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【イスラエル・パレスチナ問題】

2023.10.22

 10月7日朝、パレスチナのイスラム組織ハマスは、大規模攻撃をイスラエルに対して開始した。多くの戦闘員が、パレスチナ自治区ガザに近いイスラエル領内に侵入したころからこの問題が勃発し、今では戦争状態に突入している。

 

 現代社会は戦争のかなり奥地までTVカメラが潜入できますし、そもそも個人スマホでかなりのクオリティ高い動画が送られてくるので、それを我々のように遠く日本で暮らす人たちまでほぼリアルタイムで届きます。

 

 それは何を意味するかというと、悲惨極まりない戦闘風景が見えてしまうということです。そしてメディアはそれをリアルに伝えるのが仕事とはいえ、おそらくその悲惨さを伝える手段として、子供の泣き叫ぶ様子を優先的に放送しているように感じます。

 

 チャンネルかえればいいという意見もあるでしょうが、それでも日々ニュースを見ていると必ず断片的でも目に入ってくる子供の姿に、自分の無力感含めてやるせない気持ちにかられる毎日です。

 

 イスラエル・パレスチナ・ハマス・ガザ地区等を学べば学ぶほど、我々日本人には理解することが難解で理解しにくい問題でもあります。以前は自分の西側の人間としてバイアスがかかっているのか、イスラエル側の考え方に偏っていたように思いますが、その子供たちの泣き叫ぶ姿を見ていると、もやはどちらが正しいというよりやっていることはどちらも間違っているようにすら感じる瞬間があります。

 

 もちろんハマスが正義なんて微塵も感じませんが、それでもイスラエルの報復攻撃で傷ついているのは罪のない一般市民や子供達・・・。ハマスを根絶することが目的であるのでしょうが、彼らを根絶しても憎しみは新たな組織をうみだすことは、人類の歴史がものがたっています。

 

 ウクライナとロシアの問題を見ていて感じる感情と、今回のイスラエルとパレスチナの問題を見ていて感じる感情は、自分の中でも明確に違います。だからこそ連日のTV映像を見ながら、答えのないこの問題に心苦しくなるだけの自分の無力さを痛感する日々です・・・。