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【メキシコ南部地震】

2017.09.10

 日本でも大きなニュースとして取り上げられたようですが、メキシコ時間10月7日(木)夜、メキシコ南部オアハカ州やチアパス州を中心にマグニチュード8.1の巨大地震がおきました。

 

 丁度その日の朝メキシコに入ったばかりだったんですが、その時間は夜ホテルで全く気付くこともなく寝てました。っていうのも、我々の工場があるメキシコ・ティファナはアメリカとの国境の街であり、今回の地震震源地とは日本でいうと北海道から九州以上離れているんです。そもそもメキシコは国土面積でも日本の5倍ですから。

 

 実際私も日本からの連絡で地震のことを知り、夜中にTVでCNN Newsを見て知ったわけです。

 

 弊社メキシコ工場のメンバーは南部から来ている子も何人かいることを知っていたので、気になって次の日確認したら案の定2人がその州出身でした・・・。

 

 夕方の時点で本人と直接話したところ、一人は家族と連絡取れたが、もう一人の子はまだ確認取れてないとのこと・・・。彼女はまだ20歳そこそこくらいなんですが、我々が昨年9月にこのメキシコ工場を立ち上げた際の最初からいるオリジナルメンバー。仕事も抜群に出来、何よりいつも明るく笑顔を振るまう最高のムードメーカーなんです。さらにはなんと日本語も勉強していて、日本の芸能人とかの質問までしてくるほどです(私が知らないんですが・・・)

 

 そんないつも明るく笑顔の彼女が必死に涙を我慢する姿を見て、私の方が涙が出そうになり・・・。会社でフライトでもフードでも救援物資でも出来るだけのことはなんでもサポートするから声かけてね、っということを伝えると、必死に笑顔を作ろうとする彼女・・・。

 

 工場を去る際に、全てのメンバーに「がんばれ!メキシコ!!」っと声をかけて帰りましたが、皆いつものように笑顔でした。

 

 「太陽の国」ともいわれる、ここメキシコ。1年前からこの地でビジネスを行わせてもらい、沢山の出会いを経て彼女たちのおかげで今日の我々があることを、彼女たちの笑顔は思い出させてくれます。今の我々に出来ることはまず義援金を募るということからだとは思いますが、他に何か出来ないのか。しっかり考えねばです。

 

ÁNIMO México!!

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【日本と韓国との温度差】

2017.08.23

 只今、韓国ソウルで来ています。リバードコーポレーションの農業資材に関係する案件で、ソウル近郊のベンダーさんの工場訪問と打ち合わせがメインでの訪韓。

 

 今回お逢いした方は、お取引をさせて貰っているその製造業の38歳の韓国人青年社長さん。韓国人と言っても厳密には韓国人ではなく国籍はアメリカ人。直接お逢いするまで知らなかったんですが、そもそも両親は韓国人で彼自身もソウル生まれ、9歳でグアムに家族で移住し、19歳で大学行くためにシカゴへ移り、29歳でファミリービジネスを引き継ぐために韓国に戻ってきたようです。

 

 韓国籍は21歳の時放棄しアメリカ人に帰化したというわけです。そして彼の一番の夢はカリフォルニアに移住することらしく、私が長くカリフォルニアにいたことを伝えると彼はいきいきとひたすら質問の嵐(笑)

 どうやら彼は上記のような10代20代を過ごしてきたので、ここソウルには友達がいない、そもそも自分の感覚がもうアメリカ人だから韓国人と話が合わない(笑)っということらしく・・・。

 

 当日は朝8時に私の泊まっているホテルに車で迎えに来て、そこから一緒に片道2時間半かけて彼の工場まで送ってくれ、工場近くで下記写真の韓国の伝統的というランチを食べ、工場にて打ち合わせをし、またホテルまで2時間半運転してくれ戻ってきてくれ、更には夕食まで連れて行ってくれました。それが下記の写真のお決まりサムギョッサル!さすが本場は旨かった~。

 夕食後も、韓国の六本木みたいな外国人が多い街がそばにあるから一緒に行こうって言い出して。正直次の日は上海行きのフライトだったのでホテル帰りたかったけど、彼の楽しそうな顔を見ていると、、、ってなことでいざ夜の街へ。街の名前忘れたけど・・・。多分ミョンドン近くだったと思いますが、確かに六本木っぽい感じでした。

 

 まあ、それでも彼と仕事の話、日本の話、韓国の話、日韓関係の話、色々盛り上がり楽しい時間が過ごせましたね。彼自身が結構リベラルであまり偏った考え方でもない本当に好青年って感じの方でしたし、そもそも考え方がほぼアメリカ人なので、話していて非常に気楽でした。

 

 あ、そうそう、当然の如くタイムリーな北朝鮮の話題でも盛り上がりましたけどね。なんで日本人はそんなに北朝鮮の動向に右往左往しているんだ!?って。これ実は私の韓国人の知り合いみんな言います。

 そもそもこっちにいても実感しますが、ソウルでも北朝鮮の報道は日本ほどやってないんですよね。まあ、もう慣れたっていうか何も感じないっていうか、またかって感じなんでしょう。

 当然アメリカ行っても北朝鮮のニュースなんて一瞬です。

 

 日本はっていうか日本のメディアが騒ぎ過ぎなんですよね。間違いなく世界で一番北朝鮮ニュースで盛り上がっているのは日本のメディア。私の友人で米軍にいる奴がいるんですが、そいつと話しているとほんと平和な雰囲気しかしませんが。

 まあ、もちろん有事がもし起きてしまったとしたら、騒いでいた方が対応は出来るって意味ではいいんでしょうが。

 

 韓国ソウルと北朝鮮ピョンヤンって実は200キロ程での距離で、ソウルから北朝鮮軍事境界線までの距離なんて50キロ程度なしか離れてない程近いんですよね。何かあれば撃ち落とすのも当然無理だから開き直っているのか・・・。

 

 騒ぎ過ぎるのがいいのか、慣れ過ぎるのがいいのかは、結果論に左右されるので何とも言い難いですが、まぁ取り敢えず現地からのリポートってことで・・・。こちらと日本は明らかに温度差がありますってことで・・・。DSC_5852 DSC_5868 DSC_5872 DSC_5867 DSC_5870 DSC_5875 

【第52回 鳥取しゃんしゃん祭り 傘踊り出陣】

2017.08.17

 8月14日(月)第52回 鳥取しゃんしゃん祭りが開催され、例年通り弊社も「川口グループ連」として総勢約50名にて参加してきました。

 

 早いもので今年で4年目の参加となりましたが、今年は去年より更に創作踊りをバージョンアップさせたようです。当然踊る方は大変でしょうが、我々街頭から見学するものにとっては、踊りの美しさや鮮やかさの完成度が毎年レベルアップをしており、それを間近で感じることが出来ることは大きな楽しみの一つです。

 

 本番当日は2時間半の長丁場で踊りますが、今年は残念ながら雨により9時までの予定が8時半までとなりました。まぁ、雨乞い祭りなんで正しい姿なのかもしれませんが・・・。ただ、立場的に参加者全てに最後まで踊らせてあげたかったというのが本音ですけど、こればっかりはしょうがありません。

 

 立場的にというのは、やはり皆の日々の努力を見ているからです。毎年春先からその年のしゃんしゃん祭り実行委員会というのが発足し、今年は歴代初の女性総監督となった本部さんを中心に、平日業務後と日曜日に地区の体育館を借りての練習という名の猛特訓であったようです(笑)

  レベルが上がっていることにより、当然新人さんには非常にハードルが高かったようですが、それでも今年は新しい顔ぶれがかなり増えていたことは嬉しい限りでしたね。

 

 そして今年も「美クラス」に入ることが出来、なんとこれは企業連としては最上位であったようです。よって我々はバードハットからスタートし、一番盛り上がる駅方面から本通りに入るルートで演舞が出来たことで、皆例年以上に誇らしそうに見えました。

 

 例年言いますが、私の求める理想の会社像がこの「川口グループ連 傘踊り」に全て詰まっていると言っても過言ではありません。

 

 私が一切この傘踊りに関わらなくなり早2年、参加社員メンバーのみで全て運営出来ています。私がでしゃばると、どうしても企業人として出ないといけない雰囲気はゼロではないでしょう。しかし私が関わらなければ、本当に踊りたくって踊っているメンバーのみが参加してくれるはずです。これが企業連の本質だというのが私の考えです。

 今のメンバーは本当に楽しそうに踊っています。これは4年前と今年とでは慣れもあるでしょうが、確実に笑顔がいきいきしてましたね。

 

 当日の打ち上げにて、本部総監督より来年はこれまた女性の瀧村総監督に引き継がれとの発表があったようですが、また新しい何か楽しいことが起きるといいですね。

 組織というものはトップが替ると組織も変わります。しかし土台が出来た今なら決して悪い方向には行かないでしょう。どういう化学反応があってもどういう方向に進んでも、それはきっと正解となるはずです。

 

 仕事や日常と同じで前に進み続ければ失敗なんて無いんです。来年のしゃんしゃん祭りも、「川口グループ連」にとって大成功となるでしょう。常に前に前にです!!

 

 当日の参加してくれた「川口グループ連」と沿道に応援に来てくれた社員の家族や他社員の方々全てに、心からの感謝と心からの拍手を送りたいと思います。

 

 彼らは私の最大の誇りです!!

DSC_5726 写真④1502715762672 1502715776367 line_1502702733095 写真①