【生き方とは】
2017.06.29先日フリーアナウンサーの小林麻央さんがお亡くなりになりました。
彼女がTV等で活躍された2000年代、丁度私は日本にいなかったですし、ここ近年TVをあまりというかほとんど見ないので、正直彼女のことを詳しく知りませんでした。漠然と上品で綺麗なアナウンサーなんだなってことくらいですかね。
しかしそんな私でもこの2年ほどの、彼女を取り巻く病状等はネットなんかを拝見してました。実際彼女のブログは見たことはありませんでしたが、彼女が壮絶に病魔と闘っていることは知ってました。
お亡くなりになられたことは、海外出張中でしたのでこれもネットニュースで知りましたが、まだ34歳だったんですね・・・。当然現代の情報ネット社会では、著名人、有名人がお亡くなりになられるニュースは連日のように速報されますが、今回はその中でも少し衝撃度が高かったですね。
病状が発覚して連日メディアが家に押し寄せる中で、最初は静かにしてほしいと訴えながら、報道が過熱すると逆転の発想でというか、自らブログという形で外部へ発信。Stage4と発表しながら、その「生きる」という姿勢は多くの人に「生きる」とはどういうことかという意味を考えさせる機会を与えたのでしょう。
10数年前のHollywood映画「LAST SAMURAI」で、渡辺謙さん演じたSAMURAIが討ち死にした後に、明治天皇が渡辺謙さんの仲間であるトム・クルーズに向かって投げかけた言葉と、トム・クルーズがその返事をした言葉を思い出しました。
明治天皇 「Tell me how he died(彼がどう討ち死にしたか教えてくれ)」
トム・クルーズ 「I will tell you how he lived(彼がどのように死んだのではなく、彼がどのように生きたかを伝えましょう)」
どのように生きたのか。簡単な言葉ですが、深すぎるほど深い哲学ですね。
これだけ美しく「生きる」ことの出来た小林麻央さんを心から尊敬しますし、私もいつかそんな人間に成長したいと心から思います。「生き方」とは、究極の人生哲学なんでしょう。訃報を聞いてここまで考えさせられることは、本当に稀でしょうし、これは私だけではなく日本社会にとっても少なからずたくさんの方々に影響を与えた出来事だったはずです。
しかし正直彼女のお子さんのことを考えると、ネットニュースを見るたびに心が痛みます・・・。
心からお悔やみ申し上げます。