CEO blog

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【See you soon on Sunday】

2024.11.07

 本日7日(木)から週末10日(日)まで、四日間の東京出張&学校講義でOut of Town(住んでいるところを離れる)となります。

 

 いつも以上に鳥取を離れることに対して後ろ髪を引かれるというか、出かけたくない思いが強い中、出発前に我が愛犬Cooを触りながら名残惜しい時間を過ごし、彼女の耳元にそっと一声。

 

 「See you soon on Sunday」

【Professionalism】

2024.11.06

 本日朝に、愛犬Cooを連れて「鳥取大学 動物医療センター」へ定期診療に伺ってきました。

 

 現在15歳7か月ですが、11歳の時に目の病気が判明した際、鳥取大学伊藤先生が動物眼科の分野で素晴らしいと紹介され、通い始めたのが始まりでした。その後、全く別診療でのレントゲンにて幸運にも早期癌見つかり、こちらの医療センターにて簡単な手術で除去。しかし更に1年後に、彼女自身(Coo)がDM(変性性脊髄症)を背負った個体であることもここの医療センターの精密検査が判明。これは不治の病でありまさかの悲劇的な病気で、流石にその際には目の前が真っ暗になり、私達家族にとってまさに絶望しかない宣告でした。当時私は家族にも2か月間言い出せず密かに激やせ・・・。その後家族に話し、全員でCooに対する介護サポートをと一致団結し何とか乗り越えましたが、更に1年前に口内に悪性腫瘍が発見。一度手術するも徐々に大きくなる病気も発生で、高齢の為これ以上の麻酔は出来ないという判断から二回目の手術は断念。日々大きくなる腫瘍や、多発的な病気も家族全員で看病と介護をしてきました。

 

 コーギーは12歳~14歳が寿命と言われており、当然のことながら高齢になると病気が頻繁に続くのは人間と同じです。犬は14歳以降になると、全身麻酔をする体力が残っていないため、基本的に病気が出ると効果的かつ即効性のある処置はほぼ出来ません。更に抗がん剤的な薬を投与すると、通常食事が出来なくなるのでこの選択肢も難しいのが実情です。

 

 つまり、我々はもはや悲しくもほぼ何も出来なくなっていくというのが現実です。Coo自身も約8kgあった体重も、今回の計量では3.8kgまで下がっていました。当然のことながら、毎回抱きかかえて連れて行くので、彼女が日々軽くなっていくことを感じてその度に悲しみと絶望に襲われます。

 これが意味することは、おそらくそのときが近づいているということ。これは私だけではなく家族全員が理解しつつ日常を過ごしています。

 

 そんな気持ちの中、ここ鳥取大学 動物医療センターの獣医師の先生の方々、看護師の方々、受付の方々、全ての方々が本当にプロフェッショナルで素晴らしく、本当にCooの為に気持ちを込めてご尽力をいただいています。おそらく彼女の先が短いことは、我々家族も分かっておりある程度の覚悟が出来ていますが、心沈む日々の中、ここに来るたびに大きな感謝と勇気を貰えます。同じく動物関係の業界に携わるものとして、彼らのプロフェッショナリズムには大きな尊敬しかありません。

 

 今まで数年間毎月一度訪問してましたが、今回は容態が芳しくないことから、初めて二週間のスパンで診療訪問しました。診療後に、当然二週間後に診療アポイント入れました。二週間後、また訪問できることを祈るしかありません。

【海外留学を終えて】

2024.10.13

 約10日間の留学を終えて帰国しました。

 

 前回のブログにも記載した通り今回、「私個人の力不足」を痛感した10日間となりました。自身の英語力の低下も一つの理由ですが、そもそも根本的なディベート力の無さから来る総合的な力不足を認めざるを得なかったですね。

 

 今回のチーム構成は私の同じくらいの年齢が一人いて、あとは皆30歳残後。そんな彼らの発信力、発言力、そして説得力を含めたパワーは圧倒的でした。かといって聞く力が無いわけではなく、相手に合わせた聴講力も超一流なので、瞬間的に意見を闘わせる場面は何度もありつつ、最終的に相手の意見を受け入れた落としどころに奇麗に収まる。

 

 俗に良く「スクラップ&ビルド」とはこういうことだなと、我々日本人が言う「スクラップ&ビルド」なんて全くお話にならない感じるほど。徹底的に意見をぶつけ合いながら、グループ内で「カオス状態」まで創り上げない限り、お互い腹落ちした議論なんて出来るわけないし、そもそも我々が日々使う「イノベーション」なんて夢のまた夢だなと痛感しました。

 

 「イノベーション」とは常識や現状の打破でもあるということは誰でもわかっているわけで、そこにたどり着くには何かを壊さないといけない、壊すためには徹底的にぶつかり合わないといけないというロジックは周知のとおりです。

 

 しかしこのシンプルロジックが出来ないようなバイアスがかかっており、これが出来ている日本人がどれだけいるんだろうと考えさせられました。そのバイアスとは日本人が大切にする価値観である「空気を読む」であるとか「忖度」からきているのかなと感じます。しかしこれらがある限り、なかなか現状の打破なんてなかなか実演出来るわけがありません。

 

 もちろんこの考え方は日本人の美徳であり、私も心から尊敬の念を含めた肯定をしています。しかしながら、ビジネスにこの概念は必要なのでしょうか?これらがあるからこそ上司に言えない、あの人には言えない、まだ若いから言えない、まだ入社して間もないから言えないという「空気を読む」即ち、思ったことが発言できないということに繋がるのではないかと考えさせられました。

 

 一般的に欧米人、特にアメリカ人はこの概念が極めて小さいようです。それは即ちお互いが同じ土俵で、同じ目線で意見をぶつかり合うという、真の多様性あるビジネス構築を目指しているからでしょうし、これらはビジネスの本質であると強く感じます。

 

 これらは皆、理屈では理解はしていると思いますが、実社会・実ビジネスの場で発揮するのは極めて難しいでしょう。しかしながら、このカルチャーを払しょくしない限り、日本が再度世界のトップレベルで戦うこと日は遠くなることも感じてしまいました。

 

 そのために必要なのは、やはり「教育・育成」であるというのが今回の一つの答えです。そしてこの「教育・育成」を間違えないように、皆を導くことが最も大切であることもまた明白であり、困難を極めることでしょう。

 

 今だからこそこれからの未来の為に、単一人材を育成するのではなく、多様性ある人財を育成すること。今一度、昨今の流行り言葉のようになっている「ダイバーシティ人財」という言葉の本質を考えていきたいですね。