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【2年半ぶり ラスベガス出張】

2022.09.11

 さて、この2年半ぶり北米出張シリーズも5回目になりますが、今回は最後の訪問先であったラスベガス出張。

 

 サンディエゴでの仕事を終え、飛行機に乗りラスベガスへ移動。それこそ3年ぶりのラスベガスになりますが、コロナパンデミックとなり、大きなダメージを受けたアメリカの街の代表格です。

 

 ラスベガス出張の理由は、北米最大級のペット業界見本市である、「SuperZoo 2022」への視察を兼ねてである。本来3年前までは、北米やヨーロッパの展示会、そして中国を中心にアジアの展示会には年に数回の視察参加をしていました。特に北米の展示会は、まさに時代の最前線を見る最大のチャンスです。当然の如くペット文化の歴史は、欧米の歴史であり、この業界の最先端は欧米に有りといっても過言ではありません。よってここで視察をするということは、数年後の日本マーケットの一部を垣間見ることが出来るわけです。

 

 しかしパンデミック後、初めての展示会で更にダメージを受けたと言われるラスベガスでの開催。果たして出展者や参加者の数はどうなのか?本当に賑わっているのか?興味と不安が半信半疑で足を運んだ。

 

 その結果、自分の目で見た現実は、、、驚くほど、パンデミック前と変わらず賑わっていたということ。

 

 このSuperZooという展示会、北米最大級ということもあってその規模感はすさまじく、東京ドーム一個分程度ということであろうかと思うほどでかく、細かく歩いて見てまわろうとすると、まるまる二日はかかるほどの規模感だ。その中で、皆賑わいそして当然の如く誰一人としてマスクをしていない。

 

 勿論今回の出張で、サンフランシスコ空港に降り立ってから一度もマスクをしていない自分であったが、これだけの展示会でこれだけの人が集まる中で、マスクのない風景はある意味不思議な感覚に陥ってします。

 

 そして昔から知っている業界関係者と久々に再会し、色々話を伺うと、やはりというか皆口々にアメリカの景気は結構バブルだよという。すなわちビジネスは絶好調ということだ。勿論、既報の通りインフレな部分も含めても、どの企業も調子がいいとの発言であったことに非常に驚いた。

 

 当然メインな目的であるペット業界視察での収穫も多かったが、何よりこれらの話を実際自分の耳で聞くとインパクトはおおきい。それは即ちリアル情報だからだ。

 

 それでも数年ぶりに友人ともいえる、各国の知り合いとの再会は楽しい時間となったし、自分がこの業界に長く携わってきたという再認識をする機会でもあった。そしてやはりNewsやInternetだけではなく、自分の目で見て自分の耳で聞くことの大切さを強く感じることが出来た。

 

 日本は2年半のみならず、長い間停滞しているが、世の中は大きく前進している。さて日本でビジネスをしている我々は、こういった世の中の流れで、何をどうすべきかという明確な戦略を立てないとならないということである。

【2年半ぶり サンディエゴ出張】

2022.09.09

 2年半ぶりのメキシコ工場を後にし、またアメリカ・サンディエゴに戻ってきました。戻ってきたと言っても、隣街に移動する程度なので、残念ながら出国入国の感覚はほぼありません。

 

 サンディエゴでは、ペットマーケットの市場調査ということで各大手小売店を駆け足でまわり、それと同時に今回の重要案件である金融関係の処理の為、これも駆け足でまわります。っというのも、2年半もアメリカに来れてなかったので、弊社アメリカ法人の金融関係等、色々することがあるわけです。

 

 ようやく全ての諸手続きが完了した段階で、夕方18時30分。そこから、アメリカサイドのスタッフであるRachelと合流し、海沿いのレストランで久々のディナー。彼女に会うのも2年半ぶりで、メキシコ担当の田中成さん含めて3名で会話も楽しく盛り上がりました。食事前に久々にカリフォルニアビーチと少し歩き、久々のビーチの美しさを満喫。時間は19時過ぎ。

 

 しかしカリフォルニアはまだまだサマータイム(夏時間)なので、太陽は高い位置にあります。このサマータイムというシステムは、3月~11月の間は時計の針を1時間進めるという社会システム。

 

 サマータイム(夏時間)は、日の出時刻が早まる時期(3月~11月)に、時計の針を1時間進めれば、太陽の出ている時間帯を有効に利用することが目的の欧米を中心に導入されているシステムです。アメリカでは通常「デイライト・セービング」と呼ばれていますが、これは太陽光(Daylight)を有効活用(Saving)する時間制度(Time)という意味ですね。

 

 単純に1時間ずらす社会システムなので、明るい時間が長いわけです。例えば19時30分に日が落ち暗くなる条件でも、サマータイム下になると、20時30分まで明るいということです。暗くないと会社帰りに飲みに行っても気持ちが盛り上がらない!!って人以外は、素晴らしいシステムだと思います。

 

 当然安全ですし、何より電気を主としたエネルギー消費に大きなインパクトを与えるはずです。実は日本も何度も導入の機運が高まったことがあるようですが、御存じの通り未だに導入の目途はたっていませんね。ここ最近の電力問題のNewsを見ていると毎度思うのが、政府は節電要請をするのであれば、まず社会システム変更をすべきだと強く感じます。社会システムを前向きに変更するのが政府の役目のはずですからね。

 

 日本の夏は朝5時から明るいのに、沢山の方々は7時前後に起床するわけです。これは2時間も太陽の恵みを失っているということですよね。

 

 勿論ですが社会システムを変更するということは、大多数の方々の同意が有り、更に大きな協力がないと進めることは不可能でしょうが、なぜこれだけ素晴らしいシステムを導入しないか不思議でなりません。レストランで食事しながら、20時過ぎてもまだまだ明るい2年半ぶりのカリフォルニアの太陽を見ながら、もったいないなって心から感じてしまうディナーでした。

【2年半ぶり メキシコ出張】

2022.08.31

 深夜にSan Diego入り宿泊。そして月曜日となり、いよいよ2年半ぶりにメキシコへの車移動。

 

 しかしその前にDMV(アメリカ陸運局)に行かなければならなかったので、早朝からUberで移動しDMV Open前の列に並ぶ。目的はCalifornia免許証の更新。残念ながら私の免許証はこのパンデミックの間に、更新期限切れとなり失効扱いになっていた為だ。開店後、DMVスタッフに状況説明すると、ペーパーテストのみで回復出来るとのこと。日本でもそうだがアメリカでは免許証はID(身分証明書)として、大変重宝というか必須アイテムだ。特に我々日本人としては、いちいちパスポートを持ち歩くことは面倒であること以上に、紛失リスクを考えると大変危険。意外と北米はIDを見せなければいけない状況が多いので、まさにマスト事項。

 

 早速テスト受け、無事に合格と共に写真撮影し手続き完了。2週間後に免許証が届くとのことであったので、一安心。今回の北米出張の一つの目的完了。ちなみに銀行デビットカードも期限が切れており、これらの手続きもその後無事完了。当然この手続きにも免許証は身分証明としての必要アイテム。

 

 コロナはこういったことまで面倒なことにしてくれていたが、免許証・銀行とある程度のことが完了したことでだいぶ気持ちが楽になった。

 

 そしていよいよ2年半ぶりのメキシコ入国。車に乗って国境超え、車内から見る久々のメキシコ・ティファナの風景。しかし何一つ変わっていないところが、あらためてメキシコらしい(笑)

 

 無事工場へ到着。中に入り、当然の如くラインやレイアウトは変わっているが、そのほか大きく変わっていない工場の風景。そして2年半ぶりのメンバーと目が合うと、久し振りの再開に自然とお互い笑顔になる。2年半の時が経過しているので、多数のメンバーが変わっており当然初対面メンバーの方が多いが、それでも懐かしい顔がほっとさせてくれる。彼らは英語話せないし、当然私も片言スペイン語なので、ほとんど会話にならないが、それでも彼らは笑顔でスペイン語で語り掛けてくれる。

 

 おそらくこの2年半、彼らもここメキシコでコロナや色々な事と戦った日々を過ごしてきたんだろうが、このメキシコ人というラテン系の人達はそんな雰囲気を微塵も感じさせない程の、弾けるような底抜けの笑顔で出迎えてくれる。

 

 ほんの少しの彼らとの再会の時間は、やっぱりメキシコに来て良かったと思わせてくれる大切な時間となった。いつも通りの彼らの笑顔を見ていると、心からそう感じることが出来る。そしてこのパンデミック中でも、このメキシコで一生懸命に働いてくれた彼らに心からの感謝の気持ちが自然に強まった。働いている彼らのラインをまわりながら、一人一人に声をかけた。

 

Mucho Gracias」

 

 すると、何人かが私に言葉を発した。

 

「Mucho Gracias」

 

 何に対して私にありがとうなのかは良く分からないけど、またお互い笑顔になった。コミュニケーションの本質とはやはりこういった部分であると再認識。色々あったし多少のリスクはあったが、久々にメキシコに来て本当に良かった。

 

ありがとう!メキシコ。