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【子猫捕獲大作戦】

2019.06.21

 先日のことになりますが、オフィスにて朝10時からのクライアントさんとの打ち合わせ中に、外から「ミャー」との鳴き声が・・・。

 

 あれ?猫の鳴き声?でもこの界隈で猫の鳴き声なんて聞いたことないし、気のせいかと思いなおし、そのクライアントさんと話していると、数分後にまた外から「ミャー、ミャー、ミャー」。

 今までこのオフィスで働いていて、猫の鳴き声なんて聞いたことがない。気になって気になって、クライアントさんの話どころではない。

 そうこうして打ち合わせが終わり、クライアントさんがお帰りと同時に近くにいた朝倉さんに

 

「外から子猫の鳴き声がするんだけど」

 

っと聞いたら、

 

「朝からずっとです、別にいらっしゃっている業者さんの車の下から、車の中に入ったようで・・・」

 

っと、彼女の回答。え~っと思い、その車に見に行くと、確かにボンネットあたりから先程からの「ミャー、ミャー、ミャー」。ちなみに私の車はその隣にパーク中。

 

 これまずいだろ?ってなことで、先程からの朝倉さん、前田真さん、仲田さん、トリンブル恵理さん、他仕事そっちのけで、「子猫捕獲大作戦」開始!

 

 車の下にもぐって覗き込んでも見えない。しかし鳴き声は聞こえる。次に向かいの車屋さんからジャッキを借りてきて、タイヤを外しその間から覗き込んだが、それでも子猫は見えない。更にはボンネット開けて、皆でくまなく覗き込む。

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 見えた!!確かに子猫、生後まだ1~2か月くらいだろうか。50センチほど先、エンジンやバッテリーのコードの間から、つぶらな瞳でこちらを見ている。

 

 かわいい・・・。本当にかわいい。

 

 しかしまあそんな見とれている場合じゃないので、どうやったら取り出せるかという作戦をと考えるが妙案無し。

 同時にトリンブル恵理さんが、弊社自慢の一品、「ねこぴゅ~れ 無添加ピュアシリーズ マグロ味」を、一生懸命与え少しは食べてくれているようだ。これで取り合えずの水分補給にはなるだろうと一安心。

 しかし捕まえないことには、この車は運転できない。

 

 そうこうしながら、時間だけが刻々と経過し、その車の持ち主である業者の方が帰らなければならない時間が近づき、彼らもお手上げでとうとうJAF出動。

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 ここまでで、朝から始まったこの救出劇も夕方となり、私も別の用件でオフィスに戻る。

 するとまたまた駐車場から呼び出しをうける。なんと、私の車の下に猫が入り、更には下から車に入ったかもとのこと。

 

 すぐさま走って車に見に行くも、車の下には猫おらず。ほぼ間違いなく、車の中に入ったらしい。最悪・・・。早い段階で車を別の場所に移動させるべきだったと思ったが、当然後の祭り。

 

 下から見ても見えないし鳴き声もないが、念のため半信半疑でボンネットを開ける。吉岡さんと話しながら、何気なくボンネット開けると・・・。

 

「いた!!!!!(吉岡さんの絶叫)」

 

 私は子猫に気付くより早く、吉岡さんの絶叫に驚き、一瞬ビクッと怯んだ瞬間、確かに目の前に子猫が!!とっさに手を出し捕獲!!

 

 子猫は大暴れし、爪で引っ掻きまくり、噛みつこうとするも、私もここで逃がしては二度と捕まらないだろうし、道路は近いし危険だらけのこの環境。

 引っ掻かれながら、気合と根性で子猫を捕まえ続ける。今現在は犬しか飼ってないが、幼いころより何匹も猫を飼ってきた経験が活きていると実感しながら、握りつぶさないよう必死にホールドし、無事準備しておいたコンテナに入れ蓋をし、捕獲完了。

 

 皆大喜びし、同時にその安堵の表情から、長い闘いだったことを物語る、ほぼ丸一日の捕獲劇。首輪はしてないから飼い猫ではないだろうし、何よりホールドした時の痩せ細った感が、野良であろうことを思わせる。

 

 そして何が嬉しかったって、この子猫、リバードペットのトリンブル恵理さんが里親となると申し出てくれた。元々猫数匹飼っていて、更に欲しいと探し始めたところだったよう。

 この御縁、嬉しかったですね~。写真は、捕獲当日の夜、恵理さんの家での写真。

 

 彼女は心優しく、そして何より大の犬猫愛好者なので、里親としてこれほど安心出来る方はいません。

 

 この丸一日の子猫捕獲大作戦。業務そっちのけでの一大プロジェクトでしたが、無事捕獲でき、そして家まで見つかって、物語としては素晴らしい一日となりました。

 

 ほんとにかわいい子猫でしたしね。実はこのわたくし、子供のころから、持ち帰った捨て猫、捨て犬、数知れず・・・。誰にも言ってませんでしたが、今回、里親に誰も名乗り出なければ、密かに狙っていたことは内緒・・・。

 

 ちなみに名誉の負傷の引っ掻き傷は、かなりのミミズ腫れ・・・(笑)でもまあ一件落着で何より嬉しい一日でした!!

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【令和元年 鳥取すいか査定会】

2019.05.30

 5月28日、北栄園芸試験場にて、令和元年 鳥取すいか査定会がおこなわれました。

 

 これは毎年この時期になると、鳥取の名産物である各すいか品種の査定会が関係各位によって発表される会です。

 

 弊社としても、大栄、赤崎地区などに、すいかの苗や生産・出荷資材を供給している御縁もあり、毎年出席させていただいています。

 

 今年の育成状況は、例年通りもしくは例年以上の出来栄えのようで、春先の天候不順等の不安を吹き飛ばすような内容で、我々も一安心です。

 

 実際試食をしましたが、本当に甘くシャリ感があり美味しいすいかでした。我々としても自信をもって、お客様に召し上がっていただける出来栄えだと思っております。ここまでの味に仕上げる匠の技を持った生産者の方々の日々の努力には、ただただ頭が下がる思いです。

 

 鳥取の夏の味覚の王様でもある、鳥取すいか。一人でも多くの方々にご賞味いただきたい素晴らしい逸品です!!是非ともご購入下さいませ!!

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【キャッシュレス化社会】

2019.05.22

 元号が令和にかわり、世界の先進国であると自負する日本人や日本社会が、先進国ではないことも多々ある。その代表格が日本社会のキャッシュレス化だ。

 

 ピンとこない方も多いかもしれないが、日本はクレジットカード・電子マネー後進国だ。要するに令和となった今でも現金社会だということ。

 

 何故普及しないのか?

 

 良く聞くのは、小売り業者が投資コストを控えるためにという話が一般的だ。もちろん間違いではないだろうが、実質的には今でも電子マネーやクレジットカードに苦手意識を持っている人が多いからではなかろうかと推測する。

 日本人は基本的に現金しか信じないという方々が、まだまだ相当数いるからではなかろうか。驚くのは若い世代でも意外と多いことらしい。

 

 私は現金を使うのであれば、クレジットカードや電子マネーを使うべきだとずいぶん昔から思っている、典型的な「キャッシュレス主義」で、そもそも財布を持っていない。カードと免許証だけを少量のお札に包めて、マネークリップで挟んでポケットに入れているだけ。10代から約30年間、基本的に財布を持ち歩いたことがない。

 

 こういう話題をすると、私より若い世代でも、未だにクレジットカードや電子マネーはリスクがあるので怖いということを話を聞く。

 

「クレジットカードは落としたり、番号盗まれたりが怖いし、携帯の電子マネーは携帯落としたら一巻の終わりだ」

 

 それを聞くと私はいつもこう思う。

 

「現金も落としたら終わりだけど・・・。現金こそ落としたら誰のものか分からないから絶対に一生戻ってこないし・・・。」

 

 ちなみに私のマネークリップは財布みたいに大きくないし、いつも前ポケットに入れているから落としたことはない。良く長財布をお尻ポケットに入れて半分飛び出している人や、レストランや居酒屋でテーブルの上に財布を置いている人を見ると、セキュリティー大丈夫かなって心配になってしまう。

 

 仮にクレジットカードは落としてもすぐに電話やネットで使用規制かけれるし、スマホも今の時代電子マネーロックも可能だ。仮に使われたとしても、保険を使って戻ってくるケースが多い。しかし未だに日本は現金以外を信じられない人が多く、「現金神話」が多々ある。

 

 「現金じゃないと、自分がいくら使ったかが分からなくなる」

 

 そして私はいつも思う。クレジットカードのネットバンキングやアプリでのカード使用履歴見れば、自動家計簿と同じで一目瞭然ですけど・・・。そもそも現金使って、自分の使ったお金を皆そこまで管理できているの?って不思議に思ってます。常に自分の財布にいくら入っているかを把握することは、私には出来なそうだし。

 ちなみにネットバンキングなら、1か月前でも1年前での使った日付やお店まで瞬時にスマホ上で分かる。

 

 しかしこう偉そうに言いながらも、私はお店で現金が無くしょっちゅう人から現金を借りる・・・。これは大人として結構恥ずかしい・・・(笑)

 

 話を戻して、もう一つキャッシュレス主義の大きな理由は、マイル等のポイントだ。基本的にお店でもネットショッピングでも、現金決済もクレジットカード決済も、支払金額は同じだ。しかし現金は何のポイントも無い。クレジットカードや電子マネーは提携していれば何らかのポイントになる。

 

 このポイント、実は本当に侮れない。コツコツ貯めれば、エアチケット代やホテル代や、結構高額な買い物が出来る程の破壊力がある。巷では「陸マイラー」という言葉があり、年間で30万マイルと貯める強者達は、毎年家族でハワイやヨーロッパに旅行を行くほどらしい。もちろん陸マイラーというくらいだから、飛行機に乗らないでマイルをためる強者達だ。

 

 かたやカード等を使い、これらの大きなポイントを得ているAさんがいる。かたや現金で支払っているから何も得れないBさんがいる。支払金額は同じだ。

 

 それだけではなく実際の中身は、Bさんが本来得れたであろう報酬を、Aさんは自分の分を含めて2倍の報酬として貰っているということだ。ポイント等、これら報酬は保険と同じなので、使うAさんは当然得をするが、使わないBさんは得をしないだけではなく、本来貰えただろうポイントがAさんに渡るという仕組み。貰えないBさんは損はしないが、Aさんが自動的に倍、得をするということ。あくまでも理論値だが、使う人ほど得をするということ。

 

 もちろんこれを損と感じるかどうかは個人の見解であるが。(実際、得をしてないだけで損はしていない)

 

 まあ平たく言えば、同じ金額の支払いをするのであれば、ポイントが付く分カードや電子マネーを使った方がお得ということである。

 

 ちなみに電子マネー先進国である中国では、有名な屋台街でさえQRコードで人々はほぼ現金を持たない。都市部では普及率90%を超えているというから驚きだ。そして、今ではそのQRコードもその手軽さゆえのセキュリティーの問題から、スマホレスにもなりつつあるという。要するに顔認証の進化だ。

 

 日本も人手不足が叫ばれて久しいが、もう少しIT化を進めるべきだと日々感じるが、なかなか進まないのが実情だ。日本で暮らす日本人には問題なくとも、世界中からインバウンド需要が増える中で、この現金社会は少々恥ずかしいと思う今日この頃である。

 

 ちなみに私は比較的頻繁に海外出張するが、よっぽどではない限り現地通貨に交換はしない。理由はシンプル。現金が必要な場面がないからだ。タクシーもUberやDiDi。レストランやお店もクレジットカード。現金を使う場面がない。

 これが世界のスタンダードになりつつあると言えば、分かりやすいだろう。

 

 インバウンドが凄まじいことになっているが、その外国人が日本に来ると、日本は現金社会で不便だって帰る人が多いらしい。特に中国人やアジア人ほど、文句を言って帰っていくと聞く。

 

 何か心情的に単純に悔しいし、頑張れ日本!!って思ってしまうのは私だけだろうか。