【最強兄妹】
2021.07.28今の日本国内で、この「最強兄妹」という言葉を聞いて、真っ先に思いつくのは、「阿部兄妹」ということに異論のある方は少ないであろう。
そう、東京オリンピックにて史上初の「兄妹同日金メダル」という空前絶後の偉業を打ち立てた、文字通りの「最強兄妹」、阿部一二三選手・詩選手である。
試合内容は私ごときが語るべくではないレベルでの優勝金メダル。何より妹詩選手の金メダル獲得後、兄一二三選手を応援する姿に心熱くなるものを感じましたし、それぞれの金メダル後のインタビューも素晴らしいの一言。
共に真摯的な受け答え、そして何より笑顔の素晴らしさと雰囲気の良さ。金メダルラッシュの日本柔道界においても、群を抜くスター性があると感じたファンは私だけではないでしょう。
元々、妹の詩選手は「天才」と言われ、金メダルは確実だというプレッシャーも凄かったことであろう。一方、兄の一二三選手は「努力の人」のイメージが強い。今回の東京オリンピックも、代表確実と言われたところからの敗退での歴史の残る代表決定戦の激闘は記憶に新しい。
表題でオリンピックに選ばれるなんてとんでもないことなのに、それが同日の試合。それが兄弟同日金メダルをなんて、史上初どころか今後の未来永劫ありえないだろうかというほどの大記録だろう。当然の如く、阿部ファミリーにとって、最良の一日になったことでしょうね。
歴史に立ち会えた瞬間を感じる一日でした。