【愛犬の存在から更なる感動と絆へ】
2025.04.13今回のインターペット2025で、おそらく一生忘れることのない出来事がありました。
開催期間中、以前から良く存じ上げている方が、弊社ブースまで足を運んでくださった時のことです。軽いご挨拶の後、お互いに今回のインターペット2025の印象や、最近のペットマーケットのトレンド、それぞれのビジネスの近況などをお話ししながら、弊社プロダクトをご覧いただきつつ、10分ほど会話をしていました。
その中で、ふとしたタイミングで「川口さんのブログ、いつも楽しみに読んでいます」と切り出してくださいました。私は少々どころか、かなり照れてしまいながらも、「ありがとうございます」とお礼をお伝えしたところ、突然その方が涙ぐまれたのです。
「ん?」 と少し驚きながらも冷静を装って話を続けていたのですが、次第にその方の目から涙が溢れ出し――
「どうされたんですか?」 と、さすがに私から声をかけたところ、
「川口さんのブログで、愛犬の最期について綴られていたのを読んで…それで…」 と言葉を詰まらせながら、涙ながらに伝えてくださいました。
昨年11月に書いた、愛犬Cooの旅立ちに関する投稿を読んでくださっていたとのことで、まるでご自身のことのように共感してくださったのだそうです。
インターペットの会場という場でありながら、私自身もその姿に心を強く揺さぶられ、感極まりそうになるのを必死で堪えました。Cooに実際に会ったこともない方が、ここまで心を動かし、涙してくださったことに、言葉にできないほど胸が熱くなりました。
その方との出会いはビジネスがきっかけでしたが、仕事ぶりだけでなく、根本的な「人」としての魅力に、いつも心から尊敬の念を抱いている方です。仕事の面でも憧れの存在でありながら、その人間味や温かさは、まさに唯一無二。こんな方と同じ会社で働けたらと思わせてくれる、本質的にプロフェッショナルな方です。
そんな方が、私のCooに涙を流してくださった・・・。すでに十分素晴らしい方だと分かっていましたが、この出来事を通じて、より深くその方の心に触れる機会となり、言葉にできない特別な感情が湧き上がってきました。
Cooが旅立って、まだ半年も経っていませんが、彼女のおかげで、またひとつ私の人生が豊かな気持ちで満たされました。あくまで私の一方的な想いかもしれませんが、その方との絆が、Cooを通してさらに深まったような気がしています。
おそらく一生忘れることのない、その日の涙。
その夜、一人になって改めてこの出来事を思い出し、私も久しぶりに涙を流しました。不思議なご縁、不思議な涙。色々な感情が入り混じり・・・。Cooへの感謝とともに、彼女の存在がますます愛おしく感じられます。
やっぱりCooに、もう一度だけでいいから抱きしめたいな。そう思うと同時に、Cooがいてくれたすべてに、心からの感謝しかありません。