【進化するラスベガスという街】
2017.07.24ただいまアメリカ・ラスベガスに来ています。目的は明日からの全米最大ペット展示会「SUPERZOO 2017」に参加するためです。
ラスベガスとは誰もが知っているカジノで有名な街。写真の通り、なんと空港からスロットマシーンがふつーに並んでいます。我々日本人の感覚では考えられないですよね?
この誰でも知っているラスベガス、これまではまさにカジノの街として有名になりましたが、現在ではそのギャンブルだけではなく、日本でも有名なあのシルクドソレイユ等いろいろなショーや、エンターテイメントやコンサート、そしてコンベンションの街として有名になっており、ギャンブルのイメージよりファミリーで来やすい街と変貌しています。
もともとここラスベガスはまわりに何も無い完全に砂漠地方であり、効率的な税収入を考えたネバタ州がまず考えたのがカジノ収入であり、その先に考えたのが観光客UPであったようです。要するにこのカジノやエンターテイメントのあるラスベガスで展示会を行えば、全米からの出張者も子供や家族を連れてくることが出来、昼は仕事で夜は家族サービスをというプランを可能とするわけです。
- ラスベガス展示会開催 ⇒ コンサートやショーの為に家族で出張 ⇒ 展示会参加者増加 & ホテル宿泊客増加 ⇒ ラスベガス展示会成功!!
こんな感じで、出張という名目で家族とラスベガスに来れるわけですから、展示会の来場者は増えるでしょう。そうなると当然のことながら、展示会はラスベガスでやろう!ってなことに主催者側はなるわけです。当然、ホテル宿泊率も上がりレストランやコンサートなどのショーの集客も上がり、沢山の方が沢山のお金を落としていくということです。
極めてアメリカらしい複合型かつ合理的なビジネスモデルだと思いますね。実はヨーロッパのドイツのとある町にもこういったビジネスモデルがあります。大きな展示会があると街に10万人以上の人が押し寄せるため、ホテル代も通常の5倍なんてことは日常茶飯事です。
こういったスタイルは自治体とビジネス企業がまさに官民一体であり、日本における地方創生に繋がるヒントがあるような気がします。もちろんそこに日本ならではのスタイルを加味する必要があるんでしょうが、どうやって集客をするかという問題に対しての参考になるように感じます。
点と点を結び、線にし、それをより太くするビジネスモデル。欧米人らしいというのは大陸の人たちのビジネスという感じがする、壮大かつ合理的なビジネスですね。
進化する街、ラスベガス。明日からのSUPERZOOを見ながら、少しでも刺激と吸収をして帰国したいですね!!
【Re-Union】
2017.07.14先日東京出張の日程と、以前の職場の同僚がNew Yorkから帰ってくるタイミングが合致し、急遽丸の内で当時のメンバー十数人でのRe-Union(同窓会)に参加してきました。誰かが帰国する際に不定期に行ってますが、私は基本鳥取在住なのでこのメンバーたちとは約1年ぶりくらいでした。
当時のメンバーは今現在アメリカや東京在住が多いですが、面白かったのはコートジボアール赴任の仲間の話。絵にかいたようなアフリカ生活は過酷そのものらしく、家から出ても何もないし、しっかり買い物する際はフランスまで飛行機で行くとか・・・。人生経験で1年くらいは住んでみたいという憧れはありますが、さすがに5年とかは勘弁ですね(笑)
以前一緒に働いてたメンバーが集まるとやっぱり昔話が盛り上がります。今回は当時の大ボス(社長)も参加してたので、みんなでめちゃめちゃしてたとか、大失敗したとかの大爆笑する系ばかり。私も当時はまだ20代でひたすら今以上に走り回り、飛行機乗り、みんなで全米駆け巡ってたな~って懐かしく思い出します。
とにかく仕事が楽しくって、まさに自ら寝る間も惜しんで働いて、同僚やチームメイトとバカみたいに朝まで遊んでシャワー浴びて出勤して・・・(苦笑)
今では彼らも結構みんな名だたる会社で働いてたりとか、かなり出世している人も多いですが、皆で酒の席で集まると本当にくだらない思い出話で盛り上がる姿が、当時と何も変わらず嬉しい限りですね。
やはり人生のどのステージでも苦楽を共にした仲間は自分にとってかけがえのない財産です。おそらく一生付き合っていくであろう彼ら友人からの刺激は明日への活力になります。
こういった仲間に恵まれてきたことに日々感謝です。そしてまた明日は新しい仲間に出会えるかもしれないという人生にも心から感謝です。
【生き方とは】
2017.06.29先日フリーアナウンサーの小林麻央さんがお亡くなりになりました。
彼女がTV等で活躍された2000年代、丁度私は日本にいなかったですし、ここ近年TVをあまりというかほとんど見ないので、正直彼女のことを詳しく知りませんでした。漠然と上品で綺麗なアナウンサーなんだなってことくらいですかね。
しかしそんな私でもこの2年ほどの、彼女を取り巻く病状等はネットなんかを拝見してました。実際彼女のブログは見たことはありませんでしたが、彼女が壮絶に病魔と闘っていることは知ってました。
お亡くなりになられたことは、海外出張中でしたのでこれもネットニュースで知りましたが、まだ34歳だったんですね・・・。当然現代の情報ネット社会では、著名人、有名人がお亡くなりになられるニュースは連日のように速報されますが、今回はその中でも少し衝撃度が高かったですね。
病状が発覚して連日メディアが家に押し寄せる中で、最初は静かにしてほしいと訴えながら、報道が過熱すると逆転の発想でというか、自らブログという形で外部へ発信。Stage4と発表しながら、その「生きる」という姿勢は多くの人に「生きる」とはどういうことかという意味を考えさせる機会を与えたのでしょう。
10数年前のHollywood映画「LAST SAMURAI」で、渡辺謙さん演じたSAMURAIが討ち死にした後に、明治天皇が渡辺謙さんの仲間であるトム・クルーズに向かって投げかけた言葉と、トム・クルーズがその返事をした言葉を思い出しました。
明治天皇 「Tell me how he died(彼がどう討ち死にしたか教えてくれ)」
トム・クルーズ 「I will tell you how he lived(彼がどのように死んだのではなく、彼がどのように生きたかを伝えましょう)」
どのように生きたのか。簡単な言葉ですが、深すぎるほど深い哲学ですね。
これだけ美しく「生きる」ことの出来た小林麻央さんを心から尊敬しますし、私もいつかそんな人間に成長したいと心から思います。「生き方」とは、究極の人生哲学なんでしょう。訃報を聞いてここまで考えさせられることは、本当に稀でしょうし、これは私だけではなく日本社会にとっても少なからずたくさんの方々に影響を与えた出来事だったはずです。
しかし正直彼女のお子さんのことを考えると、ネットニュースを見るたびに心が痛みます・・・。
心からお悔やみ申し上げます。