【上を向いて歩こう!】
2020.04.22先日NHKニュース見ていると、歌で希望をと、「上を向いて歩こう」をうたうプロジェクト動画をインターネット上で公開しているという内容があった。演出家の宮本亜門さんが呼びかけ、企画したプロジェクトで、600人以上の方々が参加しているとのこと。
動画では、医療従事者は勿論、スーパー店員やバスドライバー、自衛隊の方々、鉄道の手すりを消毒する方々まで、社会の為に頑張る方々を中心に、それぞれ合唱している様子が流れていました。
YouTubeで公開されていると思いますので、一度でも観た方は分かると思いますが、心に強く響き、ぐっと強く込み上げてくる内容です。
NHKニュースでこの映像が流れて、スタジオに戻り有馬キャスターが、「泣けちゃいましたね」とコメント。続けて何かを語ろうとすると、言葉を詰まらせてしばし無言・・・。放送事故かと思ったが、彼の言葉が途切れ途切れとなり、更に言葉がかすれる・・・。そして声を震わせている。
NHKでこういったことは極めて稀であろう。
私も少し感情が高ぶりながら、彼を見ていて感じたことがある。この数か月、毎日毎日この暗く先の見えないニュースを語り続けている彼の仕事。他局のキャスターが感染したように、医療従事者だけではなく、彼らもまたリスクも有りながら、日本国民の為に日々の真実を伝え続けている。精神的に、我々には理解出来ない程、辛く苦しい仕事であり、逃げるわけにはいかない彼らのプレッシャーは想像を絶するのかもしれない。色々な感情の中でのあの動画により、少しだけ心の中身がこぼれたのだろうか。
通常以上にニュースに張り付く毎日で、それすら日常になりつつあるが、我々国民に伝えるという仕事を真摯にこなす彼らに対しても、感謝の気持ちをより持たないとと感じた一場面でした。全てに感謝しつつ、「上を向いて歩こう!」