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【20数年振りの下北沢】

2022.04.16

 先日都内出張の際、急遽お世話になっている方に誘われて、下北沢に行ってきました。下北沢というのはTVで良く観たり聞いたりする方も多いかもしれませんが、東京オシャレスポットの一つ。私が学生をしていた20年以上前からそういう街でした。

 

 そんなオシャレな街と言っても、表参道や六本木みたいな都会感のあるオシャレな街とは違い、どちらかというと学生や20代がメインだけど少し昔感というか、ノスタルジックで庶民的な雰囲気もある面白い街。っというのが、20数年前の私のイメージ。ちなみに今回下北沢の街に降り立つのは20数年振りの私・・・。

 

 当時はお世話になっていた先輩が住んでいて、良く遊んでいた街。

 

 スマホの電車乗り換えアプリで検索してみると、なんと千代田線で直通で行けることに驚きながら、何とか電車で駅に到着。何に驚いたって地下になってた・・・。だから千代田線でも行けるんだっと妙に納得しつつ、エスカレーターを上る。下北沢の駅でエスカレーターを上る行為に違和感だらけ・・・。昔は路面の電車だったから、歩道橋のような形で駅を降りた記憶でしたので。

 

 さて駅に降り、待ち合わせの方と無事合流。ってか、人多い!!若い人が多いからか、コロナ禍の雰囲気ゼロ。合流した方と居酒屋に入る前に、「ミカン下北」に連れていってもらいました。「ミカン下北」というのは、先程路面駅の話をしましたが、当時の小田急線は路上に線路がありました。それが地下に潜ったことによって、その線路のあった部分が新たな空き地となり、それを小田急電鉄がデベロッパーとして再開発した拠点が、この「ミカン下北」のようです。

 

 本当に若い店主がやっているオシャレなお店が集まっていて、夜でしたが雰囲気がめちゃめちゃ良く、この街で暮らしたらそりゃ楽しいだろうな~っと思わせる力を感じました。都会的ではあるものの、そのこじんまりとしたイメージは、韓国の明洞とかにありそうな、新しいオシャレ街の一角として存在感を放っていました。

 

 20年振りだからというわけではなく、東京という街のポテンシャルを強く感じる街並みでした。我々が暮らす地方都市では、当然人口も少なければ予算も少なくこういった街づくりは出来ません。勿論、地方都市の際たる失敗例は都会に近づけようとすることです。地方都市は都会にはなれませんし、地方には地方の都会にない強みが多々あります。そういった基本的な価値観を改めて気付かせてくれるような、下北沢の再開発の風景でした。

 

 近くで暮らしてたら楽しいだろうな~って、うらやましくも感じますね。