【令和元年】
2019.05.01令和元年5月1日。
文面に記載すると、まだまだ違和感がありますが、それ以外ではこれほどの祝賀ムードに包まれ、平和にこの令和元年を迎えたことを一人の日本国民として心から嬉しく思います。
思えば平成の時代とは、まさに読んで字のごとく平和でした。もちろん、明治・大正・昭和に比べてという意味ですが、戦争がなかった時代、平和に成るという語源の一つを体現した素晴らしい元号であったと感じます。
それにしてもある程度の盛り上がりは想定できたとはいえ、ここまでのフィーバーになると予想していた人は少ないんではないかと思えるほどの、令和フィーバーでしたね。もちろん、これは素晴らしいことです。同時に感じるのは、30年前より日本人のナショナリズム(愛国心)が確実に上がっているということでしょう。
TVでも新聞でも雑誌でも、「日本人として誇れる日本」的なコンテンツが明らかに増えていますよね。いわゆる「Cool Japan」というコンテンツです。
これはある意味、日本を海外に売り込むという考えが強くなっているということでしょう。
そしてその日本人としての象徴である天皇陛下。ご存知の通り、世界最古の王室であり、世界唯一のエンペラーですからね。やはり日本人としては誇りです。TVで拝見しても、神々しい気持ちにさせて下さる威光というのは、圧倒的ですね。
心から穏やかで平和な気持ちにさせて下さる、まさに唯一無二の存在ですよね。
この令和が、皆さまにとっても平成以上に素晴らしい時代になって欲しいと心から希望致します。
【2019年度 KGPキックオフミーティング】
2019.04.272019年4月26日、とりぎん文化会館にて川口グループキックオフミーティングを開催致しました。今年も約200人のグループメンバーに参加いただきましたこと、心から御礼申し上げます。
毎年行う、当グループキックオフミーティングというのは3つの開催理由があります。
1. 川口グループ各社 2018年度の方向性・ゴールレビュー
2. 川口グループ各社 2019年度の方向性・ゴールセッティング
3. 川口グループ各社を知る・メンバーを知る・連携を図る・優秀者を称える
2018年度スローガンは「ベストチャレンジ ベストスピード ベストバリュ―」でしたが、3つのキーワードの意味は下記のとおりでした。
- ベストチャレンジ: 誰よりも挑戦し続ける
- ベストスピード: 常に最高スピードで進む
- ベストバリュ―: 個人・会社共に最高価値を構築する
恒例の表彰式受賞者は下記のメンバーでした。
■ MVP
- 中嶋健一(リバードコーポレーション)
- 奥田祐一(リバードフィールド)
■ 優秀賞
- 伊藤正樹(リバードプロダクション)
- 椿香織(リバードペット)
■ 新人賞
- 吉田衣智子(リバードプロダクション)
■ スピーディワーク賞
- 太田垣隆一(リバードプロダクション)
■ モラル委員会大賞
- 中尾華代(リバードペット)
■ BEST KAIZEN賞
- リバードコーポレーション 中部営業所
■ チームワーク賞
- 川口グループヘッドクォーター
各々素晴らしい1年でしたが、特にMVPのお二人は、まさに「ベストチャレンジ・ベストスピード・ベストバリュー」を具現化した、文句無しの受賞でした。1年前、全くなかったプロジェクトをたったの1年でしっかり立ち上げてくれました。川口グループにとって、間違いなく次世代そして地域の為に進むべき素晴らしいプロジェクトになることを確信していると同時に、彼ら二人を中心とするプロジェクトメンバー全員に心ら感謝と労いを申し上げたいと思います。
本当に素晴らしいプロジェクトをありがとう!!
さて今年の川口グループ2019年度スローガンは、
「KGP全員営業」
今年は川口グループ全メンバーが営業活動をすることを、全社員一致団結し何よりも強固に進めていこうと考えています。
営業という言葉に対する考え方、そして進め方が、一昔前とは大きく変わってきています。
昔は営業というと、スーツ着た男性営業が汗を流しながら、一軒一軒ノックしてまわりとにかく、脚で一軒でも多くクライアント様を直接訪問し、売り上げに結び付けるというスタイルが主流でした。
しかし現代のセールス(営業)とは、直接会わなくとも販売が出来るシステムが確立され、それが主流となりつつあります。それは、PC、電話、そしてスマホ等デジタルデバイスの発展からくるものであることは間違いありません。
もちろん直接訪問がベストであることは、今の時代でも同じです。いつの時代も営業にとって一番大切なのは人間関係構築ですから、人と直接会うことが一番であることは今の時代も同じです。しかし効率化やグローバル化を考えると、オフィスからでも営業できるのが現代のセールスです。
そしてデジタル化が進んでいることで勘違いされがちですが、営業の基本はいつの時代もアナログです。例えばSNSをはじめとするデジタルは、アナログの部分を繋ぐツールでかないのです。要するにアナログの部分をより効率的にしてくれるのが、デジタルツールです。
SNSとは、結局は人との繋がりをより強くしてくれるものになり、それをサポートしてくれたのがデジタルだってことなだけです。
これらを上手に活用すれば、現代では誰でも営業が出来ます。もちろん相手は世界中です。どの時代でも「口コミ」が最も信頼ある情報ですが、デジタル社会だからこそこの「口コミ」が以前より重要視されてきています。
人から人へ繋ぐ。この考え方を具現化すれば、以前のようにCMや広告にお金をかけるよりよっぽど効率的に信頼できる情報伝達が出来るのが現代マーケティングです。
一人一人が持っている力は10年前に比べ、圧倒的に大きくなっているのが現代のデジタル社会であることは、世界中の共通認識です。我々の小さな会社でも、一人一人がその気持ちを持てば、きっとこの鳥取から世界へ向けての発信が出来るはずです。
「KGP全員営業」 これが具現化出来た時、我々は世界に羽ばたけるはずです。本年も宜しくお願い致します!!
【Tiger is Back !!】
2019.04.17 強いタイガーが戻ってきた。14年ぶりにマスターズに戻ってきた。世界中を歓喜の渦に巻き込んだと言っても大袈裟ではない、久々のビックニュースでした。
日本のレジェンド・イチローが引退し、脱力感ともいえるイチローロスの中、タイガーのマスターズ優勝!
奇しくもイチローは私の一つ年上、タイガーは私の一つ年下。同世代アスリートの引退は悲しみに包まれるが、同世代の復活劇は我々に大きなエネルギーをもたらせてくれる。
丁度10年前2009年、タイガーを巻き込んだ世紀の大スキャンダル劇。当時私はアメリカに住んでいたが、まさに連日連夜、徹底的にメディアはタイガーを叩きまくっていた。TVをつければタイガースキャンダルっていうくらい凄まじかったことを今でも鮮明に覚えています。
日本でも有名人のスキャンダルに対して、メディアが徹底的に叩くのが最近の風潮という印象が皆あるであろう。しかしアメリカのそれは、日本のそれとは正直比にならないほど凄まじい。パパラッチにしても、過激メディアにしても、人権もひったくれもなく、ひたすら叩き続ける。
あの精神力を持つタイガーでされ、自殺が頭をよぎったと後日コメントしていた程だから、それはもう凄まじかったのだろう。
あれから10年の間に、世界一が当たり前のタイガーの世界ランクは674位まで下降。手術を重ね、試合に出るなんてレベルではなく、歩くことすらままならない。時が過ぎ、飛距離が重要な現代ゴルフで、若い選手に大きく引き離されるドライバー。誰しもタイガー時代の終焉を迎えたと思っただろう。
しかし全ての予想を覆す、今回のマスターズ優勝。
私は結果を知ったうえで録画中継に食い入るように観戦した。優勝したことを知っているのに一喜一憂し、TVに向かって声が出る程興奮した。マスターズ名物であるアーメンホールでは、10数年前の全盛期をラップさせるような経験豊かなショット。
そして何より今回のタイガー復活劇で、強く感銘を受けたのは、アメリカ社会の一つの姿。
全ての人たちが、タイガー復活を待っていたような盛り上がり方、そして心から称賛している社会背景が間違いなくある。
そう、いつも見せつけられるのが、このアメリカ社会の「セカンドチャンスを与える姿」。人間は誰でもミスをする。もちろんミスをすると徹底的に叩くのもアメリカ社会。しかし、それだけで社会から消し去ろうとしない。叩くだけ叩いて、そのあとセカンドチャンスを与える。そしてそこで復活をすれば全てを忘れ去ったように迎え入れる社会であるといつも感じる。
日本はどうだろう。芸能人でもスポーツ選手でも企業でも一般人でも、ミスをすると徹底的に叩く。そして社会から消してしまう。清原が覚せい剤で捕まったあと、ダルビッシュがツイッターで呟いたのが忘れられない。
「さぁ皆で清原さんのセカンドチャンス、応援しましょうよ!
甘いとか自業自得とか聞くけど、そんな理由で 人の人生を消してもいいのでしょうか?」
人は必ずミスをする。 もちろん企業だってミスをする。しかし日本社会は倒産・破産をすると社会から抹殺される。「信頼・信用」が無くなるからだろう。
しかし復活する人間は強いはずだ。そもそも何度も言うが人はミスをする生き物だ。ドナルド・トランプ大統領だって、4度も破産している。くしくも4度目の破産はタイガースキャンダルと同じ2009年。その数年後に大統領になれるアメリ社会。
現代の日本では不可能であろう。
仕事をしていて、誰かに何かを教えていても、いつも私が口にするセリフがあります。
「ミスをしてもいい、ミスをしない人間は何もしていない人間だ。何かにチャレンジしていれば人はきっとミスをするからだ。そしてミスは咎めないが、チャレンジしていないことに対しては苦言を呈す」
世界一になる人間ですらミスはする。しかしそのミスを乗り越えたからこそ、もう一度世界一に戻ってくるチャンスがある。もし10年前のタイガーのミスにより、彼を社会から消し去っていたら、今回の復活劇は無かったわけだ。そしてこの復活劇によってどれだけの人々が勇気付けられたことだろうか。
ミスをしても復活できる、セカンドチャンスが与えてもらえる日本社会になってほしいと切に思わせてくれる、今回のタイガー復活劇だった。