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【WBC Final】

2023.03.24

 前回こちらで記載しましたが、準決勝に続き決勝もスタジアム観戦してきました。

 

 結果は日本国民99%以上の方々がご存じの通り、Hollywood Movie真っ青のラストフィナーレでした。ってか、映画やドラマやマンガでも、あそこまでの結果は出来すぎであり、わざとらしいレベルでどんな作者もつくれませんよね(笑)

 

 試合開始1時間前に現地到着し、アメリカのスタジアムでアメリカチームの決勝なので、当然のことながらアメリカ人多しの雰囲気を感じながら、同時に日本人ファンも思ったより多いことに心強く感じていました。

 実はこの一日で最も個人として感動したのは、試合開始直前に、アメリカチーム、マイク・トラウトが星条旗を掲げて入場し、チームジャパン、大谷が日の丸を掲げ入場してきた瞬間でした。WBCという世界最高の野球の舞台で、世界最高峰の二人が、それぞれの国の国旗を掲げてスタジアムに入ってくるシーンは、間違いなく一生忘れられない瞬間となるはずです。

 この時点での私の最大の希望は、9回ラストイニングで、「投手大谷vs 打者トラウト」の実現。準決勝前までは、エンジェルスより準決勝以降の大谷の登板は無いという非公式の発表であったが、水面下で代理人がエンジェルスに直談判し、1イニング限定で投げたいという希望での攻防があるようだという噂は流れていた。

 

 絶対に投げさせたくないエンジェルスも、今シーズン後にFAとなる大谷に対して、強く要求できないという立場にあることは明白であった。要するに弱小球団としては、これ以上エンジェルスに対する印象を悪くなると、更に今シーズン後に他球団に移籍をしてしまう可能性が上がる。逆に大谷代理人は、ここで投げさせれば大谷の商品価値が更に大きく跳ね上がるため、FAで他球団に移籍してもしなくても、彼の年棒は青天井に跳ね上がる。

 

 そういったビジネスの思惑が見え隠れする中、もし大谷がラストイニングにクローザーとして投げるということは、日本が勝っている可能性が高いということであり、我々にとって最高なエンディングに近づいているということ。

 

 勿論日本人である私は日本を応援していたが、個人的に一番見たいのはドラマティックな試合内容、ドラマティックなエンディング。個人のわがままでいえば、一生の思い出に残る瞬間を肉眼で見届けること。

 

 実は私、第一回WBC・第二回WBCは、当時カリフォルニアに住んでいたこともあり、共に準決勝・決勝は勿論、ほぼ全試合現地で直接観戦していました。当然、第一回と第二回のアメリカ戦(1勝1敗)も現地観戦しています。しかし今回の試合と根本的な違いは、日本の野球の質が変わり、いい意味でアメリカとがっぷり四つの試合内容であったことが非常に誇らしくありました。もちろん日本vsアメリカが、100試合やって51試合勝てるかというと、その可能性は極めて低いですが・・・。

 

 第一回、第二回WBCの日本チームは、スモールベースボールと言われていましたが、それが今回はまさに真っ向勝負できるパワー型の選手が増えてきたことは、日本野球の進歩だと感じます。

 試合結果は皆さんご承知の通り・・・私の希望を超越する極上ストーリー。

 準決勝のラストは、文字通りスタジアムが揺れるのをリアルに体感出来るほどの盛り上がりでしたが、決勝のラストは意外と静かな雰囲気でした。それは2番ベッツのダブルプレーでツーアウトになった瞬間、まさに最後の一人のバッターとしてマイク・トラウトが登場した瞬間ですらでした。まあ、後一人って状況であったので、アメリカファンは意気消沈であったことは間違いないでしょうが。

 

 いずれにしても、あの瞬間に立ち会えたことは、自分の人生にとって一生の思い出となりました。敢えて言わせて頂きますと、日本はWBCにて第一回・第二回・そして今回の第五回に優勝しましたが、私はその三回とも目の前で歓喜の瞬間に立ち会わせて頂きました。ちなみに第三回、第四回は日本にいた為、現地観戦できず。結果的に私の観戦したWBCでの優勝率は100%。この三回は、私の人生にとって誇りであり大いなる思い出ですね。おそらくこの三度の優勝を目の前で見届けたのは、世界を探してもかなり少ない数しかいないはずです。例えば日本選手でも三回とも立ち会った方はいないわけですから、尚更価値があると自負しています。

 

 準決勝の村上のサヨナラツーベースのシーン、決勝の大谷がトラウトから三振取ったゲームセットのシーン、共にスマホで録画しているので、ご興味ある方は是非声かけて下さいませ(笑)

 

 いずれにしてもこの数週間、サムライジャパンには多くの感動と幸福を届けて貰いました。本当に一生忘れられない思い出です。孫の代まで自慢させてください!!