【2年半ぶり サンディエゴ出張】
2022.09.092年半ぶりのメキシコ工場を後にし、またアメリカ・サンディエゴに戻ってきました。戻ってきたと言っても、隣街に移動する程度なので、残念ながら出国入国の感覚はほぼありません。
サンディエゴでは、ペットマーケットの市場調査ということで各大手小売店を駆け足でまわり、それと同時に今回の重要案件である金融関係の処理の為、これも駆け足でまわります。っというのも、2年半もアメリカに来れてなかったので、弊社アメリカ法人の金融関係等、色々することがあるわけです。
ようやく全ての諸手続きが完了した段階で、夕方18時30分。そこから、アメリカサイドのスタッフであるRachelと合流し、海沿いのレストランで久々のディナー。彼女に会うのも2年半ぶりで、メキシコ担当の田中成さん含めて3名で会話も楽しく盛り上がりました。食事前に久々にカリフォルニアビーチと少し歩き、久々のビーチの美しさを満喫。時間は19時過ぎ。
しかしカリフォルニアはまだまだサマータイム(夏時間)なので、太陽は高い位置にあります。このサマータイムというシステムは、3月~11月の間は時計の針を1時間進めるという社会システム。
サマータイム(夏時間)は、日の出時刻が早まる時期(3月~11月)に、時計の針を1時間進めれば、太陽の出ている時間帯を有効に利用することが目的の欧米を中心に導入されているシステムです。アメリカでは通常「デイライト・セービング」と呼ばれていますが、これは太陽光(Daylight)を有効活用(Saving)する時間制度(Time)という意味ですね。
単純に1時間ずらす社会システムなので、明るい時間が長いわけです。例えば19時30分に日が落ち暗くなる条件でも、サマータイム下になると、20時30分まで明るいということです。暗くないと会社帰りに飲みに行っても気持ちが盛り上がらない!!って人以外は、素晴らしいシステムだと思います。
当然安全ですし、何より電気を主としたエネルギー消費に大きなインパクトを与えるはずです。実は日本も何度も導入の機運が高まったことがあるようですが、御存じの通り未だに導入の目途はたっていませんね。ここ最近の電力問題のNewsを見ていると毎度思うのが、政府は節電要請をするのであれば、まず社会システム変更をすべきだと強く感じます。社会システムを前向きに変更するのが政府の役目のはずですからね。
日本の夏は朝5時から明るいのに、沢山の方々は7時前後に起床するわけです。これは2時間も太陽の恵みを失っているということですよね。
勿論ですが社会システムを変更するということは、大多数の方々の同意が有り、更に大きな協力がないと進めることは不可能でしょうが、なぜこれだけ素晴らしいシステムを導入しないか不思議でなりません。レストランで食事しながら、20時過ぎてもまだまだ明るい2年半ぶりのカリフォルニアの太陽を見ながら、もったいないなって心から感じてしまうディナーでした。
【2年半ぶり メキシコ出張】
2022.08.31深夜にSan Diego入り宿泊。そして月曜日となり、いよいよ2年半ぶりにメキシコへの車移動。
しかしその前にDMV(アメリカ陸運局)に行かなければならなかったので、早朝からUberで移動しDMV Open前の列に並ぶ。目的はCalifornia免許証の更新。残念ながら私の免許証はこのパンデミックの間に、更新期限切れとなり失効扱いになっていた為だ。開店後、DMVスタッフに状況説明すると、ペーパーテストのみで回復出来るとのこと。日本でもそうだがアメリカでは免許証はID(身分証明書)として、大変重宝というか必須アイテムだ。特に我々日本人としては、いちいちパスポートを持ち歩くことは面倒であること以上に、紛失リスクを考えると大変危険。意外と北米はIDを見せなければいけない状況が多いので、まさにマスト事項。
早速テスト受け、無事に合格と共に写真撮影し手続き完了。2週間後に免許証が届くとのことであったので、一安心。今回の北米出張の一つの目的完了。ちなみに銀行デビットカードも期限が切れており、これらの手続きもその後無事完了。当然この手続きにも免許証は身分証明としての必要アイテム。
コロナはこういったことまで面倒なことにしてくれていたが、免許証・銀行とある程度のことが完了したことでだいぶ気持ちが楽になった。
そしていよいよ2年半ぶりのメキシコ入国。車に乗って国境超え、車内から見る久々のメキシコ・ティファナの風景。しかし何一つ変わっていないところが、あらためてメキシコらしい(笑)
無事工場へ到着。中に入り、当然の如くラインやレイアウトは変わっているが、そのほか大きく変わっていない工場の風景。そして2年半ぶりのメンバーと目が合うと、久し振りの再開に自然とお互い笑顔になる。2年半の時が経過しているので、多数のメンバーが変わっており当然初対面メンバーの方が多いが、それでも懐かしい顔がほっとさせてくれる。彼らは英語話せないし、当然私も片言スペイン語なので、ほとんど会話にならないが、それでも彼らは笑顔でスペイン語で語り掛けてくれる。
おそらくこの2年半、彼らもここメキシコでコロナや色々な事と戦った日々を過ごしてきたんだろうが、このメキシコ人というラテン系の人達はそんな雰囲気を微塵も感じさせない程の、弾けるような底抜けの笑顔で出迎えてくれる。
ほんの少しの彼らとの再会の時間は、やっぱりメキシコに来て良かったと思わせてくれる大切な時間となった。いつも通りの彼らの笑顔を見ていると、心からそう感じることが出来る。そしてこのパンデミック中でも、このメキシコで一生懸命に働いてくれた彼らに心からの感謝の気持ちが自然に強まった。働いている彼らのラインをまわりながら、一人一人に声をかけた。
「Mucho Gracias」
すると、何人かが私に言葉を発した。
「Mucho Gracias」
何に対して私にありがとうなのかは良く分からないけど、またお互い笑顔になった。コミュニケーションの本質とはやはりこういった部分であると再認識。色々あったし多少のリスクはあったが、久々にメキシコに来て本当に良かった。
ありがとう!メキシコ。
【2年半ぶり 北米出張】
2022.08.302年半ぶりに北米出張行ってきました。
メイン目的は、リバードメキシコプラント訪問と、ラスベガスでの全米最大規模のペットショー視察。最後に渡米したのが2020年2月末~3月1日。実は今年春に東南アジア出張はしていたので、海外自体は久しぶりではありませんが、それでも北米は2年半ぶり。
コロナ禍ということもあり、何が面倒だって出国前の準備が大変でこれがなかなかの作業ボリューム。ワクチン接種証明書やCDC宣誓書等を事前に準備し航空会社に提出義務があります。提出しても認可されないといけない作業なので、その結果待ちの時間を考えると当然早めのプロセス準備が必要なのです。
元々海外に行くという行為に慣れすぎていたからか、これらは完全なる余分な作業なので、自分の気持ち的に結構な負担でした。まあそれでも全て完了しなければ出国出来ないので、取り合えずこなし無事に飛行機に乗ることが出来ました。ちなみに羽田空港の国際ターミナル(第3ターミナル)は超ガラガラ。まあ第2ターミナル(国内線)もまだまだ人が少ないので当然国際ターミナルはまだまだってことですけどね。
機内は想定通りというか、それなりに空いてました。今は特に北米向けは出張者がメインということもあり、基本的にフライトチケットはパンデミック前の2倍前後の価格高騰。当然機内でずっとマスクはしていましたが、空席が多いこともあり気持ちが楽であったことは間違いありません。やはりパンデミック後は、混んでいる環境に自分の身を置くと、多少の嫌悪感を持ってしまうようになっているというのは私だけではないと思います。
そんな中、無事にSan Francisco空港に到着。まあTV等を見ていたので想像をしていましたが、それでも誰一人としてマスクをしていないことに驚きがありました。そして兎に角、人が多い。パンデミック前と何のそん色も無い程、人混みでごったがえしています。つい10時間ほど前のガラガラの羽田空港を見た後なので、尚更その違いに驚くを隠せません。
私はその環境下であることから、速攻マスクを外しカバンに入れ込む。マスクをしていると、逆に奇妙に見られてしまうかもっというネガティブな感覚は、やはり私が日本人だからであろうかと考えてしまうほどでした。その後、San Diego行のフライトに乗る前に、隣の席が空いている座席に動かせないかどうかをカウンターできくと、なんとそのフライトは満席だとのこと。コロナ禍の日本で満席のフライトなんて、GWや年末年始以外にあるんだろうかと驚きと共に考えてします。
多少定刻から遅れたため、深夜のSan Diego空港に到着し、いつも通りUberを呼びホテルまで移動。当然の如く、Uber Driverでさえもマスクはしていない。
私 「今、日本から来たばかりなんだけど、やっぱ誰もマスクしてないね~」
Uber Driver 「コロナっていつの話だよ。今はコロナの話題すら誰もしてないぜ(笑)」
っという会話だった。これもまた分かっていたし、予想出来ていたことであったが、やはり現地で肉声を聞くと多少の衝撃がある。
パンデミックとなり、世の中がリモートだのテレワークだのテクノロジーで便利になってきたこの2年半。しかし同時にデジタルよりアナログこそが大切だということだと、再認識させられたのもまたパンデミックがもたらしたものだ。
アメリカ到着して数時間で、ここ最近経験したことがないようなショックやインパクトを受けた。出国準備面倒だったし、フライトチケットも高かったけど、やっぱり来て良かったなって心から既に確信した。
やはり当然の如く、リアル情報はリアル環境に身を置かないと得ることの出来ないということを、今更ながら強く再認識させられた。