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【ドーハの歓喜】

2022.12.05

 題名を見ただけで、内容が分かる方々はほとんどでしょう。

 

 そうワールドカップカタール大会の日本一次予選での快挙。ワールドカップ優勝国である、ドイツ&スペイン撃破のニュースは日本列島を大きく盛り上げてくれた。

 

 そもそも多くの日本国民は、カタールと言われるよりドーハと言われる方がピンとくるかもしれない。その理由は単純明快、1993年「ドーハの悲劇」があまりに大きな出来事であったからだ。

 

 当時、私も深夜のTVにかじりつくように観戦していた記憶が鮮明に残っている。リアルタイムで見てない若い世代も、あの最後のヘディングシュートの場面は何十回何百回とTVで見ているだろうし、日本人で映像を観たことの無い方はいないのではなかろうかと感じるほど有名なシーンと、有名な出来事が「ドーハの悲劇」

 

 あれから29年。日本サッカーも大きく変わり、ワールドカップで強豪国を倒すまでになっていることを、当時の日本人のうち何人が感じたのだろうか。それほどまでにここ近年の日本が躍進したことは、純粋に誇らしいことだと感じる。

 

 そして両試合後の選手インタビューを聞いていると、特に若い選手のコメント力に感動すら覚えるほどだ。自信に満ち溢れていて、自分の言葉で熱い想いを堂々としっかりと発信できていることに、新しい世代の力を純粋に感じることが出来、同じ日本人として心から誇らしく感じる。

 

 少なくとも、「ドーハの悲劇」を10代後半で経験した私の世代と、今回、「ドーハの歓喜」を10代後半で経験した方々の世代では根本的な価値観や考え方が大きく違うだろう。

 

  こういう世界を経験している若い世代が益々日本の中心となったとき、また日本が新しいステージに進んでいくのであろう。ポジティブな意味と表現で、周りを気にしすぎず忖度しない若者の出現は、日本の未来を明るくしてくれるはずだ。

 

 特に今回、堂安選手のインタビューを聞いていて、ああいう人材がサッカーだけではなく、一般社会でも活躍される環境が出来ていけば、日本は世界ともっともっと対等以上に戦うことが出来、更に日本の明るい未来が見えてくると感じました。