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【WBC Another Story】

2023.04.01

 WBC優勝という最高のエンディングとなり、日本列島全体が未だ興奮冷めあがらぬという雰囲気で、まさにWBCフィーバー一色といった感じですよね。

 

 リアル観戦した私としては、その興奮はこの上ない喜びであり、今でも自分のスマホで録画した動画を見て、思い出に浸る日々ですね(笑)

 

 観戦時に、一つ自分にとって大きな出来事がありました。それは決勝試合開始前、たまたま隣に座った方と雑談しているときでした。その方はキューバ系アメリカ人で、非常に気さくで明るい性格の持ち主の父親と息子の親子。

 

 たまたまその日のランチでキューバンサンド(フロリダといえばキューバンサンド!ってくらい美味い)を食べていた私は、隣のキューバ人に対して妙に親近感を持ち、話が盛り上がり仲良くなりました。

 

 すると、一人の60歳くらいのラテン系の男性が近づいてきて、私の隣の親子と会話をし始めました。その男性は野球帽をかぶっており、それをよく見るとなんと一昔前のライトブルーの西武ライオンズキャップ。あれ?っと思い、その男性をよく見ると、、、西武黄金時代の最強助っ人 オレステス・デストラーデ!!

 

 どうやらデストラーデが、その子供が通っているベースボールアカデミーのコーチをしているとのこと。そういわれてみると、デストラーデはキューバ人であったことを思い出した私は、瞬間的に大興奮し思わず、

 

「オーレ!!(デストラーデのニックネーム)」

 

 っと声をかけたところ、私が日本人であることに気付いて、なんと往年のカリブの怪人ポーズ!当時ジャイアンツファンであった私を苦しみ続けた伝説のポーズ。なんというサービス精神。個人的に私は芸能人や有名人と写真を撮ってもらうってことは、ゼロに近い程ないんですが、この時ばかりは大興奮で一緒にショット。

 WBCのおまけ的エピソードですが、私世代にはたまらない瞬間でした。優勝という最高の結果が訪れる数時間前に、我々世代にとってのレジェンドとの交流は、このWBCを更に忘れられない思い出にしてくれました。


【WBC Final】

2023.03.24

 前回こちらで記載しましたが、準決勝に続き決勝もスタジアム観戦してきました。

 

 結果は日本国民99%以上の方々がご存じの通り、Hollywood Movie真っ青のラストフィナーレでした。ってか、映画やドラマやマンガでも、あそこまでの結果は出来すぎであり、わざとらしいレベルでどんな作者もつくれませんよね(笑)

 

 試合開始1時間前に現地到着し、アメリカのスタジアムでアメリカチームの決勝なので、当然のことながらアメリカ人多しの雰囲気を感じながら、同時に日本人ファンも思ったより多いことに心強く感じていました。

 実はこの一日で最も個人として感動したのは、試合開始直前に、アメリカチーム、マイク・トラウトが星条旗を掲げて入場し、チームジャパン、大谷が日の丸を掲げ入場してきた瞬間でした。WBCという世界最高の野球の舞台で、世界最高峰の二人が、それぞれの国の国旗を掲げてスタジアムに入ってくるシーンは、間違いなく一生忘れられない瞬間となるはずです。

 この時点での私の最大の希望は、9回ラストイニングで、「投手大谷vs 打者トラウト」の実現。準決勝前までは、エンジェルスより準決勝以降の大谷の登板は無いという非公式の発表であったが、水面下で代理人がエンジェルスに直談判し、1イニング限定で投げたいという希望での攻防があるようだという噂は流れていた。

 

 絶対に投げさせたくないエンジェルスも、今シーズン後にFAとなる大谷に対して、強く要求できないという立場にあることは明白であった。要するに弱小球団としては、これ以上エンジェルスに対する印象を悪くなると、更に今シーズン後に他球団に移籍をしてしまう可能性が上がる。逆に大谷代理人は、ここで投げさせれば大谷の商品価値が更に大きく跳ね上がるため、FAで他球団に移籍してもしなくても、彼の年棒は青天井に跳ね上がる。

 

 そういったビジネスの思惑が見え隠れする中、もし大谷がラストイニングにクローザーとして投げるということは、日本が勝っている可能性が高いということであり、我々にとって最高なエンディングに近づいているということ。

 

 勿論日本人である私は日本を応援していたが、個人的に一番見たいのはドラマティックな試合内容、ドラマティックなエンディング。個人のわがままでいえば、一生の思い出に残る瞬間を肉眼で見届けること。

 

 実は私、第一回WBC・第二回WBCは、当時カリフォルニアに住んでいたこともあり、共に準決勝・決勝は勿論、ほぼ全試合現地で直接観戦していました。当然、第一回と第二回のアメリカ戦(1勝1敗)も現地観戦しています。しかし今回の試合と根本的な違いは、日本の野球の質が変わり、いい意味でアメリカとがっぷり四つの試合内容であったことが非常に誇らしくありました。もちろん日本vsアメリカが、100試合やって51試合勝てるかというと、その可能性は極めて低いですが・・・。

 

 第一回、第二回WBCの日本チームは、スモールベースボールと言われていましたが、それが今回はまさに真っ向勝負できるパワー型の選手が増えてきたことは、日本野球の進歩だと感じます。

 試合結果は皆さんご承知の通り・・・私の希望を超越する極上ストーリー。

 準決勝のラストは、文字通りスタジアムが揺れるのをリアルに体感出来るほどの盛り上がりでしたが、決勝のラストは意外と静かな雰囲気でした。それは2番ベッツのダブルプレーでツーアウトになった瞬間、まさに最後の一人のバッターとしてマイク・トラウトが登場した瞬間ですらでした。まあ、後一人って状況であったので、アメリカファンは意気消沈であったことは間違いないでしょうが。

 

 いずれにしても、あの瞬間に立ち会えたことは、自分の人生にとって一生の思い出となりました。敢えて言わせて頂きますと、日本はWBCにて第一回・第二回・そして今回の第五回に優勝しましたが、私はその三回とも目の前で歓喜の瞬間に立ち会わせて頂きました。ちなみに第三回、第四回は日本にいた為、現地観戦できず。結果的に私の観戦したWBCでの優勝率は100%。この三回は、私の人生にとって誇りであり大いなる思い出ですね。おそらくこの三度の優勝を目の前で見届けたのは、世界を探してもかなり少ない数しかいないはずです。例えば日本選手でも三回とも立ち会った方はいないわけですから、尚更価値があると自負しています。

 

 準決勝の村上のサヨナラツーベースのシーン、決勝の大谷がトラウトから三振取ったゲームセットのシーン、共にスマホで録画しているので、ご興味ある方は是非声かけて下さいませ(笑)

 

 いずれにしてもこの数週間、サムライジャパンには多くの感動と幸福を届けて貰いました。本当に一生忘れられない思い出です。孫の代まで自慢させてください!!


【WBC Semi Final】

2023.03.22

  実は・・・、WBC準決勝を現地マイアミでリアル観戦してきました。

 

 コロナ前には毎年この時期にフロリダでGlobal Pet Expoという北米最大のペットショーがあり、私も毎年現地視察と商談の為ここフロリダに訪れており、今年はコロナ明けで3年ぶりに参加の為、前もってフライトチケット予約していました。そんな中、ペットショー後に、弊社現地法人メキシコ工場にも行かなければならない緊急案件が発生。フロリダからカリフォルニアに移動という急遽スケジュール変更。

 

 ところがサムライジャパンが盛り上がると、生粋の野球好きな私としてはそわそわしてきます(笑)。アメリカ到着後、別チケット購入し移動すれば試合に間に合いそうなことが判明。その後ペットショー参加すれば弾丸スケジュールになるが十分可能。

 アメリカは国内フライトで近距離チケットであれば数千円程と日本に比べるとバス感覚なので格安ということもあり再度スケジュール調整。

 

 WBCを振り返ると、第一回(2006年)第二回(2009年)両WBC決勝を現地観戦し、共に歓喜の瞬間を目の前で共有したという、我が人生でも誇らしい思い出を持っています。

 

 当時はアメリカにて暮らしていたので、共にカリフォルニアのゲームが近所ということもあり、アメリカ開催でのゲームは全10試合ほどリアル観戦しました。本当に忘れられない程の感動を貰った瞬間で、今でも昨日のことのように思い出します。

 

 今回3月20日(月)朝イチフライトで羽田に向かい、第3ターミナルに移動するととんでもないくらいの羽田空港大混雑。チェックインカウンターに行き、この混雑ぶりを確認すると、どうやらサムライジャパンファンが前日から一気に増えているとのこと。よってアメリカ行きのフライトは軒並み満席。皆なんとかアメリカ国内に入り、フロリダに移動するとのことで大半のフライトが満席とのこと。恐るべしサムライジャパン・・・。

 

 私は結構前からチケット取って窓側席を確保していたから良かったものの、確かに機内は満席。Chicago到着し、アメリカ国内移動の際も国内線にも関わらず日本人多し。ちょくちょくサムライジャパンTシャツの人を見るほど(笑)

 

 なんとかマイアミまで辿り着き、空港までUberで移動し試合開始にギリギリセーフ。スタジアムは予想通りメキシコ人多しですが、想像以上に日本人多し。私の席の周りは日本人の方が多い程。

 

 おそらく急遽日本の旅行会社がツアーを組んだのであろうことは、日本人の方々を見ていれば大体分かります。余談ですが、アメリカ在住日本人と日本から来た日本人は雰囲気だけで結構違います。説明すると長くなるのでまたの機会で・・・。

 

 さてさて試合内容及び結果は語る必要もなく、皆さんご承知でしょう。一言だけ言うならば、スタジアムって揺れるんだなってこと(笑)それほど現地は盛り上がり、大興奮でした。おそらく日本でも相当なことになっているんだろうなって感じるほど盛り上がりました。

 

 第一回WBC、第二回WBCのときは、日本がどれだけ盛り上がっているのかを知ることが出来なかったけど、今回は日本で暮らしているので、この盛り上がりを感じることは本当に嬉しいですね。

 

 目の前で真っすぐぶっ飛んでいった吉田の起死回生スリーランホームラン、目の前で左中間に向かって閃光を放った村上の逆転ウォークオフダブルは、きっと一生忘れられない光景となるでしょう。それは第一回Semi Finalの福留の復活ホームラン、第二回Finalの伝説のイチローダブルと並び私の中でかけがえのないメモリアルです。

 

 やっぱりリアルは最高ですね。コロナ禍の3年ぶりのフロリダだから尚更です。思えば3年前のフロリダはコロナ入口の2020年3月。アメリカ来たものの日本に帰れるだろうかと不安に感じたものです。日本から今回と同じようにChicago行のANAフライトで入国したものの、同じ時刻のJAL便でコロナ感染者が見つかり大騒ぎ。アメリカでさえ一気に変化していた驚異の一週間。あれから丁度3年。同じフロリダでまさかこんな経験が出来るとは夢にも思えませんでした。

 

 試合観戦しようか一瞬迷いましたが、やはり来て正解でした。迷ったら前向きな選択をすべきというのはプライベートでも仕事でも同じですね。何故リアルで観れたのか?当たり前ですが、それはやはり現地に来たからなんですよね。今日の奇跡を目の前で見れたことに心から感謝です。

 

 さあ、いよいよ文字通りのFinal Game。チケットはあるのかって?日本人としての誇り溢れる私にとって、それは愚問ですよね(笑)