CEO blog

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【ブレない挑戦する姿勢とは】

2022.02.20

 先週末にて北京冬季オリンピックが終了致しました。

 

 東京夏季オリンピックに続くコロナ禍でのオリンピックでしたので、通常のそれと比べて盛り上がりに欠ける部分は否めませんでしたが、それでも世界各国のアスリートの超人技や競技後のコメントに心奪われる日々でした。

 

 いつ見てても思いますが、彼らアスリートの挑戦する姿勢には心奪われるだけではなく、自分自身の大きな刺激になりますし、色々考えさせられます。

 

 金メダルを獲得したスキージャンプ小林陵侑選手、5種目完走し金メダルまで獲った高木美帆選手、最終で見事大逆転金メダルの平野歩夢選手。思い出すだけで、まだ興奮冷めあがらぬ程の感動があるはずです。日本人で良かったと再認識させてくれたことに感謝という思いもたくさんの方が感じたと思います。

 

 そんな北京オリンピックで私が最も心奪われたのは、前回平昌オリンピック同様、羽生結弦選手の4回転半ジャンプの挑戦です。御承知の通り、結果はジャンプ着地に失敗し、認定されたもののほろ苦いものになってしまった挑戦でした。それでも何が凄いって、オリンピックという究極の舞台、究極の目標、更には3連覇がかかったオリンピックで挑戦した彼の精神力は想像すら出来ません。

 

 そして彼はSPで出遅れたからこのジャンプに挑戦したのではなく、彼は初めからこの挑戦を明言したうえで、実行したことが凄まじく感じるほどです。

 

 実は4年前の平昌オリンピックでも、羽生結弦選手に関して下記ブログに記載致しましたのでリンク貼り付けます。

 

http://www.kawaguchi-group.jp/blog_president/3167/

 

 彼の4年前金メダル後のインタビューのセリフが下記です。

 

「全部が全部欲しい、何もかも手に入れたいけど、捨てなきゃ取れないものもある」

「普段のこととか考えかたとか、今この幸せはいらない」

「そういうもの(小さな幸せ)をすべて捨て去ってきた」

 

 4年経っても全く軸がぶれないなっていうか、今でも常に新しいものに挑戦する姿勢。そのためには古いものを捨て去ることすら厭わない。彼のような人間になることは難しいのは百も承知ですが、一歩一歩近づきたいと思わせてくれる、そんな希有の存在が羽生結弦選手。生きる姿、挑戦する姿、かっこいいとしか言いようがない!!


【オリンピックオープニングセレモニーを見比べて】

2022.02.05

 2月4日、北京冬季オリンピックが開幕しました。

 

 選手と競技に注目することは勿論ですが、やはりオリンピックといえば夏冬問わずオープニングセレモニーに注目が集まりますよね。そして、半年前に行われた我らが東京オリンピックのオープニングセレモニーと比較をしてしまうのは、私だけではなく日本人であれば同様の感情を抱いてしまったであろう。

 

 超個人的私の見解としては、日本人として残念だったと思わざるえない程、北京オリンピックオープニングセレモニーの方が素晴らしい内容でしたね。勿論比較をすること自体ナンセンスなのは百も承知ですが、裏を返せば、比較をしてしまうほど北京オリンピックのそれが素晴らしかったということかもしれません。

 

 賛否両論あれど、やはり中国の団結度は凄まじいですね。今回総監督であったチャン・イーモウのリーダーシップなのかは分かりませんが、彼の一貫性のある表現は観客を大いに惹きつけられる魅力に溢れていました。それはお金のかけ方ではないというか、意外と質素な内容にもかかわらず、見ているものを強く惹きつけられました。勿論、最終ランナーに関することやその他政治的な部分を排除してのことです。

 

 聞くところによると、東京オリンピックは組織委員会を含めてプロジェクト運営が極めてバラバラで、数人の大御所に合わない若い優秀な方々が続々と離脱した為、最終的に一貫性のないオープニングセレモニーになったと言われています。これらはどこまで信憑性があるか分かりませんが、少なくとも一貫性のないバラバラなセレモニーであったことは客観的に見ても否めないですね。

 

 中国が明らかに莫大なお金を投資したのであれば、もう少し納得出来たのかもしれませんが、今回はそうでもなさそうでしたので、やはり日本人として残念な気持ちが多いかったですね。ではこの違いはリーダーシップなのか組織力なのかプロジェクトマネージメント力なのか。

 

 実際、各国のメディアの反響を見ていると、総じて「ここ近年のオリンピックオープニングセレモニーで最高に魅力的であった」という評判が大半を占めていた。

 

 トーチ自体が聖火となるという、イノベーティブな点火式を観ながら、日本人として色々考えさせられる、そんな北京冬季オリンピックのオープニングセレモニーでした。


【川口グループ 2022年の方向性】

2022.01.18

 それでは次に、2022年に向けての方向性を発表致します。

 

【2022年の方向性 / スローガン:実行力】

 

<リージョナル事業部> 「エコビジネス」がどの事業部より大事なキーワードになる業界なだけに、新たな提案力の開拓急務です。更には引続き農業法人リバードフィールド㈱と連携し、「地域社会に根ざしたKGP地域農業」を実現を目指すこと。どこよりも長い歴史を持つ事業部だからこそ、新たな歴史を創る地域社会(リージョナル)に貢献する事業部となることが地域の発展に繋がるでしょう。

 

<ペットライフ事業部> セールス戦略を先頭に立つのは、昨年10月に立ち上げた「東京オフィス」「大阪オフィス」「海外販売」となり、「鳥取オフィス」はその全ての扇の要を担います。この具現化の為には、弊社製造製品のブランディングを高め、次世代型マーケティング戦略にて海外拡販を図る。当然の如く、R&D開発力を高め、自社工場で作り製販一体の組織を前面に出すことが我々の強みになるはずです。

 

<バッテリー事業部> 昨年同様、人財確保と育成が必須であり、その中でも円筒係は最強化部門です。ここを中心に事業部全員体制で、効率改善に取り組むことが求められます。その為に一人でも多くの現場からのリーダー人財が育ってくること希望ですが、それらを目指して老若男女問わず自ら挙手してくれるような人財を求めています。

 

<とっとり匠の杜工房> 新工場稼働も2年目になり、FSSC22000認証工場として、高レベルの品質管理をおこないつつ、新しい分野への進出も目指していきたいと考えています。そしてロジスティックス分野含めて、あらゆる部分を本事業部が管理を行い、このロジカルな考え方を具現化する川口グループの中心事業部に成長することを希望しています。

 

<リバードメキシコ工場> 2022年は新規ビジネスの為、新規ライン増設プラス2シフト制を立ち上げる見込み。日本以上に人財確保がキーワードになる為、自動化含めて新たな戦術・戦略を推し進めることが急務。

 

 上記が2022年川口グループの基本方針です。

 

 2020年以降新しいオフィス・新しい工場が出来、新しいメンバーが増えました。この御時世に本当に有難く嬉しいことであり、少しずつ社風も色々な意味で洗練され変わってきています。同時に一部成熟期を迎え、我々の最もたる強みでもある、「実行力・チャレンジ・スピード」が弱まっていることも事実です。

 

 我々が目指す究極の企業像は、昔も今も「100年続く 地方の超中小企業」です。各トップから現場までの距離を究極まで近づけ、即座に実行出来るスピードこそが中小企業ならではであり、そして大企業には無い我々の最大の強みです。メンバーが増えようと、企業が大きくなろうと、マーケットが成熟しようと関係ありません。ビジネスに最初から分かっている正解は絶対にありませんし、たとえミスをしても、実行するからこそ真の正解が見えてくるはずです。

 

 個人としても、チームとしても、企業としても、「実行」する力こそが最も大切だと皆が理解することが2021年度スローガンであり、我々川口グループのKGIです。

 

 そして本年川口グループは、更なる地域発展を実現させるためのニュープロジェクトを実行します。現在賀露の地にて、いちご観光農園「鳥取砂丘フルーツパーク」も大盛況をいただいておりますが、我々は本年、次世代型プラットフォーム「鳥取砂丘グランパーク」をオープン致します。これは鳥取スタイルの体験型複合施設であり、まさに地方創生SDGsプラットフォームを目指し具現化させます。

 

 「実行力」

 

 コロナ禍ビジネスはアイデアを掲げるだけではなく、実行する力こそ最も必要とされる時代です。その力で地域社会に新機軸を生み出し、新たな価値創造することこそがサステナブル地域企業になることだと信じています。

 

 我々が勝ち残る上で最も大切なバリューこそ、この「実行力」であったと、振り返ったときに誇れる2021年度になることを希望します。グループメンバーとその家族、そしてこの鳥取地域社会の発展の為、ミスをしても前に進み続け、必ずや有言実行する力。今こそ我々が最も必要な言葉であり、今こそこの言葉を新年挨拶にしたく思います。皆様の引続きのご協力を心から希望します。

 

 本年の変わりませずご愛顧賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

 川口大輔