【青春って、すごく密なので ①】
2022.10.19 「青春って、すごく密」
この言葉を聞いてピンとくる方々は相当多くいらっしゃることでしょう。まあこれをこの10月に話題にするなんてって思う方の方が多いかもしれませんが、8月この時期は北米出張中だったという強引な言い訳で勘弁して下さい・・・。
さて本題に戻ると、そうこの名言はこの夏の甲子園高校野球大会決勝後の、仙台育英高校 須江航監督 優勝インタビューでのワンフレーズ。
個人的に衝撃的なスピーチでした。大袈裟ではなく、私の中でこれまで日本人のスピーチで歴史に残るレベルだと感じています。心が震え、自然に涙が出るスピーチとはこういうスピーチなんだなっと感動という言葉では表現できない程のインパクトでした。
前述にあるように出張中だったので、この優勝スピーチはネットで拝見しましたが、下記記載致します。
【全文】仙台育英 須江航監督 優勝インタビュー
「宮城の皆さん、東北の皆さん、おめでとうございます!100年開かなかった扉が開いたので、多くの人の顔が浮かびました。
準決勝、勝った段階で、本当に東北や宮城の皆さんから、たくさんのメッセージをいただいて、本当に熱い思いを感じていたので、それに応えられて何よりです。
前半は(下関国際)古賀くんも、すごくいいピッチングしていたので、焦りはありませんでしたけど、本当に翻弄されている感じでした。でも、ここまで宮城県大会の1回戦から培ってきた、ことしの選手のできること、自分たちが何をやってきたのか本当に立ち返って、選手自身がよくやってくれたと思います。
きょうは本当に斎藤(仙台育英)がよく投げてくれて、でも県大会は投げられない中で、本当にみんなでつないできて、つないできて、最後に投げた高橋も、そして、きょう投げなかった3人のピッチャーも、スタンドにいる控えのピッチャーも、みんながつないだ継投だと思います。
入学どころか、たぶん、おそらく、中学校の卒業式もちゃんとできなくて、高校生活っていうのは、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違うんですね。
青春って、すごく密なので、、、
でもそういうことは全部「だめだ、だめだ」と言われて、活動していても、どこかでストップがかかって、どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で、でも本当に諦めないでやってくれたこと。
でも、それをさせてくれたのは僕たちだけじゃなくて、やっぱり全国の高校生のみんなが本当によくやってくれて、例えばきょうの下関国際さんもそうですけど、大阪桐蔭さんとか、そういう目標になるチームがあったから、どんなときでも諦めないで、暗い中でも走っていけたので。
本当にすべての高校生の努力のたまものが、ただただ最後、僕たちがここに立ったというだけなので、ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います。」
以上がインタビュー全文になります。
ちなみに動画は下記で御覧下さい。前半の監督インタビューは勿論、後半の選手のインタビューでもハンカチをお忘れなく・・・。
【DRUM TAO 2022「KAIKI」安来公演】
2022.10.0510月2日(日)のことになりますが、島根県安来市まで車を走らせ、DRUM TAO 2022「KAIKI」公演を観てきました。
御存じの方も多いかと思いますが、このDRUM TAOというのは大分県を拠点として活動する和太鼓演奏グループ。「世界で通用するエンターテイメント」という目標を掲げ結成されたチームとのことで、以前から興味あり一度生演奏をと思っていました。
海外を転々としていると、和太鼓というのは日本人が思っている以上に評価が高く、年々価値が高まっていると言えます。その和太鼓を更にエンターテイメントとしてインスパイヤ―させたのが、このDRUM TAOというチーム。
演奏後の感想はというと、、、最高でした!!やはり生演奏に勝るものはないというのと同時に、DRUM TAOはパフォーマーとして最高なので、これも絶対に肉眼で見るべき感動的なクオリティ。
まああまり語るとネタバレになるので控えますが、行って損は絶対にない圧巻のパフォーマンス。おそらくYouTube等でも見れると思いますが、まさに世界が認め世界を驚愕させたと言われるDRUM TAO。
私にとって何より強い印象を与えてくれたのが、一人一人のパフォーマーの皆さんの笑顔と楽しそうな姿でした。演奏ですから当然シリアスでもあるんですが、やはり皆さん一人一人笑顔が素晴らしい。生演奏だからこそ、それが強く伝わってきて、見ているこちらも笑顔になってしまうような、大きな力を感じるほどでした。
やはりこれがエンターテイメントの本質だなっと再認識。楽しまそうとか、楽しんでもらおうという気持ちも大切なんでしょうが、やはり自分が楽しんでないと相手も楽しめないということですね。
ビジネスも全く同じで、自分が喜べないビジネスは絶対に相手には伝わらない。DRUM TAO見てて、再認識させてもらいました。お勧めエンターテイメントです!!
【2年半ぶり 北米出張を終えて】
2022.09.152年半ぶりの北米出張ということで、こちらのブログがあまりにも長いシリーズになってしまいました。本当に久しぶりの北米、久しぶりの同僚や友人やクライアント達との再会、そして出張中、海外から大きな刺激を含めて、沢山の収穫を得て帰国することが出来ました。
本当に充実した出張であったが、新型コロナウイルスの影響で世界と比べて日本社会の大きな後れを取っていることも、想像以上に強く感じたこともまた事実であった。
帰国するフライトの2日前にラスベガスでPCR検査を受けた。これは日本に入国する為に必須条件でありここで陽性が出ると5日間帰国を遅らせなければならいという、今の日本の水際対策ルールである。
因みにそのPCR検査場に並んでいるのは全て日本人。この話をアメリカ人に話すと、「日本は未だにそんなことやってるのか?」っと軽く笑われた。仰る通り世界中がこれだけ動いている中で、いったい何の意味があるというのかということだ。ちなみに現時点で、アメリカ人はもうほとんどPCR検査を受けない。日本のマスコミは言わないが、アメリカでコロナ陽性者が激減している理由はここにあることは明白だ。
日本でもおそらく多くの日本人が同様なことを感じているであろうし、PCR受けて陽性になってしまったほうが困ってしまうことも多々ある。濃厚接触者になった場合も同様だ。
1年前2年前であればそれで良かったであろうが、さすがにもういいんじゃないかと強く感じる。(注釈:2022年9月07日 日本入国よりワクチン接種3回完了されている方は、陰性証明書の提示が免除)
この春にも海外出張おこなっていたが、帰国時に羽田空港に到着して抗原検査等の拘束時間は約3時間であった。入国の際に必要なアプリMy SOSは全然デジタル機能的じゃないし、実質紙ベースでの入国検査資料に、挙句の果てには空港の検査員たちが大声で指示をする始末。
その際は東南アジア出張だったが、その時点でどの国も入国はデジタル管理で一瞬で終了。そして日本に帰国するや否や、アナログ大国日本のアナログシステムで拘束3時間・・・。
今回の北米出張での入国はさすがに1時間ほどに短縮されていたが、それでも帰国前のPCRやらアプリでの書類申請やら、めんどくさいことめんどくさいこと。
そして日本入国後のマスク社会・・・。北米出張中、一度もマスクをしてなかったので、やはりマスクをすることに強い抵抗感が。しかもそのまま都内滞在だったので、マスクをして炎天下を歩かなければならない・・・。お年寄りはコロナよりこっちの方が危険なんじゃないだろうかと、真剣に考えてしまうほど苦痛。
今回帰国して、最も強く感じたのが、いつもながらかいつも以上に日本社会のガラパゴス化。一方アメリカはバブルな雰囲気とコロナが完全に終息した雰囲気で、日本は景気低迷で、未だに皆マスク。勿論、国民の健康を最優先に考えることが大切であるし、それはキープし続けるべきであるが。
外国は完全にコロナ終焉と捉え、力強く社会と経済の復活の為、大きく前進している。かたや日本の現状は・・・。
某首相は「聞く力」なんて自慢しているなら、国民の声を聞き、たった一言「マスク取りましょう!」っと国民に向けて発言する時期に来ているんじゃないだろうか。勿論少数意見や弱者を守る社会の実現は大前提だが、このままでは日本はドンドン世界から取り残されていく。この危険な現実に目を向けるべきだと、心の底から感じた2年半ぶりの北米出張であった。
政府は屋外でマスクを外すことを推奨していると言うが、その発信力の乏しさたるや・・・国のトップが全日本国民に発信すれば良いだけなのに、この国はグレーをそれでも好むのか。社会問題は政治がリーダーシップを取らないと、何も前には進まないことを、この国の政治家は分からないのだろうか。政治家とは指導者であり、国民のリーダーであるべきだ。