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【RIVERD MEXICO Plant 山田さん帰任】

2019.12.29

 2019年12月をもちまして、RIVERD MEXICO Plant山田副社長が3年半の北米駐在という任務を終え、無事帰任致しました。

 

 文字通りRIVERD MEXICO工場は、まさに彼の獅子奮迅の活躍ぶりにて、立派に立ち上がりました。

 

 2016年9月、彼は私と共にメキシコの地に降り立ち、工場立ち上げという一大プロジェクトスタートを迎えます。今でも忘れることが出来ない初日。朝から夜まで工場予定地の事務所で打ち合わせ。その工場予定地は、当然何も設備もなくがらんとした空っぽ工場。

 

 そこで打ち合わせがなかなか進まず、やっと終わった頃には夜を迎え、色々ありホテルも直前まで取れず。やっと見つけたのがボロモーテル。ツインルームに二人で相部屋宿泊し、近所で買ってきたタコスとビールで乾杯。今も忘れられない暗く汚い部屋に二人で、壁に向かってデスクの上で食べたディナーが最初の夜。

 

 シャワーは最初しか湯は出ず、スタッフに今すぐ修理するとだまされ続けて、結局チェックアウトまで水シャワーであったボロモーテルも今ではいい思い出。メキシコの洗礼を浴びた初日夜でした。

 

 今でも彼は私に話してくれますが、実はあの日の夜が不安の極限だったということのようです。それ程、翌日からの立ち上げが不安でいっぱいだったよう。

 

 私はというと、彼のことだからきっと何とかしてくれるだろうという、全幅の信頼があったので、まあ気楽に考えていましたが・・・(笑)

 

 そもそも彼は外国が大嫌い。一言でいうと日本ラブ・鳥取ラブ。そんな彼が立ち上がったのは、会社のそして会社の次世代のメンバーの為。当時、彼が私に誓ってくれた言葉を一生忘れることが出来ません。

 

 「心の底から行きたくないけど、皆の為に自分の出来る限りのことはやらせてもらいます」

 

 現リバードプロダクション会議室にて、誓いの言葉から本格スタートした、このメキシコ工場プロジェクト。あれからあっという間の3年と半年で、彼は立派に最高の結果を出してくれました。

 

 私の経営哲学の一つに、仕事とは本人が希望することをやって欲しい、やるべきという理念があります。嫌な仕事を必要以上我慢するということは、本人の精神衛生上は勿論、そのパフォーマンスを考えても、誰も幸せな結果にならないことが多いだろうというのが私の哲学です。

 

 その中で、山田さんには無理を言い続けた3年半であり、私にとっても非常に心苦しい3年半でした。彼は自分の気持ちを押し殺して、グループメンバーの為、会社の為に異国で過ごしてくれたことは、私の人生の中でも一生忘れられない大きな出来事であり、深い感謝しかありません。

 

 2019年最後のブログとなりますが、この場を借りて山田さんに心からの感謝の気持ちを申し上げたく思います。本当にありがとうございました!!

 

Realmente aprecio todo lo que has hecho por nosotros durante los últimos tres años y medio. Mi vida debe ser tan afortunada de haberte conocido. Eres mi héroe.

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