CEO blog

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【Happy Valentine’s Day to ALL !】

2020.02.15

 2月14日はバレンタインデーでした。

 

 川口グループではこの日は毎年恒例で、男性メンバーから女性メンバーに日頃の感謝の気持ちを込めてチョコレートとバラの花をお渡しするイベントデーとなっています。

 

 男性から女性?っと、違和感を覚える方も多いと思います。バレンタインデーとは欧米で始まったものですが、そもそも女性から男性にチョコレートを渡すものだと信じられているのはアジア圏だけで、欧米では感謝の気持ちがあれば、男女の決まりは特にありません。どちらかというと男性から女性が多いはずでし、別のチョコレートでないというルールもありません。

 

 これは日本のチョコレート業界、小売業界の当時のマーケティング戦略でこういう流れになったんでしょう。賛否両論あり、今ではマーケット規模で言えば、ハロウィン市場に抜き去られたというこのバレンタイン市場。しかしシャイな日本人にとって、こういうコミュニケーションのきっかけになるイベントは、非常に良いことだと思います。

 

 我々川口グループでは、毎年このバレンタインをカンパニーイベントとして行っています。基本内容は、男性から女性へバラの花とチョコレートを手渡しすることです。部署によっては、日頃の感謝を込めて手書きのメッセージを添えているところも多いようです。

 

 日本では馴染みがないだけに、尚更女性メンバーは喜んでいただけているみたいで、大変好評です。

 

 いつも思いますが、令和の時代になり、デジタルの時代となった現代だからこそ、昭和的なそしてアナログのこういったイベントを大切にすべきと思います。何故ならばという、答えはシンプルです。

 

 それはシンプルに会社メンバーが笑顔になれるからです。

 

 勿論費用は全て会社準備ですから、誰も個人出費はありません。人は人から日頃の感謝を込められた何かを貰うことに対して、必ず笑顔になれるし、それ以上に日頃の感謝を伝える側も更に大きな笑顔になれるはずですよね。

 

 コミュニケーションをするからこそ、双方が笑顔になる。こんなに素晴らしいイベントをやらないわけにはいきません。シャイな鳥取県民だからこそ、普段の感謝を文面だからこそ伝えることが出来るこの機会、皆さんの笑顔の為に大切にしていきたいと思っています。



 川口グループ全員の日々のハードワークに感謝し、この日の為の準備に奔走してくれたKHQ男性メンバー全員に、心から感謝です!本当に気持ちの良い一日でした!!

 

 Happy Valentine’s Day to ALL ! We thank you from the bottom of our heart.

 

 

【新本社屋 & 新工場 完成へのチャレンジ】

2020.02.09

 昨晩遅くに東南アジア出張から、鳥取戻ってきました。数時間寝て、日曜朝から新本社屋・新工場建屋の現場確認打ち合わせ。

 

 休日の中、弊社本プロジェクトマネージャーである田中さんと、建築会社の関係者にお集まりいただきました。そもそも私があまり鳥取いないからという理由で、日曜日に時間を取っていただき本当に感謝です。

 

 昨年7月に竣工式をおこない、そこから建築がスタートしましたが、今年は幸い雪が少ないため、工事も順調に進んでいるようです。私自身があまり見に来れないので、鳥取いるときは出来るだけ足を運んでますが、現場に来ると現代の建築スピードには感心させられますね。

 

 今回のこの建屋、大型投資ということもあり、慎重に進めたくというか慎重に進めなければならない案件ですが、私の中でこのオフィスを含めた会社メンバーが働くスペースは、大きなチャレンジをしようと思っています。

 

 それは、「攻める社屋つくり、攻めるオフィスつくり、攻める空間つくり」ということです。それは我々がいつも掲げる、「唯一無二」に目指すということです。例えばオフィスデザインやオフィス家具の選定。皆で議論を重ね徹底的に話し合うと、最終的に行きつくところは、「スタンダード」になるということです。即ち「スタンダード = 普通」になります。一言でいうと、どこにでもある普通のつまらないオフィスになるということ。

 

 しかし、我々の目指すオフィスはそれではありません。

 

 今回建屋の件で、色々な方々からアドバイスいただきました。一番よく聞いたフレーズが、「オフィスは金を生まないから、お金(投資)をかけるな」です。昔から日本人のビジネス感覚では、オフィスや建屋や倉庫は金を生まないというのが、ある意味常識となっています。だから生産性のある機械設備にお金はかけるけど、人やオフィスにはお金をかけない。

 

 ナンセンスの一言です。

 

 これは人財に生産性が無いと言っているのと同じことです。一般論ですがどこの会社も、「弊社の宝は人財です、弊社は人を大切にします」と掲げるのに、働くオフィスにはお金はかけない。もちろん給料などとは別の話として理解してほしいんですが、上記はナンセンスだと思うのは私だけでしょうか。

 

 私の持論ですが、素晴らしいオフィスは必ずお金を生みます。何故ならばそこに人財がいるからであり、人財こそがお金を生むわけです。AIが進歩しようと、ロボットが進化しようと、それらを使うのは人です。そして「イノベーション」を起こせるのはこの向こう10年は絶対に人です。勿論会社には資金上限がありますから、その範囲内が大前提ですが、その素晴らしいオフィス環境を会社は用意すべきというのが私の持論です。

 

 だからこそ、我々の新オフィスは人財の為にこそ攻めたいと思っています。

 

【~New Office 基本コンセプト~】

バイオフィリックデザイン(緑・木・岩・土・空)

 

 バイオフィリックデザインという言葉に関しての説明は長くなるのでまたの機会に。

 

 短い言葉で分かりやすく伝えると、オーガニック、即ち有機オフィスにしたいという想いです。きわめてピュアにしたいということであり、シンプルにメンバーが自然の中のカフェで働いているイメージ。農業、食品に携わってきた我々ですからこその、基本コンセプトになります。

 

 そしていつも会社メンバーに伝えている通り、建屋もオフィスも「唯一無二」となることが私のターゲットです。

 

 今回デザインを手掛けながら強く思いますが、私も壁にぶつかるとスタンダードなものに向かいたくなります。それは普通や一般的というのは、選択する側にとって極めて楽だからでしょう。何故ならば失敗の可能性が低く、後々人から批判されるリスクが低いわけです。

 しかしいつも会社メンバーに話しているように、「失敗を恐れず攻めよう」「唯一無二になろう」というのであれば、私がそれを貫かないと本末転倒となります。

 

 少なくとも鳥取には絶対に無かった、ありえないと言われるようなオフィスを目指します。建屋完成後、もし失敗すれば方々からコメントや時には批判もいただくこととなると思います。

 

 100%成功なんてことはありえないわけですから当然承知の上です。もしかして失敗する可能性の方が高いかも知れません。しかしそれでも、我々は攻めるオフィスを目指します。

 

 完成した際、こんなオフィスで働けて嬉しい、あんなオフィスで働きたいっというポジティブ意見を持ってくれるメンバーが、ネガティブ意見の方々より一人でも多ければ、私としてはやって良かったと思えるでしょう。

 

 そう捉えてくれるメンバーが我々の将来に必要な人財となると信じているからです。そういうメンバーを大切にしたいし、そして喜んでくれる方々を一人でも増やす為に、チャレンジを続けます。

 

 スタンダードに逃げるより、賛否両論が起きる方を選ぶことが、我々のチャレンジであり我々の進むべき方向性だと信じています。

 

 さて完成予定は今年7月 乞うご期待!!

 

 

【恩師の定年退職記念祝賀会】

2020.02.03

 1月25日(土)鳥取市内某所にて、私の高校時代野球部監督で、恩師でもある山本監督の定年退職記念祝賀会がおこなわれました。本当に有難いことにお誘いのお声をかけていただいたので、私も喜んで出席致しました。

 

 丁度出張続きの時期で、合間を縫うように鳥取戻ってきて、開催時間直前5分前に飛び込むように会場到着。次の日は早々にまた出張という強行スケジュールでしたが、もし欠席しては一生後悔する程の大切な会でしたので、無事に参加出来たことが何より嬉しくほっと致しました。

 

  鳥取東高野球部OB会の方々を中心に、準備から当日まで大変だったと思います。その尽力のお陰で各世代のOB大勢集まり盛大に開催され、合同大同窓会のようになり、本当に素晴らしい時間を過ごさせていただきました。

 

 高校卒業して既に27年。自分的にはそこまで時間が経過した実感はありませんが、数字を見るとやはり驚愕の年月を経過しています・・・。野球部に入部したのが、15歳ですからそれこそ丁度30年前。しかし30年前ですが、山本監督とは今でも自分のその後の人生を、大きく左右したと言っても過言ではないくらい、衝撃的な出会いでした。

 

 沢山の衝撃を貰いましたが、何が衝撃ってその存在の怖さ・・・。今でもこの年齢になってお会いしても、体に力が入るほど緊張します(笑)今では年齢を重ねられ、いつも笑顔でいらっしゃるんですが、それでもというかそれがまた怖い・・・。まあ私の人生で、怖い人は誰?って聞かれたら、真っ先に浮かんでくるのはこの方です。ちなみに2番目は、私が1年時の3年生のキャプテンの方です・・・。私が45歳になってもそのランキングというか、ワンツーは終生不変ですね。

 

 しかし人生とは不思議というか、面白いもので、その怖くて怖くてしょうがなかったそのお二人が、今では大恩人になってくださっていることです。今の私があるのはこの出会いがあったからという言葉が大袈裟ではないくらい、本当に心から尊敬している方々です。

 

 そもそも十代の頃の私は、自分で言うのもなんですが酷かった・・・。何が酷かったって人間的に全部酷かった。今の私が見たら、「あ、こいつヤバイ。たぶんまともな人生歩まないだろうな」って思うでしょうね(笑)

 

 私が当時、もし監督に出会わなかったら、人生舐めたいい加減な人間になっていた可能性が大です。当然野球もたくさん指導していただきましたが、今思うと「人として」っということも強く指導して下さいました。

 

 当時高校3年間、毎日ノートにその日の日報を記入し、監督に提出し練習後に、監督の感想やフィードバックをそのノートに記入されて戻ってくるんですが、そこでも毎日いろいろなことを教えて貰いました。練習や試合は勿論、普段の学校生活のことも指摘されたり怒られたり・・・。試合の結果以上に生活態度に厳しい指導があり、そのボロボロになった3年間のノート全7冊は、今でも大切に保管している私の宝物です。

 

 その後高校卒業した後の20歳前後から監督とは疎遠になります。私は上京したり、渡米したり、新しい世界に出ていきますが、当然の如く辛いことも多々ありました。その辛い時、苦境に立った時、誰かに助けてもらいたいとき、必ず監督が私の脳裏に登場してくださるんです。何度も連絡したかったけど、今と違いコミュニケーション手段も限られている時代でしたし、自分の中でどうしても踏ん切りがつかず、連絡しきれなかったりという時期もありました。

 

 でも監督ならこう言ってくれるだろうとか、こう怒られるだろうとかってことはその都度想像していましたし、叱咤激励されることを想定していたこともありました。その心の後押しがあったからこそ、その都度乗り切れたことは事実です。

 

 自分で言うのはおこがましいですが、私の人生はチャレンジの連続だと思います。チャレンジが多いということは、それだけ挫折も多くなります。しかし挫折を、そしてミスや失敗を負けと認めない強さが私の中にあるとしたら、それはきっと山本監督に鍛えられたからと言っても過言ではないでしょう。

 

 今でも思うのが、監督の存在なくしてその時代を乗り越えることが出来なかったということ。苦しい時代に直接的に何をしてもらったわけでもありませんが、私の中にある監督の存在自体が私を救ってくれたことは、紛れもない事実です。それ程、その都度私の心を支えて下さる存在です。

 監督の方からすると、そんな私の思いは知る由もないでしょうけど・・・。

 

 自分の人生を振り返って、自分の人生を良い方向に変えて下さった恩人、尊敬出来る方、感謝すべき人として考えた際に、必ず浮かんでくるのが監督です。ちなみに私の人生で「監督」とは、「山本監督」のことであり、これは一生イコールになるはずです。他には存在しない、まさに唯一無二なんです。

 

 監督や恩師と呼べる方が自分の人生に存在してくださるということは、本当に幸せなことだと思います。この世界で、皆そうではないかもしれませんが、少なくとも私にはそう呼べる方がいる。こんなに幸せなことはないと、この年になると痛感します。

 

 ほとんど褒められたことはなかったけど、その数少なく褒められたことは、今でも鮮明に覚えています。まあその1,000倍怒られたんですけど、それも今では忘れられない良い思い出です。恐怖も凄かったですが、自分の糧になっていることは間違いありません。

 

 それら全て含めて「感謝」ですね。

 

 本来、定年退職記念祝賀会ですので、お掛けする言葉というのは、「おめでとうございます」もしくは、「お疲れ様でした」となるのでしょう。しかし私はおこがましくも、監督にそんな言葉はお掛けできません。私の立場から一生、労いの言葉をかけられるような御方ではないですし、今でもずっと受け身の対応や言葉しか考え付きません。

 

 ただ自分の素直な気持ちを表現し、言葉をお掛けするとしたら、この言葉以外見つかりません。祝賀会当日、この言葉はお掛け出来ませんでしたが、何よりも誰よりも、強く深い感謝の気持ちを込めて、、、

 

「監督 ありがとうございました」

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