CEO blog   |  【2020年 年頭あいさつ】

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【2020年 年頭あいさつ】

2020.01.02

 川口グループメンバー各位、並びに関係各位の皆さま、新年あけましておめでとうございます。

本年も、皆様と共にこの新年を迎えることが出来ますこと、心より感謝を申し上げます。

 

【2019年を振り返って】

 

 2019年「令和」という新しい時代を迎えました。ほとんどの日本人がこの新元号を、素直に心から迎え入れたという印象でしたが、これは「和」という言葉に日本人としての誇りを持っているからではないかと、私は感じています。この令和という時代が、和を重んじ、皆様にとって平和で幸せな時が過ごせることを、心から祈念致します。

 

 そして日本にとって最も明るいニュースは、やはりラグビーW杯日本代表大躍進だったのではないでしょうか。屈強な選手たちの仲間の為にという献身的なプレーぶりは見る者の心を揺さぶり、その選手たちのノーサイド後の紳士的な姿は、我々の心を鷲掴みにするほど魅力的でした。

 「ONE TEAM」というスローガンは、全てに日本人にとって「和」の心とリンクさせ、自分たちに重ね合わせ、心からの喜びを分かち合える強いメッセージを届けてくれました。

 

 同時に辛く悲しい自然災害が多発し、例年以上に自然の驚異を思い知らされた一年でした。特に台風15号19号は、東日本を中心にまさに未曾有の被害をもたらし、日本人として自然災害とどう向き合って生活していくべきかを考えさせられた一年であったように思います。

 

 それでは我々川口グループ2019年を振り返りましょう。

 

 2019年4月1日、2018年より我々が進めてきた「とっておきいちごプロジェクト」をメイン業務とする、農業法人 リバードフィールド㈱<RFD>を立ち上げました。

 

 そして2019年10月1日、川口グループにおいて最も長い歴史を持つリバードコーポレーション㈱は、旧川口義治商店から数えて71年目の昨年、リバードペット㈱と合併し、新生:リバードコーポレーション㈱とし大きく生まれ変わりました。

 これに伴い、旧:リバードコーポレーション㈱の流れを組むリージョナル事業部(RRE)と、旧:リバードペット㈱の流れを組む、ペットライフ事業部(RPL)の二大事業部制を持つ、川口グループ 総合販売会社として再スタートをきりました。

 

 これにより、現在の川口グループ国内企業は下記の編成となります。

  • リバードコーポレーション㈱ = リージョナル事業部(RRE)& ペットライフ事業部(RPL)= 販売会社
  • リバードプロダクション㈱ = バッテリー事業部(KBC)& とっとり匠の杜工房(TTK) = 製造会社
  • リバードフィールド㈱ = 農業生産法人(RFD)

 

<RCO/RRE> 2019年は鳥取県特産の梨、スイカ、ブロッコリー、ネギ等が天候に恵まれたこともあり、例年以上に軒並み豊作。よってRCO主力商品である農業資材関係は堅調に推移。企業向けの一般包材販売も好景気を背景に好調。

 

<RCO/RPL> 2018年に続き、TTK充填機NB製品の販売好調。PB販売も大手企業とのタイアップが続き大幅増。更には協力会社からの仕入れNB製品も充填機製品とのブランディング効果があり、好調に推移。

 

<RPR/KBC> 売上前年比はDownしているが、利益改善は徐々に実を結びつつある。夏前から生産に追われる日々が続きましたが、各メンバーの尽力により製造効率改善効果も良い傾向に進んでいる。

 

<RPR/TTK> 充填機製品の販売好調の為、売上前年対比大幅UP。工場創設時よりおこなってきたジャーキー製造を、11月より協力会社に移管。より充填機製造に特化した工場運営を推し進めるが、問題はキャパと人員確保。

 

<RUS/RMX> 2019年12月をもって、工場稼働より3年半駐在した山田さん帰任。1月より永田さん、田中茂さんを中心とした新体制で再スタート。

 

 KGP各会社・各事業部ともこの数年やってきたことが確実に実を結びつつあると強く実感しています。全体的に、例年以上に忙しい一年でありましたが、それを皆一丸となり乗り切れましたこと、皆さんに心より感謝申し上げます。

 

【2020年の方向性 / KGP全員営業】

 

<RCO/RRE> 前年同様、農業分野への販売強化が中心となります。立ち上げた農業法人リバードフィールド㈱と連携しあいながら、「儲かる地域農業」を実現させるべく、生産者の方々に寄り添うことが究極の目標となるでしょう。ジュートロープ・アイデアトレー等を駆使しながら、地域社会(リージョナル)に貢献する事業部となることを目指します。

 

<RCO/RPL> 営業する=売るということ。これを実現する為に、前年以上にマーケティング・ブランディングを強化することが必須となります。川口グループの中で最も「唯一無二」製品を持つRPLだからこそ、付加価値の創りあげるチームとなることは絶対条件です。また、効率化をより推進するために、IT管理の強化も必須となるでしょう。

 

<RPR/KBC> 川口グループ最大の大所帯となるKBCにて、現在最も必要とされているのはリーダー育成。トップ・管理職は勿論、現場に寄り添うことが出来る人財育成。上昇意欲の有り、チームを引っ張る新たな人財が、どんどん出てきてくれることを切に願います。メキシコより帰任した、KBC前工場長山田さんからの新しい風にも期待です。

 

<RRP/TTK> 2020年7月、いよいよ新工場稼働です。確実に国際認証であるFSSC22000年内取得は必須条件。そして現TTKの約3倍のキャパシティを持つ、この新工場を最大限活用する為のキーポイントは、「R & D(製品開発)」でしょう。唯一無二のイノベーションを起こせるかどうか勝負の年となります。

 

<RUS/RMX> 新組織となり、新しい化学反応を期待。また新たな製造プロジェクトがスタートすることが求められる一年になりそうです。更にはTTK新工場がFSSC22000取得出来た暁には、RPL充填機製品の北米輸出が可能になり、日本TTK製造商品を輸入販売スタートとなれば、新しい大きな世界が広がるでしょう。

 

 上記川口グループ各企業の展望を見て分かるとおり、引き続き我々の2020年はミスを恐れず前進し続けます。

 

 川口グループは、本年7月に新社屋・新工場を鳥取市賀露にてスタートさせます。これは本社機能の集約及び効率化、そして弊社最大の財産と誇りである、グループメンバーの労働環境と業務生産性の向上を主目的とした投資となります。また工場としては国内業界二例目である、FSSC22000国際認証取得を実現する為でもあります。

 更にニュープロジェクトとして、鳥取県育成品種である「ベリーバード/とっておき苺」のいちご観光農園を、同じく賀露の地にてこの春先にスタートさせます。

 

 「実行力」

 

 グループメンバーとその家族、そしてこの鳥取地域社会の発展の為、ミスをしても前に進み続け、必ずや有言実行する力。これこそが川口グループにとって2020年の最重要ワードとなります。

 

 2020東京オリンピック・パラリンピックにより、日本列島が熱くなり湧き上がる一年になるでしょうが、我々川口グループもそれに負けないよう、皆さんと一丸となり熱く盛り上がる一年をしていきましょう。

 

 本年の変わりませずご愛顧賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。