【ドーハ訪問】
2024.03.15ケニア訪問の際カタール航空のフライト往復でしたので、行き帰りそれぞれカタール・ドーハ経由でした。行きはドーハ早朝着で夜発乗り継ぎでしたので、日中は空港出て電車 & Uberでドーハの街を散策しました。
一日歩いて感じたことは、、、こういう表現は宜しくありませんが正直に言ってつまらないということ(苦笑)
空港も街も建物も何から何まで煌びやかで美しいんですが、あまりに人工的過ぎて心に刺さらないというか感動が薄いんですよね。比較で言うとケニアはキレイではないですが、それが温かみというか良い意味で琴線に触れてしまいます。
実はカタールだけではなく、中東諸国はドバイを筆頭に軒並みどこも観光立国を目指しています。これが石油の依存国家からの脱却ということで、どこも新しい建築物を建てたりしながら観光客誘致に力を入れているというのが現在の流れです。
私が今回訪問して感じたのは、人の心はお金のチカラだけでは動かないなということ。もちろんこれは完全なる私の個人的な解釈ですが、街を歩くカタールの人々とケニアの人々では、伝わってくるエネルギーが違ってました。シンプルに生きる力というより、働く力の違いかなと。
国の豊かさと、人々の豊かさは必ずしも正比例ではないと良く言いますが、自分に置き換えてみても同じように共感する場面が多々ありました。少なくとも私は、豊かになることより豊かさを目指して前進している姿に共感を覚えましたし、その過程こそ人生の楽しさが凝縮されているように感じました。
何よりも良かったことは、今回ケニアとカタールという日本から見て似ているようで、自分の目で見ると全く違うような国を直接感じれたことです。やはりTVやネットが発達しても、仮にメタバースな時代がいても、リアルには勝てないということでしょうか。まあそれをも超越するテクノロジーが出てくるかもしれませんが・・・。
【ケニア訪問】
2024.03.14人生初のケニア訪問してきました。
実はこのブログでもあまり触れていませんでしたが、2023年4月より慶應義塾大学ビジネススクールに通っており、その授業プロジェクトの一環でプロジェクトチームメイトと共に8日間のケニア訪問でした。
実際訪問して、私個人として何よりも感じたのは、ケニアという国は自分にフィットしているということ。これはフィーリングの部分なので、論理的な説明がしにくいのですが、とにかく雰囲気や人が好きだなと感じましたね。首都ナイロビは程よく都会だし、ちょっと車を走らせれば田舎になるし、もともとイギリス領なので普通に英語で生活できるし。何より人々がエネルギーあり、前向きで、そして楽しそうに暮らしているまさに「Hakuna Matata(心配ないさ!)」という、ライオンキングの歌で有名になった考え方そのもの。
プロジェクトはフィールドリサーチの日々でかなりのハードスケジュールでしたが、一日だけ休みがありその日にチームメイトと国立公園であるアンボセリ国立公園のサファリツアーに、早朝からフライト移動で参加。野生のライオン・インパラ・ゾウ・キリン・ダチョウ・フラミンゴなどを間近に肉眼で見るという、人生においても貴重で感動的な体験もできました。そもそも動物が大好きなので、サファリで野生の動物を見るたびに大興奮。おそらくここ最近で最も興奮する感動時間を過ごすことが出来ました。
肝心のプロジェクトもチームメイトや出会いに恵まれたことでかなり充実し、非常に満足出来る取組結果となりました。ちなみに食べ物も美味しく、私的にはいつか暮らしてみたいと思えるほどの大満足のケニア訪問となり、いつも以上に感謝しかありません。当初は仕事との兼ね合いで、決断に迷った時期もありましたが、やはり迷ったときはGo Outですね。本当に忘れられない貴重な経験が出来、まわりの支えてくださる皆様の存在が有難い限りです。
【フードファクトリー / FSSC22000認証 <後編> 】
2024.02.28 前回の続き、FSSC22200工場に関して。
要するに、「弊社工場では、気持ちだけは他社に負けないよう頑張って、どこよりも安心安全な食品製造を作っています!」という、声高らかな抽象的なアピールは、もはや現代では説得力が乏しいというのが現実です。それより明確なFSSC22000という国際規格を掲げることによって、お客様を含めた全てのステークホルダーの方々に「真の安心安全」を掲げることが出来るであろうというのが当社工場としての信念です。
日本国内における製造に対して、我々日本人には不思議な感覚が存在します。それは「国産安全神話」です。「国産」という表記があれば、絶対的な安心感を得らえることは皆さん共感出来るのでは無いでしょうか。もちろんこれは間違いではありませんが、そこには国際規格的なエビデンス上に成り立っている安全ではなく、これまでの安全な歴史の積み重ねから成り立っている、どちらかというと根拠のない感覚的安全神話です。
しかし今や諸外国ではその感覚的アピールでは、「真の安心安全」を得ることは出来ないという流れになりつつあります。それが即ち、FSSC22000、ISO、HACEP等の国際規格になるということです。日本は長きにわたり、食品を輸入すれど輸出するということに対して強化をしてきていなかったので、おのずと国際規格化という世界の流れから外れ、結果的にガラパゴス的な状況になってしまったという表現が適切かもしれません。
これからの日本は間違いなく、この「日本産」という世界に通用するツールを規格化し、世界に通用する製造業をこれまで以上にエビデンスと共に論理的に強化すべきです。そして既に世界トップレベルである日本の食品製造を世界市場に輸出するためには、感覚的ではなく規格化された「真の安心安全」を届けるべきです。弊社もその流れをけん引すべき、このFSSC22000取得に舵を取ったというわけです。
現在の日本国内のペットフード業界で、FSSC22000取得工場はかなりの少数ほどしか存在しないようです。我々は「真の安心安全」のために、この度大きな投資をかけてこの工場を稼働させました。それは「真の幸福と感動」を、全てのステークスホルダーの皆様にお届けするための我々のブランドプロミスそのものです。