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【タイパ】

2023.06.30

 「タイパ」とは「タイムパフォーマンス」の略語で、コスパ=コストパフォーマンスの感覚に近く、特にZ世代を中心に使われはじめたワードです。

 

 この言葉の一般的な意味の説明ですが、デジタルネイティブであるZ世代の方々は、時間という概念に価値が有るか否かを明確する傾向が強く、兎に角合理的に無駄を省きたいとのこと。一例としては、ドラマや映画を倍速で見たり、人によっては早送りをして観る。時には結果だけを知りたいということ。

 

 これは「観た」というファクトがうまれ、友人との会話やSNSに繋がるというゴールに対して極めてタイムパフォーマンスが良いという考え方。

 

 これだけを読むと、その上のジェネレーションの方々からすると、この「タイパ」は極めて無機質だとかネガティブに受け取る方が多いのではないでしょうか。しかし人は誰でも、少ない時間で満足度の高い経験が得られたと感じられるとき、嬉しいという満足感を得られるのではないでしょうか。要するに、タイパは「効率」や「生産性」という言葉に言い換えることも出来ますね。

 

 コロナ問題を経て、人々の働き方は一変し、会社に通勤する時間、クライアント訪問する時間、面接する時間等に対する「タイパ」の概念は、Zoomなどリモートである程度解決出来るという今現在の日常からしたら、様々な世代に納得させらえることが出来る時代になってきたように思えます。

 

 Z世代が発信する「タイパ」とは、無機質な言葉に感じると同時に、もしかしたらあまり必要が無かったものを棚卸する作業をも担っていると感じるのは、考えすぎでしょうか。いずれにしてもZ世代が発信する言葉から、X世代の私が学ぶことは多々あるはずです。