【Interpack 2026 in ドイツ】
2026.06.01先月のことになりますが、2026年5月、ドイツ・デュッセルドルフで開催された「Interpack 2026」に参加してきました。Interpackは3年に一度開催される世界最大級の包装機械・食品製造機械展示会であり、世界中の食品メーカーや機械メーカーが集う、まさに業界の未来を映し出す場所です。
実は今回の出張、直前まで参加を迷っていました。国内でも重要案件が数多く進行しており、限られた時間の中で海外出張へ行くべきか悩んでいたのも事実です。しかし今振り返ると、あの時「行く」と決断したことこそが、今回最大の成果だったと感じています。
Interpackの規模は圧倒的です。展示ホールを歩くだけでも一日では到底回り切れず、出展企業数も日本国内の展示会とは比較になりません。もし何の準備もなく参加していたら、その膨大な情報量に埋もれ、本当に見るべき企業や技術には辿り着けなかったでしょう。
そこで今回、大きな力を発揮してくれたのが生成AIでした。我々が構想している次世代型倉庫や次世代型工場。そして将来的なグローバル展開について整理しながら、訪問すべきメーカーを事前に絞り込んでいきました。
結果として、限られた滞在時間の中で非常に効率的な商談を実現することができました。これは単なる情報収集の効率化ではなく、経営判断の質そのものを高める新しい仕事の進め方だと実感しました。
私は以前から、「テクノロジーは人を代替するものではなく、人の可能性を拡張するもの」だと考えています。今回のInterpackでは、その考えが間違っていなかったことを改めて確認することができました。
そして今回の最大の収穫は、あるメーカーとの出会いでした。詳細はまだお話しできませんが、その企業は我々が長年探し求めていた理想像に驚くほど近い存在でした。技術力、品質へのこだわり、未来への投資姿勢、そして企業としての価値観。その全てが我々の目指す方向性と重なっていたのです。
商談を進める中で、「まさにこの会社だ」と感じる瞬間が何度もありました。設備メーカーという枠を超え、将来のパートナーとして共に未来を創っていける可能性を感じさせる出会いでした。
経営をしていると、不思議なことがあります。本気で未来を考え、本気で挑戦し続けていると、時として信じられないような出会いが訪れることがあります。今回の出会いは、まさにそのような感覚でした。
もちろん、この出会いだけで未来が決まるわけではありません。設備投資も必要ですし、技術検証も必要です。様々な課題やハードルもあるでしょう。しかし未来というものは、こうした一つひとつの出会いから始まるのだと思います。
我々川口グループは、「生命の理想郷」の実現に向けて歩みを進めています。その実現のためには、鳥取だけを見ていてはいけない。日本だけを見ていてもいけない。世界を見て、世界から学び、世界と繋がり続ける必要があります。
今回のInterpackでは、日本国内にいては決して出会えなかった技術や価値観に触れることができました。そして同時に、我々が目指している方向性は決して間違っていないという確信も得ることができました。
振り返ってみると、私自身の人生も会社の歴史も、全て「出会い」によって大きく変わってきました。人との出会い。技術との出会い。価値観との出会い。その積み重ねが、今の川口グループを創っているのだと思います。
そしてその出会いは、待っていてもやってきません。自ら動き、自ら会いに行き、自ら挑戦した人だけが手にすることができます。今回の出張で改めて感じたのは、やはり行動しなければ何も始まらないということでした。
どれだけ考えても、どれだけ情報を集めても、どれだけ綿密な計画を立てても、最後に未来を変えるのは行動です。行動には時間も費用もかかりますし、失敗することもあります。しかし行動しなかったことで失う機会の方が、はるかに大きいのではないでしょうか。
もし今回、「忙しいから」と参加を見送っていたら。この出会いはありませんでした。この気付きもありませんでした。そしてKGPの未来へ繋がる可能性を感じることもできなかったでしょう。
未来は、考えているだけでは近づいてきません。
未来は、自ら動き、自ら掴みに行った人の前にだけ現れます。
Interpack 2026での出会いは、間違いなくKGPの未来を創る第一歩でした。そして私は今、その未来が少し楽しみでなりません。



