CEO blog

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【キャッシュレス化社会】

2019.05.22

 元号が令和にかわり、世界の先進国であると自負する日本人や日本社会が、先進国ではないことも多々ある。その代表格が日本社会のキャッシュレス化だ。

 

 ピンとこない方も多いかもしれないが、日本はクレジットカード・電子マネー後進国だ。要するに令和となった今でも現金社会だということ。

 

 何故普及しないのか?

 

 良く聞くのは、小売り業者が投資コストを控えるためにという話が一般的だ。もちろん間違いではないだろうが、実質的には今でも電子マネーやクレジットカードに苦手意識を持っている人が多いからではなかろうかと推測する。

 日本人は基本的に現金しか信じないという方々が、まだまだ相当数いるからではなかろうか。驚くのは若い世代でも意外と多いことらしい。

 

 私は現金を使うのであれば、クレジットカードや電子マネーを使うべきだとずいぶん昔から思っている、典型的な「キャッシュレス主義」で、そもそも財布を持っていない。カードと免許証だけを少量のお札に包めて、マネークリップで挟んでポケットに入れているだけ。10代から約30年間、基本的に財布を持ち歩いたことがない。

 

 こういう話題をすると、私より若い世代でも、未だにクレジットカードや電子マネーはリスクがあるので怖いということを話を聞く。

 

「クレジットカードは落としたり、番号盗まれたりが怖いし、携帯の電子マネーは携帯落としたら一巻の終わりだ」

 

 それを聞くと私はいつもこう思う。

 

「現金も落としたら終わりだけど・・・。現金こそ落としたら誰のものか分からないから絶対に一生戻ってこないし・・・。」

 

 ちなみに私のマネークリップは財布みたいに大きくないし、いつも前ポケットに入れているから落としたことはない。良く長財布をお尻ポケットに入れて半分飛び出している人や、レストランや居酒屋でテーブルの上に財布を置いている人を見ると、セキュリティー大丈夫かなって心配になってしまう。

 

 仮にクレジットカードは落としてもすぐに電話やネットで使用規制かけれるし、スマホも今の時代電子マネーロックも可能だ。仮に使われたとしても、保険を使って戻ってくるケースが多い。しかし未だに日本は現金以外を信じられない人が多く、「現金神話」が多々ある。

 

 「現金じゃないと、自分がいくら使ったかが分からなくなる」

 

 そして私はいつも思う。クレジットカードのネットバンキングやアプリでのカード使用履歴見れば、自動家計簿と同じで一目瞭然ですけど・・・。そもそも現金使って、自分の使ったお金を皆そこまで管理できているの?って不思議に思ってます。常に自分の財布にいくら入っているかを把握することは、私には出来なそうだし。

 ちなみにネットバンキングなら、1か月前でも1年前での使った日付やお店まで瞬時にスマホ上で分かる。

 

 しかしこう偉そうに言いながらも、私はお店で現金が無くしょっちゅう人から現金を借りる・・・。これは大人として結構恥ずかしい・・・(笑)

 

 話を戻して、もう一つキャッシュレス主義の大きな理由は、マイル等のポイントだ。基本的にお店でもネットショッピングでも、現金決済もクレジットカード決済も、支払金額は同じだ。しかし現金は何のポイントも無い。クレジットカードや電子マネーは提携していれば何らかのポイントになる。

 

 このポイント、実は本当に侮れない。コツコツ貯めれば、エアチケット代やホテル代や、結構高額な買い物が出来る程の破壊力がある。巷では「陸マイラー」という言葉があり、年間で30万マイルと貯める強者達は、毎年家族でハワイやヨーロッパに旅行を行くほどらしい。もちろん陸マイラーというくらいだから、飛行機に乗らないでマイルをためる強者達だ。

 

 かたやカード等を使い、これらの大きなポイントを得ているAさんがいる。かたや現金で支払っているから何も得れないBさんがいる。支払金額は同じだ。

 

 それだけではなく実際の中身は、Bさんが本来得れたであろう報酬を、Aさんは自分の分を含めて2倍の報酬として貰っているということだ。ポイント等、これら報酬は保険と同じなので、使うAさんは当然得をするが、使わないBさんは得をしないだけではなく、本来貰えただろうポイントがAさんに渡るという仕組み。貰えないBさんは損はしないが、Aさんが自動的に倍、得をするということ。あくまでも理論値だが、使う人ほど得をするということ。

 

 もちろんこれを損と感じるかどうかは個人の見解であるが。(実際、得をしてないだけで損はしていない)

 

 まあ平たく言えば、同じ金額の支払いをするのであれば、ポイントが付く分カードや電子マネーを使った方がお得ということである。

 

 ちなみに電子マネー先進国である中国では、有名な屋台街でさえQRコードで人々はほぼ現金を持たない。都市部では普及率90%を超えているというから驚きだ。そして、今ではそのQRコードもその手軽さゆえのセキュリティーの問題から、スマホレスにもなりつつあるという。要するに顔認証の進化だ。

 

 日本も人手不足が叫ばれて久しいが、もう少しIT化を進めるべきだと日々感じるが、なかなか進まないのが実情だ。日本で暮らす日本人には問題なくとも、世界中からインバウンド需要が増える中で、この現金社会は少々恥ずかしいと思う今日この頃である。

 

 ちなみに私は比較的頻繁に海外出張するが、よっぽどではない限り現地通貨に交換はしない。理由はシンプル。現金が必要な場面がないからだ。タクシーもUberやDiDi。レストランやお店もクレジットカード。現金を使う場面がない。

 これが世界のスタンダードになりつつあると言えば、分かりやすいだろう。

 

 インバウンドが凄まじいことになっているが、その外国人が日本に来ると、日本は現金社会で不便だって帰る人が多いらしい。特に中国人やアジア人ほど、文句を言って帰っていくと聞く。

 

 何か心情的に単純に悔しいし、頑張れ日本!!って思ってしまうのは私だけだろうか。

 

 

 

 

 

【令和元年】

2019.05.01

 令和元年5月1日。

 

 文面に記載すると、まだまだ違和感がありますが、それ以外ではこれほどの祝賀ムードに包まれ、平和にこの令和元年を迎えたことを一人の日本国民として心から嬉しく思います。

 

 思えば平成の時代とは、まさに読んで字のごとく平和でした。もちろん、明治・大正・昭和に比べてという意味ですが、戦争がなかった時代、平和に成るという語源の一つを体現した素晴らしい元号であったと感じます。

 

 それにしてもある程度の盛り上がりは想定できたとはいえ、ここまでのフィーバーになると予想していた人は少ないんではないかと思えるほどの、令和フィーバーでしたね。もちろん、これは素晴らしいことです。同時に感じるのは、30年前より日本人のナショナリズム(愛国心)が確実に上がっているということでしょう。

 

 TVでも新聞でも雑誌でも、「日本人として誇れる日本」的なコンテンツが明らかに増えていますよね。いわゆる「Cool Japan」というコンテンツです。

 

 これはある意味、日本を海外に売り込むという考えが強くなっているということでしょう。

 

 そしてその日本人としての象徴である天皇陛下。ご存知の通り、世界最古の王室であり、世界唯一のエンペラーですからね。やはり日本人としては誇りです。TVで拝見しても、神々しい気持ちにさせて下さる威光というのは、圧倒的ですね。

 

 心から穏やかで平和な気持ちにさせて下さる、まさに唯一無二の存在ですよね。

 

 この令和が、皆さまにとっても平成以上に素晴らしい時代になって欲しいと心から希望致します。

 

 

 

【2019年度 KGPキックオフミーティング】

2019.04.27

 2019年4月26日、とりぎん文化会館にて川口グループキックオフミーティングを開催致しました。今年も約200人のグループメンバーに参加いただきましたこと、心から御礼申し上げます。

 

 毎年行う、当グループキックオフミーティングというのは3つの開催理由があります。

 

1. 川口グループ各社 2018年度の方向性・ゴールレビュー

2. 川口グループ各社 2019年度の方向性・ゴールセッティング

3. 川口グループ各社を知る・メンバーを知る・連携を図る・優秀者を称える

 

 2018年度スローガンは「ベストチャレンジ ベストスピード ベストバリュ―」でしたが、3つのキーワードの意味は下記のとおりでした。

 

  •  ベストチャレンジ: 誰よりも挑戦し続ける
  •  ベストスピード: 常に最高スピードで進む
  •  ベストバリュ―: 個人・会社共に最高価値を構築する 

 

 恒例の表彰式受賞者は下記のメンバーでした。

 

 ■ MVP  

  •  中嶋健一(リバードコーポレーション)
  •  奥田祐一(リバードフィールド)

 ■ 優秀賞

  •  伊藤正樹(リバードプロダクション)
  •  椿香織(リバードペット)

 ■ 新人賞

  •  吉田衣智子(リバードプロダクション)

 ■ スピーディワーク賞

  •  太田垣隆一(リバードプロダクション)

 ■ モラル委員会大賞

  •  中尾華代(リバードペット)

 ■ BEST KAIZEN賞

  •  リバードコーポレーション 中部営業所

 ■ チームワーク賞

  •  川口グループヘッドクォーター

 

 各々素晴らしい1年でしたが、特にMVPのお二人は、まさに「ベストチャレンジ・ベストスピード・ベストバリュー」を具現化した、文句無しの受賞でした。1年前、全くなかったプロジェクトをたったの1年でしっかり立ち上げてくれました。川口グループにとって、間違いなく次世代そして地域の為に進むべき素晴らしいプロジェクトになることを確信していると同時に、彼ら二人を中心とするプロジェクトメンバー全員に心ら感謝と労いを申し上げたいと思います。

 本当に素晴らしいプロジェクトをありがとう!!

 

 さて今年の川口グループ2019年度スローガンは、

 

「KGP全員営業」

 

 今年は川口グループ全メンバーが営業活動をすることを、全社員一致団結し何よりも強固に進めていこうと考えています。

 

 営業という言葉に対する考え方、そして進め方が、一昔前とは大きく変わってきています。

 

 昔は営業というと、スーツ着た男性営業が汗を流しながら、一軒一軒ノックしてまわりとにかく、脚で一軒でも多くクライアント様を直接訪問し、売り上げに結び付けるというスタイルが主流でした。

 

 しかし現代のセールス(営業)とは、直接会わなくとも販売が出来るシステムが確立され、それが主流となりつつあります。それは、PC、電話、そしてスマホ等デジタルデバイスの発展からくるものであることは間違いありません。

 

 もちろん直接訪問がベストであることは、今の時代でも同じです。いつの時代も営業にとって一番大切なのは人間関係構築ですから、人と直接会うことが一番であることは今の時代も同じです。しかし効率化やグローバル化を考えると、オフィスからでも営業できるのが現代のセールスです。

 

 そしてデジタル化が進んでいることで勘違いされがちですが、営業の基本はいつの時代もアナログです。例えばSNSをはじめとするデジタルは、アナログの部分を繋ぐツールでかないのです。要するにアナログの部分をより効率的にしてくれるのが、デジタルツールです。

 SNSとは、結局は人との繋がりをより強くしてくれるものになり、それをサポートしてくれたのがデジタルだってことなだけです。

 

 これらを上手に活用すれば、現代では誰でも営業が出来ます。もちろん相手は世界中です。どの時代でも「口コミ」が最も信頼ある情報ですが、デジタル社会だからこそこの「口コミ」が以前より重要視されてきています。

 

 人から人へ繋ぐ。この考え方を具現化すれば、以前のようにCMや広告にお金をかけるよりよっぽど効率的に信頼できる情報伝達が出来るのが現代マーケティングです。

 

 一人一人が持っている力は10年前に比べ、圧倒的に大きくなっているのが現代のデジタル社会であることは、世界中の共通認識です。我々の小さな会社でも、一人一人がその気持ちを持てば、きっとこの鳥取から世界へ向けての発信が出来るはずです。

 

 「KGP全員営業」 これが具現化出来た時、我々は世界に羽ばたけるはずです。本年も宜しくお願い致します!!