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【少し遅れてのハロウィンBBQ in 青島】

2019.11.09

 今年も例年通り、川口グループハロウィンBBQを催しました。11月にハロウィン??っと思われる方も多いでしょうが、実は10月に行う予定でしたが、台風の影響で延期ということになっており、この11月9日(土)に開催したという経緯でした。

 

 今年はBBQの前の午前中に、弊社内の女性会である「川口やまとなでしこ会」運営にての、青島ウォーキングイベントが開催し、そのまま空腹の状態でBBQという流れでした。

 

 幸い本日午前中は快晴で、午後も雨が心配されましたが、何とか天気ももってくれ、子供さんやご家族含めて約70名の参加となりました。

 

 こういったイベントを何度か重ねていると、本人同士は勿論、家族同士の繋がりが出来るものです。そして嬉しいのが、お互いの子供さん同士が友達になり、イベントごとに顔を合わせて一緒に仲良く遊んでくれたりすることを、その子供さん達が楽しみにしているということ。

 

 日本人の不思議な部分ですが、休みの日の会社イベントや会社の方々と会ったりすることをこよなく嫌う人が結構います。そして聞くのが、「休みの日まで会社の人に会いたくない」「こんなのするのは日本人だけ」っという声です。

 

 ここでポイントですが、後者の日本人だけっていうのは基本的に日本人の勘違いです。おそらく日本人は世界的に見て働きすぎという、メディアが作りあげたストーリーの影響でしょう。

 少なくとも欧米人は、週末でも会社の人たちと一緒にイベントしたり催しや遊んだりということは日常であります。もちろん平日の仕事帰りに飲みに行くことはあまりないですが、週末は会社の人というよりは、友人・仲間という普通の感覚で親しくしている割合は、明らかに日本人のそれより多い印象です。

 

 私の感覚からしても不思議なのは、どうして学生時代出会った友達や、プライベートで出会った友達や、家族や子供関係で出会った友達と、会社で出会った友達との枠組みを区別するのかなってことです。

 

 出会った場所の問題だけであって、それが学校であっても会社であっても、どこであろうとその先親友になったり、家族ぐるみで一生付き合っていくことがあってもいいんじゃない?ってことです。

 

 要するに、「休みの日に会社に人にあまり会いたくない」って考えるタイプは、実はあまり深い根拠や理由がないのではないかなって感じてしまいます。イメージだけで、会社の人はシャットアウトという考え方は悲しすぎるように思いますね。

 まあ、嫌な上司が近くにいれば休日まで会いたくないっていうところに繋がるのは、大きな理由なので正しいとは思いますので全く否定しませんが・・・。そりゃ私でも嫌です(笑)

 

 もちろん人それぞれの考え方があるので、そこは個人の自由ですが、私が言いたいのはたった一つ。

 

 会社の人だからって線引きすることは、その人の人生において世界観を狭くしているだけ、楽しいことを逃しているのではないかなってことです。

 

 今日のBBQで皆さんの笑顔を見ていると、明らかに皆楽しそうで、この人たちは純粋にこの時間を楽しんでいるなって感じたので、なんか上記のようなことを考えてしまいました。

 

 私自身、皆の笑顔のお陰で、本当に楽しい一日を過ごせました。

 

 ただ一つだけ心残りだったのは、今回は当初の予想より持ち寄り食材が少なく、結果私が持ち寄ったBBQお肉が足りなかったように感じたこと。14kgだったんですけど・・・。

 参加者全員がお肉はもう要りませんってところまで食べて欲しかったのに、なんか感覚的な話ですが足りなかったようで、今はただただ反省というか自暴自棄です・・・。

 

 次回は、必ずもう要りません!って言われるよう、私も計算をしっかりし精進します!!しかしやっぱ思い出すと悔しいな~。皆さんごめんなさい & 次回は挽回しますので期待しておいてください。

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【THANK YOU SAKURA JAPAN!!】

2019.10.31

 ミスターラグビーの命日である10月20日に、桜戦士史上最大の快進撃は終焉を迎えた。

 

 ラストゲームは、前回大会での対戦以上に本気のラグビー大国 南アフリカに対して、満身創痍のジャパンが挑む構図。結果は皆さん御存じの通り。ネガティブな表現で申し訳ないが、圧倒的なフィジカルを誇る南アフリカに木っ端微塵に吹き飛ばされた。

 

 しかし、まさに空前の大旋風を巻き起こした、日本代表の大奮闘は一切色あせない。サッカーのワールドカップ以上に、日本列島を興奮のるつぼに巻き込んだ、桜戦士達。

 

 このワールドカップ前に、ここまでの社会現象を予想した人が何人いただろう。

 

 「ONE TEAM」「ビクトリーロード」「奇跡なんかじゃない!」「にわかファン」「ダブルフェラーリ」「オフロードパス」「ジャッカル」「ノーサイド」

 

 一か月前では考えれなかった上記の言葉が、巷の会話で交わされている。間違いなく上記から今年の流行語が選ばれるであろう。

 

 ラグビーを愛するファンとして、本当に感慨無量で夢のようだ。ラグビーの面白さや興奮が一人でも多くの方に伝わったことが、この上なく嬉しい。

 

 ラグビーは、日本語表記だと「闘球」と書く。ベースボールが「野球」、サッカーが「蹴球」ということと同じである。

 

 まさに今回、闘うスポーツとしてラグビーの面白さが伝わったように思う。ラグビーは一人一人がチームとなり犠牲となる。スコットランド戦で代表初トライを挙げた稲垣選手が、「トライの仕方が分からなかったから両手で丁寧にトライした」という言葉が全てを物語っている。彼らFW最前列は、サッカーのFWと全く逆で、まさに縁の下の力持ち。そんな彼らがワールドカップという晴れ舞台で、脚光を浴びたというのは嬉しくてしょうがない。これもまたラグビーの醍醐味であろう。

 

 そして今更ながら、このラグビーというスポーツがいかに紳士のスポーツであるのかということを再認識させられた。屈強な大男達が、防具もつけず生身の体で荒々しくぶつかり合い、「ノーサイド」の瞬間、お互いを称えあう。花道を作り称えあう姿は、スポーツの本質を再認識させてくれた。

 

 試合後のインタビューでもそうだ。日本代表だけではなく、各国の代表のインタビューを聞いていて、これだけ熱くなる言葉を実直に話してくれるスポーツがあるだろうか。

 

 そして観客まで明らかに他のスポーツと違う。スタジアムでの乱闘騒ぎなど皆無で、逆に日本人と対戦相手の外国人との心温まる姿が多々見られたことは、見る者の心を熱くさせた。

 

 やはりこれが「ノーサイドの精神」なんだろう。敵と味方という両サイドが無くなる言葉、「ノーサイド」。今年の流行語大賞はこれに決まりですかね。

 

 大袈裟ではなく、個人的にこの1か月は私の人生においても、本当に楽しませて貰った時間でした。こんなに日々興奮し、叫び、涙し、感動をする1か月なんて、人生で何度もあることではないと思う程、素晴らしい時間でした。

 

 直前まで大会の成功を危ぶまれた、ワールドカップ日本大会2019。全ての関係者、そして何より、日本代表ブレイブブロッサムズ全員に心から感謝と拍手を送りたい。

 

THANK YOU SAKURA JAPAN!!

 

 P.S. このラグビーロスを何とかしてほしい・・・。

 

 

 

 

 


【10月20日決戦を直前に思うこと】

2019.10.17

 ラグビー日本代表、通称:ブレイブ・ブロッサムズが、日本国民を興奮の渦に巻き込み、ラグビーはまさに史上空前の盛り上がりを見せている。

 

 ロシアとの開幕戦、選手全員が初戦の為か明らかに硬い動きの中、絶対条件の勝利+ボーナスポイントゲットと結果の上では満点スタート。二戦目はジャイアントキリングアゲイン、直前まで世界ランキング1位のアイルランドを文句のつけようのない内容で撃破。三戦目は、内容的に今一つもFWの頑張りもあり、これまたボーナスポイントゲットの上での勝利。そして先週末のスコットランド戦、歴史に残る名勝負の内容は、この場で語るほどでもないでしょう。

 

 堂々のプールA 1位突破!!次戦はワールドカップ2度優勝の最強南アフリカ戦。

 

 その南アフリカ相手に、日本国民全体が、次も日本代表はきっと勝ってくれるやってくれるというムードになってきている。しかしここでこのムードに水を差すようなコメントで恐縮ですが、イギリス大手ブックメーカーのオッズを出す賭けレートは、南アフリカの勝利に1.14倍、日本の勝利に5.50倍のオッズを出している。ちなみに、優勝予想では、ニュージーランドが2.25倍、南アフリカが4.33倍、世界ランク3位・イングランドが5倍、同2位・ウェールズが9倍、同4位・アイルランドが17倍、同6位・オーストラリアが21倍、日本が26倍、同8位のフランスが34倍となっている。冷静なパワーバランスはこういった数字であり、これが現実なのだ。

 

 何が言いたいのかというと、それほどまでにこの南アフリカは強いチームだということ。もっとネガティブに表現すると、前回大会のジャイアントキリングは、共に初戦で更に南アフリカのスタメンはほぼ1.5軍のメンバー構成。悪いが完全になめていた。後半になり接戦で焦ったように、トップメンバー出してきたとき既に遅く、日本に大逆転を許したという屈辱的な敗戦であった。しかし今回は決勝トーナメントであり、ゲームスタートから全力で来るであろう。一昔前なら、フルパワーの南アフリカなんて、100点ゲームでの敗戦を覚悟はもちろん、そもそも南アフリカが日本相手にフルパワーで来ること自体がありえないことだった。

 

 しかし現在の日本全体の雰囲気は、この優勝候補二番手の南アフリカを撃破する可能性が50% vs 50%と感じる程、国民全体が期待と高揚している。

 

 この感覚はおかしいというのではなく、私的には実に面白い。雰囲気や精神的な部分が、ここまで現実の数字を凌駕してしまうのだろうかと思うからだ。実際、日本がこの勢いでこのまま優勝してしまっても不思議ではないというムードまで感じる。

 

 「日本優勝しちゃうんじゃないの?」

 

 もし今このコメントしても、果たして何人の人が笑ってバカにするだろうか。それだけ日本の今の勢いは本物だ。

 

 さて前置きが長くなったが、ここからが今日の本題。

 

 先日2019年8月16日、東京都内でとあるイベントに元日本代表、五郎丸選手が登場した。前回大会で一躍時の人になったスター選手だ。すると壇上の五郎丸に、意地悪なマスコミの質問が飛んだ。

 

マスコミ 「今回の日本開催のワールドカップ優勝国予想は?」

 

 この記者を含めた会場全員は、五郎丸が三連覇のかかるオールブラックス・ニュージーランド?もしくは二度の優勝を誇る南アフリカ?はたまたエディ・ジョーンズ率いるイングランド??全員が興味をもって固唾をのんで彼の回答を待っていた。すると、彼はまさかの回答。

 

五郎丸 「優勝は日本です!」

 

(ジョークだと受け止めたマスコミや会場から失笑と笑いが起きる)

 

五郎丸 「皆さんは笑ってますけど、僕は本気ですから!!」

 

 五郎丸は、明らかに怒りを抑えて強い口調で答えた。会場の空気が一変したらしい。彼の目は明らかに本気で、真面目に答えただけだった。確かに彼の性格を分析すると、現日本代表をバカにして笑いを取るようなジョーク発言をするような人間ではない。

 しかしこのニュース、たった2か月前だが、大したニュースにもならなかったし、実際大きなニュースになったとしても、皆冷ややかな目で見たことだろう。事実ネットニュースの片隅で、たまたまラグビー好きな私が拾い読みをした程度だった。

 

 しかし今、全く同じコメントを五郎丸がしたとしたら、日本国民はどういったリアクションをするだろうか?もちろん変わらず失笑する人も多々いるだろう。しかし熱いものを感じ、勇気を得たように、興奮を持ち受け止める人が今の日本には最低でも50%はいるだろう。

 これが私が上でコメントした、南アフリカに50%は勝てると信じているだろうという数的根拠である。

 

 もちろんスポーツでもビジネスでも結果を出さなければ失笑で終わるし、口だけで終わる。しかしそれでも本気の人間に対して、失笑するということ程失礼なことはないと痛感した一幕であった。

 

 正直私も2か月前の時点で、プールA1位になることを、100%信じていたかというとそこまで言い切れない。

 

 しかしブレイブ・ブロッサムズは日本人の可能性が無限大だということを教えてくれた。私なんかみたいな人間でも前に進んでいけば、きっと可能性を見出せるかもという勇気ばかり湧いてくる。

 そして五郎丸の言葉は、沢山のことを教えてくれたような気がする。チャレンジし続けている人間を信じることの大切さを含めて。

 

 今回の日本代表大躍進は、私の人生の中でも大きな記憶と残っていくだろう。それ程、毎日が興奮と生きがいと勇気を貰っている。ありがとうの言葉以外あるだろうか。

 

 さあいよいよ10月20日決戦を迎える。奇しくも10月20日はミスターラグビー平尾誠二の三回目の命日。私は赤いジャージを着た故平尾の華麗なステップを見てラグビーを知り、故宿沢ジャパンの1991年ワールドカップ初勝利で歓喜し、秩父宮で故北島ラグビーに「前へ」を絶叫し、ラグビーに魅せられてきた。

 

 偉大なる先人たちがブレイブ・ブロッサムズが日本開催のワールドカップ準々決勝に登場!!偉大なる先人が夢見た舞台。夢のまた夢だと思った大舞台。

 

 どんな結果になろうとも、今の私は五郎丸の言葉を信じている!