【パーパスとは 】
2022.05.31
前回の続きですが、パーパス定義とビジョン・ミッション等の定義はどういった分け方をするのか。
Why: なぜ社会に存在するのか ⇒ パーパス
Where: どこを目指すのか ⇒ ビジョン
What: 何を行うべきか ⇒ ミッション
How: どのように実現するか ⇒ ストラテジー / バリュー
上記にように定義されるので、パーパス=「社会における存在意義」ということが、企業にとって最も重要なポイントとなるわけです。
【Why: なぜ社会に存在するのか / パーパス】
冒頭に記載した通り、個人も企業も誰しも一度は、「なぜ自分は仕事をしているんだろう?」と考えたことがあるはずです。勿論お金や生活や家族の為ということは当然ですが、それ以外の本質的な部分は社会人人生の中で永遠のテーマかもしれません。その答えが、この「パーパス」に込められているかもしれないというくらい、非常に大きな本質を持つ言葉であることは間違いありません。
【Where: どこを目指すのか / ビジョン】
個人も会社も一体どこを目指すのか。まさにWhere(どこへ)という意味であるのが、ビジョンです。Visionとは日本語で見るという意味も含まれている単語です。上記Why(パーパス)が設定されているからこそ、その社会的意義・存在価値を実現するのはどこへ向かうのかというベクトル自体を定義している言葉が、このビジョンです。
【What: 何をおこなうべきか / ミッション】
ミッションは「ビジョンを実現する為に何を達成すべきか」になり、まさにWhat(何)を定義することです。ビジョンとミッションは意外と混乱しやすく、分かりにくい面もあるので、下記アメリカのカンザス大学の紹介例を記載します。
<カンザス大学の紹介例>
ビジョンは夢。組織がコミュニティに対して理想的な姿と信じるもの
– Your vision is your dream. It’s what your organization believes are the ideal conditions for your community.
ミッション・ステートメントは、ビジョンを行動に落とすアクションプラン
– Mission statement – action planning process is to ground your vision in practical terms.
【How: どのように実現するか / ストラテジー&バリュー】
最後に「ストラテジー&バリュー」ですが、上記パーパス・ビジョン・バリューをどのように実現させるのかということです。一番最後に記載をされてますが、個人的にはここが非常に重要ポイントだと考えています。何故かというと、どんなに素晴らしいパーパスがあり、ビジョン・ミッションを定義しても、大切なのは絵を描くだけではなく、「何をおこなうべきか(実行力)」であるからです。よってこの、ストラテジー(戦略)& バリュー(価値)をHowすることを疎かにすることは、まさに本末転倒になるはずです。
長くなりましたが、この「パーパス」という言葉がどれだけ大切で、必ず設定すべきかということが伝わったでしょうか。川口グループは今現在まさにこれを定義する最中にあります。これをしっかり定義することが、今後の我々の未来を創ると言っても過言ではないと考えています。まだまだ学ばなければならない程、壮大なテーマですが、私の役目として最も大切な案件とし、しっかりと定義し発信していきたいと考えています。