CEO blog

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【2025年 最終Blog】

2025.12.31

 本年も、川口グループホールディングス株式会社、リバードコーポレーション株式会社、リバードフードダイバーシティ株式会社および、農業法人リバードフィールド株式会社として、無事に2025年の業務を締めくくることができました。

 この一年も例外なく、変化と挑戦の連続でした。経済の不確実性、地政学的な揺らぎ、そして私たち自身の成長への問い直し。そんな時代の中でも、事業が前進し、こうして穏やかな年の瀬を迎えることができたのは、社員一人ひとりの努力と、ステークホルダーの皆様の温かいご支援の賜物です。心より感謝申し上げます。

 また、このCEOブログを通じて、日々の出来事や想い、そして未来への構想に触れてくださった皆さまにも、心からお礼申し上げます。言葉にすることで、自分自身も改めて気づくこと、見えてくる景色がありました。

 2026年は、我々にとってさらに大きな節目となる一年になりそうです。新しいチャレンジの芽もすでにいくつか芽吹き始めており、次のステージに向けた準備が着実に進んでいます。

 皆さまにとっても、希望に満ちた一年となりますように。健やかな心と身体で、新しい年を迎えられますことを心よりお祈り申し上げます。

2025年12月31日
川口大輔

【77th Anniversary Family Night 2025】

2025.12.21

 2025年12月20日。

ホテルニューオータニ鳥取にて、川口グループ創業77周年を記念した「KGP 77th Anniversary Family Night 2025」を開催しました。この夜、私たちは社員とそのご家族をお迎えし、総勢300名以上が集う、心からの「ありがとう」を伝える場となりました。

 

 本来なら75周年で開催する予定だったこのイベント。しかし当時はコロナ禍の影響も色濃く、断腸の思いで見送らざるを得ませんでした。だからこそ、今年は“捲土重来”の想いを胸に、並々ならぬ決意で準備に臨んできました。

 

 私たちには7年前の記憶がありました。70周年のとき、同じニューオータニ鳥取で開催した「マグロの解体ショー」。社員の間で今も語り草となっているあの光景を、もう一度再現したいという願いが、今回の計画の起点でした。

 

 とはいえ、コロナ禍以降の空気感はまだ残っており、鳥取市内での派手な催しは自粛ムード。今回も「マグロ解体ショーは不可」との通達に、誰もが落胆しました。 それでも、諦めず粘り強く交渉を続けた関係者の努力により、ついに開催直前で「解禁」の一報が届いたのです。

 

 約80kgの巨大本マグロが、神輿に乗って会場に現れた瞬間。湧き上がった拍手と歓声が、今でも耳に焼き付いています。

 

 その神輿を担いでくれたのは、RIVERD MEXICOから来日していたマヌエルと、長らく駐在を担ってきた山田さん、前橋さん。まさに国籍と世代を超えた“理想の担ぎ手”による、奇跡的な演出でした。

 

 会場全体に、笑いと驚き、そして感動の渦が巻き起こりました。解体されたばかりの大トロ・中トロ・赤身が、目の前で次々に寿司となり、次々と運ばれていく。子どもたちが目を輝かせて見つめ、ご家族が笑顔で頬張る、その一人ひとりの表情が、何よりの“ご褒美”でした。

 

 その他にも、しゃんしゃん傘踊り、バルーンアート、そしてハワイ旅行が当たるビンゴ大会など、盛りだくさんの企画。気づけば、3時間が一瞬で過ぎていました。

 

 ふだん顔を合わせない従業員のご家族が、自然と会話を交わし、笑い合い、未来の話をしている姿。その光景に、私は会社の本質を見た気がしました。このファミリーナイトの成功は、決して偶然ではありません。

 ホテルニューオータニ鳥取の皆さまのご協力、そしてKHQ岡村さん、川北さん、三浦さん、古田さん、澤田さん、石谷美さん、大原さんをはじめ、社内外の多くの方々の支えがあってこそ実現したものです。関わってくれた全ての人に、心からの感謝を贈ります。この場を借りて、ありがとうございます。本当に、ありがとうございました。

 

 そして、パーティー終盤にとあるメンバーが笑って私に言いました。

 

「次は80周年ですかねぇ~」と。

 

 それを聞いて、私は心の中で静かに 「きっと、またこの人たちと一緒に、未来を祝いたい」 と思いました。

 

 会社の歴史とは、単なる年表や数字ではありません。一人ひとりの人生と、その家族の笑顔が織りなす物語です。 その77章目を、皆さんとともに紡げたことが、私にとって最大の誇りです。

 

 We don’t build a company with bricks and steel.

We build it with hearts, memories, and the love we share.

This night, we were reminded once again—

We are not just a company. We are a family.

And this family… will keep writing its story, together.

「人財育成とは」- KGP Learning Weekを終えて

2025.12.19

 12月15日から19日までの5日間、我々川口グループでは「KGP Learning Week」と題した社内成長週間を初開催しました。

 

 この一週間で実施されたのは、ワークショップ、セミナー、オリエンテーションなど全15コマ。コミュニケーションスキル研修、生成AIプロンプト活用ワークショップ、マーケティング勉強会、新商品ローンチの共有会、そしてパーパスに紐づく哲学対話型セッションなど、多様な切り口の学びが展開されました。

 

 講師は、外部の専門家、グループのマネジャー陣、そして私自身も登壇しました。各プログラムは、全社員が自由に選んで参加できる形式で、スーパーバイザー以上に向けた専門講座も用意されました。

 

 「通常業務があるので参加できません」

 

 これが日本企業でよく耳にする言葉です。けれど、私たちは真逆の発想を持っています。

 

 「これもまた、最重要の“業務”です」と。

 

 成長とは、日々のルーチンの延長線上にだけあるのではありません。未来の自分たちを形づくる「今この瞬間の学び」 こそ、業務以上に尊く、尊重されるべき時間なのです。

 

 実際、Learning Week期間中は、いくつかの製造ラインを一時的にストップしました。これは、製造業にとっては非常に稀有で勇気の要る決断です。モノを作って価値を生む私たちが、あえてその手を止めてまで、人づくりにリソースを割いた。

 

 なぜそこまでして取り組んだのか。それは、「人こそ企業のすべて」だと、私たちが信じているからです。

 

 川口グループには、3つのバリューがあります。

 

【 プロフェッショナルチャレンジ ~挑む~ <迅速挑戦力あるプロビジネス人財> 】
【 アーティスティックイノベーション ~創る~ <芸術的な独創革新力ある人財> 】
【 オーガニックソリューション ~導く~ <本質的人間力で課題解決できる人財> 】

これらの価値観は、理念だけでは意味がありません。全員が「行動で示し、体現してこそ」グループの文化となり、力になります。そしてその礎となるのは、一人ひとりが自分を磨く機会と時間です。

 

 Learning Weekは、ただの社内イベントではなく、私たちが「人を育てる企業でありたい」と願う覚悟の表明でもありました。

 

 日本企業は長年、OJT(On the Job Training)という言葉のもと、育成を現場任せにしてきました。確かにそれには良さもあります。しかしそれだけではもう通用しない時代に私たちは立っています。社員一人ひとりが、より複雑な課題と対峙し、自律的に学び、挑戦していくためには、構造化された学びの場が不可欠です。

 

 Learning Weekの各プログラムは、1コマ1.5時間〜4時間と決して短くありませんでした。それでも連日参加し、真剣な眼差しで学びに向き合ってくれた仲間たち、そしてその目の輝きに、私自身が何度も感動し、心を揺さぶられました。

 

 私たちの役目は、正しい問いを立て、正しい学びの場をつくり、正しい文化を育てることです。一人ひとりが成長し、自分の可能性を信じられる組織にこそ、未来の競争力が宿るのだと思います。

 

 Learning Weekの完走は、ひとつの到達点であると同時に、新しいスタート地点でもあります。

 

 来年、再来年と、これを“当たり前”の文化として根づかせ、 

「この会社で働いていてよかった」

と、すべての社員が心から思えるグループであり続けたい。そう強く願いながら、私自身もまた、学び続けていきたいと思います。