようにして、自分を持ち続ける。そして決断すべきことを日常から減らし、本当に大切なことにフォーカスする。

 

 自分の今後にとって、少しだけヒントになる喜びと、世界のトップの凄まじさをまざまざと見せつけられた、マーク・ザッカーバーグのコメントでした。

 

 これもまた、「考え方のイノベーション」 。これくらい独創的な発想がないと、新しい発明はうまれないというべきなのか。普通に考えて、普通に生活して、普通にビジネスをしていては、新しい時代を切り開けないということですね。