岩合光昭写真展
2018.09.30こんにちは。
リバードプロダクション 車載電池加工係の下多です。
先週の日曜日、鳥取市歴史博物館で開催されていた岩合光昭写真展に行きました。
岩合さんの写真は昔から気になっていて、今回は猫の写真中心でしたが、やはり岩合さんのプロとしての
動物に対する温かい眼差しが感じられ、改めて動物っていいな、写真っていいなと思い直しました。
それにしても昨今の猫ブームは一体どうしてなのでしょう。
そんなことが気になって本を読んでいたら、サラリーマン川柳にこんな句がありました。
「暇になり 猫に手を貸す 定年後」
思わずふき出してしまいました。
猫の手も借りたいと言っていたサラリーマンが、猫よりも暇になってしまったのですから。
おそらく高度経済成長時代にバリバリ仕事をしていたサラリーマンは
猟犬のように目の前の獲物を追っていたはずです。
それが安定期を経てバブルが弾けた今は追う獲物さえ元気が無くなってしまいました。
犬は狩りを喜びますが、猫は自分の思うままに行動したいのです。
僕の勝手な想像になりますが、犬として走り続けてきた日本人は今、物も豊かになり、
自由という飼い主に預けられた猫に近くなってしまったのではないでしょうか。
仕事に追われる犬より、自由を追いかける猫のほうが
幸せなのは言うまでもありませんが、どうでしょうか。
本当に現代人は幸せを手にしているでしょうか。
そして幸せとは一体何なのでしょう。
現代の猫ブームは、そんな人間たちの悩みを反映した結果なのかもしれません。
そして猫たちが幸せの招き猫になってくれることを願ってやみません。
次回はリバードプロダクション円筒加工係 井曽さんです。
よろしくお願い致します。