【砂丘一斉清掃から砂丘の未来をおもう】
2019.09.089月8日(日)鳥取砂丘にて半期に一度の恒例、「砂丘一斉清掃」に川口グループとして参加してきました。
この春の参加時は、あいにくの大雨・・・っというか、ほぼ嵐(笑)。砂丘に吹き荒れる、雨風で春とはいえ、凍てつくような寒さで終了後、帰宅早々風呂に飛び込んだことを覚えてます。
そして今回は、、、灼熱の暑さ・・・。砂丘というより砂漠でしたね・・・(笑)
それでも雨風があるよりはよっぽどましで、空は突き抜けるような青空。砂丘と日本海と青空のコントラストは、絶景という言葉以外見つからないほどです。
我々大人になった鳥取県民は、よっぽどのことが無い限り、鳥取砂丘に来ることはありません。子供関係、もしくは鳥取県外から友人等の観光案内でたまに来るくらいでしょうか。
それでも来るたびに、やっぱり絶景だな~っと惚れ惚れしてしまいます。
そしていつも思うのが、これだけの規模で美しい国立公園が未だに無料ということ。これは正直信じられませんね。維持費だけでもとんでも無い程必要でしょうに。近隣にお金を使うところも少ないですし、本当に素通り観光客が多そうで、経済効果というより砂丘の維持は大丈夫なのかなっと心配してしまいます・・・。
外国では基本的にNational Parkって入場料必要なんですよね。車でも徒歩でも、必ず公園の入口に料金払う場所があります。
しかし多少高くってもそこを目的に行くわけですから、払うことに不思議はありません。そして維持の為に費用が必要だと入口に必ず記載してあるので、入園者は納得し気持ちよく払うわけです。
ディズニーランドやUSJが目的で旅行したら、入場料払いますよね?私にしてみれば、同じ理屈だから払うべきだと思いますけどね。
まあ、法律上の問題や色々あるんでしょうけど、であれば尚更変えて欲しいですよね。美しさをキープするには必ず経費が必要です。例えば入場料1,000円徴収するとなったとして、そのせいで鳥取に来る観光客って激減するとは思えません。
個人的な話ですが、私は海が好きで、昔から特に海に沈む夕日を見るのが最高の贅沢だと思っています。実はこの鳥取砂丘から見る夕日って、日本トップレベルの美しさなんです。
例えば日本で言えば、関東の方や太平洋側の方々は、海に沈む夕日は見れませんよね。夕日が海に沈む景色を見れることは、日本海側や西日本の特権であり、とんでもない程貴重で素晴らしいことなんです。
ちなみに鳥取砂丘でいれば、砂像博物館のテラスから出ての展望台から見る夕日は、涙が出る程美しいですね。
以前アメリカ人の友人がその景色を見て、
「この鳥取砂丘の夕日は、ロサンゼルスのサンタモニカ桟橋の夕日の100倍奇麗だ」
っと言っていましたが、私も100%同意します。もっともっと誇りを持ってほしいし大事にしてほしいですよね。そしてその為には、ボランティアは勿論ですが、お金をかけて整備をしてほしいと感じます。
世界トップレベルのハードがあるわけですから、そのハードを活かすソフトが必要であり、それには費用が必要です。ホテル誘致の話も出ていますし、他も含めてもっと議論や活動が活性化してほしいですね。
まあ、だまされたと思って一度、砂像博物館からの夕日を見てみて下さい!私の人生で間違いなく、世界トップレベルの美しさであり絶景です。近くにいると意外と気付きませんが、実は鳥取がワールドクラスってものは沢山ありますよ!
まさに残暑でしたが、砂丘一斉清掃しながら、砂丘の未来をおもい、清々しい休日の朝を会社のなかまと一緒に過ごせましたことに、心から感謝です。
PS 写真は本日のMVP
【杉原千畝Sempo Museum】
2019.08.30この春より東京に、杉原千畝Sempo Museumが関係者の長年の活動を経て、無事開館されたというニュースを見つけたので、早速出張の合間を縫って訪問してきました。
私は以前より、杉原千畝氏を敬愛しており、念願かなって昨年5月、リトアニア・日本大使館と彼が最後に泊まったというホテルに訪問し、翌日アウシュビッツに訪れてきました。
実はその内容は下記の通りこのブログで、昨年アップしております。
【日本のシンドラーと命のビザ】
http://www.kawaguchi-group.jp/blog_president/3335/
【負の世界遺産とThe Holocaust】
【負の世界遺産とThe Holocaust】
やはり昨年現地に行ったからこそ、どうしても今回このMuseumは訪れたいと思っていましたが、場所も東京駅そばであったため少しの時間を作ることが出来ました。
小さなビルの中の小さなスペースで、こじんまりとという雰囲気に反して、結構な訪問者に驚きました。杉原千畝の半生を振り返る録画映像も繰り返し上映されており、全く彼を知らない方でも、すんなりと彼の行ったことを知る機会になるであろう展示会でした。
私自身、時間もなく15分ほどの訪問でしたが、それでも訪れて良かったと心から感じる事が出来ましたね。日本人としての誇りを強く感じさせてくれるのは勿論ですが、何より人は何のために生まれ、生きていくべきなのかという、答え無き壮大な人生のテーマを考えさせられる貴重な時間となりました。
当然の如く、人の数だけ人生のドラマがあります。人生たまには立ち止まり、何に対して感謝し、何に対して幸せを感じるべきなのか。答え無き答え探しをする時間は、必ずや大切な時間であると、杉浦千畝が諭してくれるような15分間でした。
原千畝の信念と決断
下記、杉原千畝Sempo Museumより抜粋。
後年、千畝はこう語っている
「私のしたことは外交官としては間違ったことだったかもしれない。
しかし、私には頼って来た何千人もの人を見殺しにすることは出来なかった。
大したことをしたわけじゃない。当然のことをしただけです。」
生きるということを、深く深く考えさせられます。
【鳥取梨シーズンスタート】
2019.08.268月に入ると、我々の暮らす鳥取秋の味覚、梨シーズンがスタートします。
150年の歴史を持つ、鳥取二十世紀梨は、我々鳥取県民にとっても、大きな誇りであると同時に、これを食すことによって秋の到来を感じる事が出来る、鳥取秋味覚の王様と呼べる果実です。
弊社も約70年間、その資材関係を含めてのサポートをさせていただいております。
そして最近では品種も多様化し、ここ近年大きく収穫量を増やしている代表格が赤梨「新甘泉(しんかんせん)」。以前は希少価値が高く、大都市に出荷させることが多かったため、なかなか地元に出回ることが少なかった梨でしたが、ここ近年は生産者さんも飛躍的に増え、この時期になると地元の小売店でも見かけるようになりました。
肝心の味の方ですが、とにかく本当に甘い!かはいってみずみずしく水分値が高いので、のどを通った後もすっきりしていて、ついつい食べ過ぎてしまう程、美味しい梨です。サイズも大きく見た目も高級感に溢れており、ギフト等では最適でしょうね。
個人的には、鳥取生まれ鳥取育ちなので、二十世紀梨に食べ慣れており、まだまだ王様の座は譲ってほしくないと思いつつ、確かにこれは高値で売れるわって感心してしまう程、この新甘泉は美味しいですね。
学生として東京に上京した十代の頃、出会う人に私が鳥取出身だというと、
「鳥取の二十世紀梨って、ほんと美味しいよね!」
っと、沢山の方々に言われ、それが私を笑顔にし、そして鳥取出身であることの誇りをより強めてくれました。鳥取の秋の味覚の王様である、鳥取の梨。より大きく発展して欲しいのは当然のことですが、まだまだ二十世紀梨にも頑張って欲しいですね。
濃厚な甘さの代表格である、鳥取の赤梨新甘泉。そして爽やかですっきりした甘さの鳥取の青梨二十世紀梨。共に食すからこそ分かる、両方の美味しさ。皆さんも是非、二つ並べて御賞味してみて下さい。
鳥取の秋の味覚の王様、そして鳥取梨の温故知新を感じる事が出来ますよ!!