CEO blog

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【 太陽の光 – Kukuna 】

2026.07.08

 新しく我が家へやってきた仔犬には、「Kukuna」と名付けました。

 「Kukuna」とは、ハワイの言葉で「太陽の光」という意味を持つ名前です。家族全員が大好きな言葉であり、大好きな言葉の意味でしたので、全員一致でこの名前になりました。実際この名前のとおり、彼女が我が家へ来てから、少しずつ家の中に新しい光が差し込み始めました。


 朝起きると小さな足音が聞こえ、帰宅すると一目散に駆け寄ってくる。家族の会話には自然とKukunaの名前が増え、何気ないことで皆が笑う。約1年半止まっていた我が家の時間が、また少しずつ動き始めたように感じています。そして私自身にも変化がありました。Kukunaが無邪気に遊ぶ姿を見ていると自然と笑っている自分がいる。その自分に気付いた時、どこか申し訳ないような気持ちと同時に、懐かしい温かさを感じました。

 そこで初めて分かったような気がします。Kukunaを愛することは、Cooへの愛情を減らすことではありません。むしろCooが私たち家族に残してくれた愛情が、形を変えながら新しい生命へと繋がっているのだと思えるようになりました。以前、「愛は失うものではなく、積み重なっていくもの」という言葉を耳にしたことがあります。当時はその意味を十分に理解できませんでしたが、今の私には、その言葉が以前とはまったく違って聞こえます。

 KukunaはCooの代わりではありません。そしてCooも、決して過去の存在になったわけではありません。我が家の部屋には今もCooの遺影があり、庭にはCooが眠っています。これから先も、Cooは変わることなく我が家の大切な家族です。そのCooがいる我が家に、今度はKukunaという新しい生命が加わりました。Cooとの思い出を消すのではなく、その思い出の上にKukunaとの新しい時間が積み重なっていく。それが今の我が家なのだと思います。

 これは経営にも通じるものがあるように感じます。新しい未来へ進むことは、決して過去を捨てることではありません。これまでの歴史や経験、支えてくれた人への感謝があるからこそ、人も企業も次の一歩を踏み出すことができます。

 今でもCooを思い出し、涙がこぼれる瞬間があります。そして、そんな私の足元ではKukunaが無邪気に遊んでいます。悲しみと喜びは相反するものではなく、その両方を心の中に持ちながら、人は少しずつ前へ進んでいくものなのかもしれません。そしてKukunaとの生活が始まって、私はもう一つ大切なことに気付きました。それは、やはり私は心から犬を愛しているということです。その気持ちを私に最初に教えてくれたのは、間違いなくCooでした。

 Cooからもらった愛情が私たち家族の中に残り、その愛情があったからこそ、Kukunaという新しい生命を迎えることができた。そう考えると、この二匹は違う時間を生きながらも、私の中ではどこかで繋がっているような気がします。Kukunaという「太陽の光」が、これから我が家にどんな時間をもたらしてくれるのか。焦ることなく、一日一日を大切にしながら、この小さな生命と新しい家族の物語を創っていきたいと思います。

 Kukuna、我が家へようこそ。そしてCoo、私たちに生命を愛することの素晴らしさを教えてくれて、本当にありがとう!

 二匹の愛犬に、心から感謝を伝えたいと思います。

【 新しい生命を迎える覚悟 】

2026.07.07

 実は、、、先月6月7日、我が家に新しい家族がやってきました。

 一部の方々にしかお伝えしてなかったのですが、生後3か月の仔犬です。まだ小さな身体で一生懸命に新しい環境へ慣れようとする姿を見ていると、自然と笑顔になっている自分がいます。

 しかし正直に言えば、この日を迎えるまで、私の気持ちは決して整理できていませんでした。愛犬Cooを見送ってから約1年半。時間は確かに流れているのに、私の中では、あの日から時計が止まったままのような感覚が続いていました。


 以前のブログでも書きましたが、今でも家の中でふとCooを探してしまうことがあります。玄関の音に反応したり、静かな夜に鳴き声が聞こえたような気がして振り返ったり。1年半という時間だけでは消えないものが、確かに私の中に残っています。だから私は、新しい犬を迎えるという決断に、どうしても踏み切ることができませんでした。新しい生命を迎えることが、どこかCooを忘れてしまうことのように感じていたからです。

 もちろん頭では、それとこれとは違うことは分かっています。しかし心は、そんなに簡単には整理できません。もし新しい仔犬を心から可愛いと思ってしまったら、それはCooを裏切ることになるのではないか。そんな気持ちさえありました。

 だから私は、「まだその時ではない」と自分自身に言い聞かせていました。しかし家族は、「また犬と暮らしたい」「もう一度、家族みんなで生命を育てたい」という想いを、少しずつ口にするようになりました。何度も家族と話し、自分自身にも問いかけました。そして最後は、家族の想いに背中を押される形で、新しい仔犬を迎えることを決断しました。今思えば、それは新しい犬を飼うという決断ではなく、もう一度生命と向き合うという覚悟だったのだと思います。

 迎えた当日、小さな仔犬は緊張した様子で部屋の中を歩き回り、恐る恐る私たちの顔を見上げていました。その姿を見た瞬間、不思議なことに最初に思い浮かんだのは、Cooが我が家へやってきた日のことでした。あの頃もこんなに小さかった。こんなに無邪気だった。そして、あの日から私たちは数え切れないほどの時間を一緒に過ごし、喜びも悲しみも含めて、本当の家族になっていったのだと思います。


 その時、改めて感じたことがあります。生命との出会いとは、「未来の時間を預かること」なのだと。今日から始まる楽しい時間だけではなく、いつか必ず訪れる別れまで含めて、その生命を受け入れることなのだと思います。


 犬と暮らせば、病気になることもあります。年老いていく姿を見る日もやってきます。そしていつか、どれだけ望まなくても別れの日が訪れます。私はCooとの別れを経験したからこそ、その現実を以前よりずっと重く理解しています。


 それでも、もう一度新しい生命を迎える。それはCooとの悲しみを忘れたいからではありません。Cooと暮らした時間が、それ以上に素晴らしく、幸せなものだったことを知っているからです。

 新しい生命を迎える覚悟。それは別れを忘れる覚悟ではなく、もう一度、生命を心から愛する覚悟なのだと、今は思っています。一部止まっていた我が家の時間が、もう一度動き出したような、そして新しい光が差し込んでくるような、そんな大切な6月7日となりました。

【世界目指す若者たちが、日本の未来を創る】

2026.07.01

 今回のワールドカップを見ながら、私が最も強く感じたことがあります。それは、これは決してサッカーだけの話ではないということです。日本代表が示してくれた姿は、そのまま今の日本、そして日本企業が目指すべき未来そのものだと感じました。

 私は以前から弊社メンバーへ、「チャレンジしない組織に成長はない」と伝えています。安全な目標を掲げれば、達成率は高くなるかもしれません。しかし、それでは組織は大きく変わりません。本当に組織を成長させるのは、「届くか分からないほど高い目標」に本気で挑み続ける姿勢です。

 今回の日本代表は、まさにそれを体現していました。世界一という目標を掲げたからこそ、ブラジル相手にも臆することなく、自分たちのスタイルで勝負しました。敗れたとはいえ、その姿勢は世界に対して日本サッカーの現在地を示した、大きな一歩だったと思います。

 これは我々川口グループが掲げる「プロフェッショナルチャレンジ」と全く同じ考え方です。挑戦とは、成功が約束されているから行うものではありません。未来を変えたいという強い意志があるからこそ、人は挑戦するのです。

 そして今回、もう一つ強く感じたことがあります。それは、日本の若い世代の頼もしさです。彼らは世界を恐れていません。海外へ飛び込み、自分の実力を証明し、世界一になることを本気で目指しています。その姿勢はサッカーだけではなく、スポーツ、研究、芸術、そしてビジネスの世界にも確実に広がっています。

 私は、日本の未来を悲観していません。少子高齢化や人口減少など、多くの社会課題があることは事実です。しかし、その課題を乗り越えようとする若者たちがこれだけ育っている限り、日本にはまだまだ大きな可能性があります。

 だからこそ私たち大人の役割は、挑戦を止めることではありません。失敗を責めることでもありません。若者たちが思い切って挑戦できる環境を整え、その背中を押してあげることだと思っています。

 企業経営も同じです。社員が失敗を恐れる組織では、新しい価値は生まれません。挑戦したことを称え、失敗から学び、次へ活かす文化がある組織だけが、未来を切り拓くことができます。それこそが、我々が目指す組織文化でもあります。

 今回、日本代表の敗戦を見ながら、私は30年前のドーハを思い出しました。そして同時に、「日本は本当に強くなった」と心から感じました。結果だけを見れば敗戦です。しかし、その内容も、目標も、選手たちの覚悟も、あの頃とはまったく違います。

 敗戦の先に見えたのは、終わりではありません。

 それは、日本の新しい時代の始まりです。

 私は、自分が生きている間に、日本代表がワールドカップを掲げる瞬間を見られると本気で信じています。それはもう夢物語ではありません。世界一を本気で目指す若者たちがいる限り、日本の未来はきっと明るいはずです。もちろん簡単ではありませんが、信じ続けなければ実現することもまたないでしょう。

 そして私自身も、その若者たちに負けないよう、鳥取から世界へ挑戦し続けたいと思います。4年後、日本代表が再び世界の舞台で躍動する姿を楽しみに待ちながら、我々もまた、それぞれのフィールドで世界を目指して歩み続けていきたいと思います。