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【話題のメキシコ国境より】

2017.01.27

 ここ数日、アメリカ大統領とメキシコ大統領のツイッター応戦等で、現在世界で一番話題となっている壁付近にいます。

 

 アメリカでも日本でもメディアのトランプ大統領バッシングは凄まじいものですね。まあ、彼自身あそこまでメディア批判を重ねてきたので、ここにきて大手メディアも一斉に総攻撃という様相です。

 

 ただしいつも言いますが、本当にメディアの言い分が全て正しいのかどうかを正確に判断しないと、特にビジネスは大きな失敗を起こします。実際、ここアメリカ・メキシコ国境の壁ではいつもと大きな変化を感じませんし、特に混乱もありません。

 

 このブログでも何度も話してますが全ては表裏一体ということです。まさに表があれば裏があり、陽があれば陰があり。プラスがあればマイナスがある。要するにメディアはトランプ大統領を徹底的に批判をしていますが、実際彼はアメリカ大統領選挙でアメリカ国民から誰よりも支持を受けたから当選したわけです。これが現代の民主主義です。

 

 彼は壁を作ると言っていますが、全てのメキシコ人を締め出すとは言ってません。不法移民を締め出すということです。それをメディアが巧みに捻じ曲げるから大衆にとってネガティブに伝わるだけで、本来不法移民を締め出すことがそんなに悪いことでしょうか?っと思うのは私だけではないはずです。もちろんアメリカという国は不法移民でもアメリカ国内で出産すれば、親は不法移民でもその生まれた子供はアメリカ人国籍を得るというルールの国であるわけですが。

 

 日本人は今回のトランプ大統領の発表をメディアも含め徹底的に叩いてます。一般アンケートも80%以上が支持しないと。シリア人を含めた難民を拒否という発表をまさに非人道的だというように報じ、それに乗っかる日本人・・・。

 

 おいおい、正気ですか?と率直に思います。日本国というのは、2014年に11人、2015年に27人しか外国人難民を受け入れていない国なんです。たったのです。そんな日本人がアメリカのことをとやかく言える立場かと。アメリカは移民の国なんだからそんなことをするのはダメだという評論家の人たちを見ていると、過去を辿れば日本だって本来移民の国だしそもそも鎖国主義がいまだに残る日本がそんなことを言えるのかと。ちょっと前まで二重国籍の某国会議員を徹底的に叩いてたはずなのに・・・。ちなみに多重国籍なんてものは諸外国からしたらそこまで問題にするだろうか・・・。

 

 話が脱線しましたが、今回話をしたかったのはトランプ大統領は生粋のビジネスパーソンだということです。だからこのスピードでガンガン進める。そしてアメリカ人ビジネススタイルと典型的なポイント、相手に先制パンチを与えてその後狙いの落としどころに落ち着かせる。彼は政治家ではなく、ビジネスパーソンなのですから。ちなみに近年アメリカではビジネスマンという表現は男性のみという連想からあまり使わない傾向ですので、敢えてここではビジネスパーソンという単語を使います。

 

 今回の大統領選挙はアメリカ人が新しいものを求めた結果、トランプ大統領がうまれたわけです。そして彼は有言実行で新しいことを挑戦し続けています。我々ビジネスをする人間にとっても非常に大切なことは前に進んでいくことです。文句を言うのは簡単ですが、ビジネスは前に進まない限り衰退していく。彼の思想がすべて正しいとは思いませんし、クエスチョンに感じる部分も多々あります。っが、あのスピード感は他を圧倒しますし、あれこそが彼がニューヨークという世界で一番ビジネスの厳しい街で成功した大きな武器なんでしょう。

 

 彼がアメリカ大統領である限り、世界の流れはますますスピードアップが進むでしょう。鳥取にいようがどこにいようがそのスピードについていかないといけません。そしてそのスピード感はあらゆるところで、良い面でも悪い面でも問題を起こすでしょう。そこに必ずビジネスチャンスが生まれます。変化とは我々田舎の中小企業にですら大きなビジネスチャンスの機会を与えるはずです。

 

 攻め続けていればこの2017年は大きなチャンスが生まれるということです。それをしっかり掴む為に一番大切なのは「スピード」です。中小企業は大企業に絶対に真似の出来ない「スピード」という武器があります。ビジネスパーソンにとっては非常に面白い2017年になりそうですね。