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【偉大なる先人の訃報】

2017.08.06

 真夏の盛り8月5日(土)夜、リバードコーポレーション㈱の前身である、㈱川口義治商店を創成期から支え続けた、中川浩氏が享年74歳で他界されました。

 

 実は1年半ほど前から肺癌であるということは聞いており、昨年ご自宅にはお見舞いには伺っていましたが、つい先日再入院されていると一報が。すぐさま先月7月20日に米子営業所会議の後病院に伺い、一時間ほどお逢い出来た矢先の訃報でした。

 

 お亡くなりになられた5日土曜日は台風5号日本列島直撃直前ということで、我々関係者は収穫を控える鳥取県名産品二十世紀梨への影響を不安視する最中でした。そして気温もまさにうだる様な暑さを迎えたそんな週末土曜日。

 

 その日私は久しぶりに週末を鳥取で過ごしており、朝所用で出かける為自宅の駐車場に停めている車に乗ることに。すると車の横に動かないセミが一匹。私の運転席のドアを開ける音で、そのセミが飛び起きるようにジージー鳴きながら動き出したのです。死んでいるかと思っていたので私は少し驚きながらも、特に気にもかけず車を運転して出かけました。

 ただ一瞬感じたのは、我が家の周りは木が少ないためか夏もあまりセミを見かけないので、珍しいというかなんだか不思議だなという思いが少しよぎりましたが。

 

 そんな中その翌日日曜日の昼前に、中川氏がお亡くなりになられたとの一報が入りました。

 

 中川氏は当グループ現会長の小学生からの同級生で、大学卒業後、川口義治商店に就職し、その後米子支店を立ち上げ初代支店長となり、70歳直前まで約半世紀に渡り弊社を支えてくださったまさに川口グループにとっての歴史そのものというべき方でした。

 そして鳥取名産品である二十世紀梨と共に20世紀の我々を支えてくださった最大の功労者でした。鳥取県東部のみで商いをしていた当時の川口義治商店を二十世紀梨の資材と共に西へ西へと奔走し、まさに弊社と鳥取県の梨の発展に尽力くださった偉大なる先人でした。

 

 こんにち当グループ企業それぞれビジネスを行うことが出来ているという事実は、紛れもなく中川氏の当時の流していただいた汗と努力の結晶が今の礎となっており、感謝の言葉以外見つかりません。企業というのは必ず偉大なる先人の方々の努力により継承され続けるものです。企業の歴史とは歴史の積み重ねでもあるということです。

 

 先月のお見舞いに伺った際に、「もうすぐ盆だし県外で暮らしてる娘さん家族が帰ってくれば、お孫さんにも逢えますね。それまで頑張らんと。」っと私が声をかけると、「逢いたいけど、それまでもたんかわからんなぁ。」っとポツリ・・・。

 

 あと一週間、無情にもその願いは叶わず。

 

 私が訃報を聞いた6日(日)自宅にて車に乗る際に、昨日見たセミは完全に力尽きていました。我が家の庭には私が去年植えた梨の木が一本あり、何か見えないものを感じた私は、庭の梨の木の根元にそのセミをそっと埋葬しました。

 

 安らかにお眠りください、そして天より我々を見守りください。