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【負の世界遺産とThe Holocaust】

2018.05.13

 リトアニア・クラクフから、ポーランド・ワルシャワ経由でバスを乗継、約15時間揺られながら、ポーランド・カウナスへ移動。この地へ来た目的は、あの負の世界遺産と言われる「アウシュヴィッツとビルケナウ強制収容所」へ訪れる為。

 

 日曜日ということもあるのか道も結構混んでいましたが、カウナスの街から2時間ほどでアウシュビッツへ到着。個人だと入場自体が困難のようで、急遽英語ガイド付きのツアー参加。ちなみに日本語ガイドツアーは3倍の価格・とのこと・・。

 

 実は今回週末を利用して東欧方面へ足を延ばした目的は、杉原千畝氏ゆかりの地訪問と、このアウシュビッツ訪問。

 

 私の人生で絶対に一度は訪れたいというより、訪れるべきだという思いがありました。本で読むのではなく、映画で見るのではなく、自分の肉眼でどうしても見たい。ただその思いだけで。

 

 アウシュヴィッツとビルケナウの2か所訪問のトータル4時間ほど。もちろん予備知識があったので、大概知っていることばかりでしたが、やはり自分の目で見、自分で直接感じるのではここまで違うのかということを痛感。

 

 諸説あるものの、この地で100万人とも150万人ともそれ以上ともいわれる無差別殺戮の数々。たったの数年間ほどで・・・。

 囚人女性の髪の毛で作られた布製品、老人の眼鏡や入歯、ハンディキャッパーの義足や車椅子。無差別殺戮の上に、使えるのは全て利用。子供や死体を使った、人体実験映像・・・。

 

 アウシュヴィッツやビルケナウがというより、「The Holocaust(ホロコースト)」がいかに恐ろしいかということを目の当たりにして、ただただ茫然自失となり、言葉も出ない。

 

 「負の世界遺産」という言葉だけでは表現出来ない大量殺戮が、70数年前にこの地で起きたという現実。。。たったの70年前。

 

 「The Holocaust」自分の肉眼で見て、現実を受け入れると、人類の犯した罪にただただ心が震えた。人は一体何のために生まれてくるんであろうか。虫けら以下の扱いの殺戮現場を見て、生きていることに対する感謝と、更に前向きに生きていく義務を感じずにはいられなかった。

 

 やはり生きていること生かされていることが全ての一歩であり、その全てが感謝である。

 

 週末使って訪れて本当に良かった。忘れられないのではなく、自分が生きている限り、絶対に忘れてはいけない訪問記であったことだけは間違いない。

 

 自分達は幸せだ。

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