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【さらば 空飛ぶ馬】

2019.07.30

 7月30日早朝、日本近代競馬の結晶と呼ばれた名馬、ディープインパクトが17歳の若さで急死した。

 

 このディープインパクトという馬は、2000年代中盤に史上最強馬とも日本近代競馬の結晶ともよばれた、まさに完全無欠の競走馬であった。

 

 日本の歴史的アイドルホースといえば、往年のハイセイコー、オグリキャップ、トウカイテイオーがあがってくるはずだが、ハイセイコーやオグリは地方からきた三流血統が一流エリートをなぎ倒す物語が人気を博し、またオグリやテイオーは挫折を繰り返しながらも復活する姿に人々は心を奪われた。

 要するに日本人は競馬に自分を重ね合わせ、応援するという要素が強くある。

 

 しかしこのディープインパクトは超一流血統に、超一流厩舎とトレーナー、そして全盛期の武豊を背に走る、まさにエリート中のエリート。古くは「巨人・大鵬・卵焼き」のような存在なのに、絶大な人気を持っていた。

 

 1.1倍オッズのデビュー戦から話題性十分。あの百戦錬磨の武豊をもってして「飛ぶような走り」と表現したことから、誰しも三冠を確信し、事実圧倒的な強さで無敗の三冠達成。

 日本中の競馬ファン全てが、現時点で世界No.1ホースを確信し、日本競馬界究極の悲願である、世界最高峰であるフランス凱旋門賞制覇を現実としてくれるスーパーホースが現れたと狂喜乱舞した。

 

 その凱旋門賞は、消化不良の結果となるが、帰国後JCを挟んでの、ラストラン有馬記念。第三コーナーからとんでもないまくりを見せ、最後の直線で三宅アナの

 

「間違いなく飛んだ!間違いなく飛んだ!ディープインパクト、どうだ、最後の衝撃だ!」

 

 名実況が印象的である。後日彼は、見えないはずの翼が見えたと回顧している。

 

 競馬はブラッドスポーツであると言われる。ディープ亡き後も、後継種牡馬が豊富であり、その血は脈々と日本競馬界に受け継がれるであろう。しかしあれほど世界を感じさせてくれるほどの名馬が現れるのかと思う程、確実に世界の頂を見せてもらった名馬。

 

 あのJRAが凱旋門賞に挑むディープの為に作った当時のCMに感動したことをふっと思い出し、YouTubeで探してみた。あった!見つけた!!
 13年前だが、やはり当時のワクワクとした興奮がよみがえる。私だけではなく、日本中の競馬ファンが、JRAまでが世界を獲れる最大かつ最高のチャンスと思ったのであろうCM。


 「世界のディープを見逃すな!!」

 私の人生最高のCM作品の一つである。何度見てもたまらない。感動と興奮をありがとう、ディープ!さらば 空飛ぶ馬!!

 

 合掌。