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【慶應義塾高等学校 野球部 部訓】

2023.08.27

 前回記載した通り、慶應野球部はとにかく自由そうだというイメージは多くの方が持っているはずである。そこで慶應義塾高等学校 野球部 部訓をHPで調べてみたので、下記に抜粋します。

(全て記載ではなく、一部抜粋)

 

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慶應義塾高等学校野球部 部訓
日本一になろう。日本一になりたいと思わないものはなれない

Enjoy Baseball(スポーツは明るいもの、楽しいもの)

礼儀正しくあれ。どんな人に対しても、どんな場にあっても、通用するのは人間性。一人一人の人間性が慶応義塾の評価を決める。挨拶は人との最初の勝負。

周りの者に感謝の気持ちを持て。感謝の気持ちは「ありがとう」世の中にそれほど以心伝心はない。言葉は使ってはじめて活きる。

時間厳守。組織が成り立つ、人の信頼を勝ち取る最大の武器。

個と全。グランド出たら個人の技術、精神力を高めるための最大の努力をせよ。1人1人がキャプテンだと思っているチームのみが勝つ。

他人の悪口を言うものの周りにはいつも悪口ばかり言っている者が集まる。自分の不運を嘆く者の周りにはいつも同じ類が集まる。

闘争心を持て。ただし相手を口で罵倒するような事はやめよう。相手の好プレーには拍手を送ろう。

グランドでは上級生、下級生は対等。しかし下級生は上級生に敬意を払い、上級生は下級生に色々と教え、叱り、同時に模範となる練習態度、学業態度を示せ。

理論武装をせよ。君達は将来の指導者だ。

凡人は習慣で1日を送る。天才はその日1日が生涯である。

今の自分を許すな。自分のプログラミングが出来ない人間が負ける。

自分の評価は自分でしろ。人の目、人の評価を気にしてばかりいるとパイプが詰まる。

自分がどんなに頑張っててもダメという相手でも、絶対に負けるのを嫌え。勝ち負けの勝負にはとことんこだわれ。
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上記は慶應義塾高等学校 野球部のHPより、部訓パートの一部抜粋し記載しております。

【慶應高校野球部優勝から読み解く本質とは】

2023.08.22

 御存じの通り、今年の夏の甲子園大会は、慶應高校が107年振りの優勝を成し遂げました。

 

 ネットやメディアを通じて、「エンジョイベースボール」「丸坊主 or 長髪論争」ばかりが注目されているが、監督を務める森林氏の指導法の本質を個人的に注目してみました。まずは森林監督は慶應幼稚舎の教師であるということ。当然のように映るかもしれませんが、実は高校野球の監督は教員である必要がありません。特に全国レベルの強豪校では、意外と教師は少ないというのが現状です。色々は側面があるでしょうが、教師だと時間が確保しにくいという理由も大きいのでしょう。いずれにしても、森林監督は教育者であるという点、これは野球指導に大きくかかわっていることが垣間見れます。

 

 森林監督が優勝インタビューで発したコメント。

 

「うちが優勝することで、高校野球の新たな可能性とか多様性とか、何か示せればいいなと。常識を覆す目的で、優勝から新しいものが生まれてくれるのであれば、本当にうれしいです。高校野球の新しい姿につながる優勝だった」

 

 彼が明確に持った目的意識は、ある意味彼らの存在意義を問う戦いであったのかもしれないくらい、非常に壮大である。

 

 そもそも「森林さん」と生徒に呼ばせるという関係性は、高校野球の強豪校では皆無に近いのではなかろうか。高校野球の監督と選手は、絶対的な主従関係のイメージが強いく、互いを尊重し、信頼し合う慶応のスタイルは特異であるはずだ。「丸坊主 or 長髪論争」も同様である。

 

 同時に、森林監督や慶應高校の代名詞にもなった、「エンジョイベースボール」や「自由」や「笑顔」の本質はどうだろうか。本当に楽しんで全国優勝が出来るのだろうか。所詮慶應は有力選手を集めているからなんじゃないだろうか。

 

 兎に角、慶應野球部って自由で楽でそんなに練習もしていなければ、全く「規律」なんてない集団で、偶然いい選手が集まった世代だから優勝できたんじゃないだろうか、という声が多々聞かれるのもまた事実だ。

 

 これを次回で読み解いてみる。

【パワーランチとは】

2023.08.11

 この春から会社メンバーと私とのコミュニケーションの一環として、「パワーランチ」 を定期的に開催しています。

 

 この 「パワーランチ」 とは、欧米企業で一般的に使われているビジネス用語ですが、実はシリコンバレー発祥にであり、一般的にはビジネスに関するミーティングを兼ねて昼休みに摂る食事のことです。日本でも以前は仕事帰りの飲み会などで親睦をはかった時代もありましたが、コロナパンデミック以降そもそも飲み会も無くなり、更にプライベートも忙しい現代では、ランチタイムを活かす方が効率的でこの 「パワーランチ」 が以前より重宝されてきています。

 

 コロナパンデミックから、どこの企業でも言われたコミュニケーションの難しさが叫ばれており、日本古来の 「飲みにケーション」 がやはり大事であったと言われるほどですよね。実際にリモートワークやオンラインミーティングが教えてくれたのは、対面を基本とするリアルコミュニケーションの素晴らしさだと、感じている方も多いのではないでしょうか。

 

 そして仕事の報告や連絡事項など、それだけのためにわざわざミーティング開催の意味は感じられなくても、「パワーランチ」でなら効率よく伝えることができますし、時間も短縮できます。

 

 更に言えば、一緒に食事をするということは、各々に思い出として鮮明に記憶され、人と人との繋がりがより強くなりますし、当然のことながらチームビルディングになることもこの「パワーランチ」の大きな意味でもあります。

 

 ランチ時間位、一人でゆっくり食べたいという当然な意見もあるでしょうが、私と一緒にランチをすることは年に1回あるか無いかと考えて貰え我慢して付き合ってもらえると幸いですし、当然ながら、こちらからご馳走させていただくという形式なので、無料ランチと捉えて頂いても結構です(笑)

 

 私の中で最も大切な事は、現場でハードワークしてもらっている会社メンバーとの直接の語らいの場は大きな意味を持ちます。彼らの現場からのリアルな意見や要望を聞くことは貴重な時間ですし、これが経営に大いに役立ちます。何故なら経営で最も大切な事は、日々現場で起きており、会社が成長するとトップと現場の距離が広がっていき、これは明らかにマイナスであるからです。「パワーランチ」 はこういったことも解決する一つのツールにもなり得ます。

 

 何とかお互いの時間を調整し、7月はひと月で延べ33人メンバーとのパワーランチの機会を持つことが出来ましたが、私としては本当に充実した見るリアル時間で、大きな意味を成果を成し得ている感じています。

 

 さてその内容はまた次回。