CEO blog

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【海外からグループメンバー来鳥】

2017.04.24

 先週は「川口グループ キックオフミーティング ウィーク」ということもあり、RIVERD BANGLADESH ltd所属バングラデシュ人スタッフのHemayetさん、RIVERD USA Inc所属アメリカ人スタッフのRachelさんが鳥取に訪問してくれました。

 

 Hemayetさんは1年半ぶり二度目の来鳥、Rachelさんは初めての来鳥ということで、共に期待と不安の中での訪問だったようですが、それ以上に弊社日本サイドのメンバーも楽しみにしていてくれたようです。今までは仕事上のメールや電話でのコミュニケーションがメインでやっと逢えるということでしたので尚更でしょうね。

 

 山陰地方で暮らしていると日常で外国人と接する機会がないのでしょうがないですが、最初はお互いにかなり緊張していたようです。しかし受け入れメンバーの準備が素晴らしく、ホテルから会社までの送り迎えは毎日違うメンバー、そしてランチもディナーもそれぞれの担当会社、担当部署、担当メンバーに分かれての受け入れで二人も本当に喜んでくれたようでしたし、日に日にお互いの笑顔が増えていましたね。

 

 滞在中、農家さんの訪問でタイミング良く丁度二十世紀なしの交配をする機会に恵まれたり、弊社内で製造自体を体験したり、グループの女性会に参加して講演したりと、お互いにとって本当に刺激のあるいい時間が過ごせたように感じます。

 

 現在この地球には70億人以上が生活していますが、その中でこうやって海外の方々と出会い共に仕事をするということは奇跡に近いことでしょう。しかし奇跡というだけではない「縁」がそこにあるはずです。そして「縁」があるからこそ人生は楽しく、心を豊かにしてくれるのでしょう。グローバリズムという単語を毎日のように聞きますが、実はそんなに難しいことではなく、単に出会いの形でもあるはずです。

 私の経験がすべて正しかったとも素晴らしいとも思いませんが、川口グループの一人でも多くのメンバーに、そういった外国人との出会いを経験して欲しいと切に思います。この地域の他の会社ではなかなか味わえない、これも「唯一無二」であると嬉しいですね。

 そしてそれが素晴らしい「縁」となるかどうかは、彼・彼女達次第です。それでももしその小さなきっかけを与えることが出来たとしたら、私自身心の底から幸せに感じます。

 

 キックオフミーティングの次の日、Rachelさんが鳥取空港から飛び立つ前に、たくさんのメンバーが朝早くから集まってくれました。キックオフミーティング後の飲み会で深夜まで飲んでた二日酔いメンバーも含めて(笑)。

 たった一週間前に初対面だった異国人同士が、名残惜しそうに会話をし写真を撮っている姿に、人と人との出会いの素晴らしさを再認識します。

 この先彼らの未来の中で、例え彼らが川口グループ会社を辞めていたとしても、いつまでも「縁」を大切にお互いに連絡を取り合いながら何年先までも繋がり続けてくれるとしたら、こんなに幸せなことはないですね。

 

 企業にとっても、人生においても、人は最大の財産ですから。グループ関係者皆さん、一週間お疲れさまでした!!

 

Rachel & Hemayet

Thanks for visiting to Tottori last week. I’m grateful for having been able to work with you guys together. Our team members here received an awesome opportunity and experience to have met you. Please have a safe trip and take care of yourselves. I am proud of you guys as well.  See you then.

 

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【2017年度 川口グループ キックオフミーティング】

2017.04.22

 4月21日(金)とりぎん文化会館にて「2017年度 川口グループ キックオフミーティング」を開催致しまし、本年は残念ながらKBC製造部門の一部メンバーが業務の為不参加となりましたが、それでも過去最高となる約170名のグループ社員に参加頂きました。

 

 毎年4月第四金曜日午後13時~行うこのカンパニーイベント、170名のメンバーに会社のそして私の思いや考えを伝える大切な大切なイベントですから、当然テンションも上がります。今年も直前にコンビニで一番高いユンケル飲んでぶつけるべき自分のパワーもしっかり盛り上げ、この会にのぞみます。

 さすがに何度も重ねてきてますので、「緊張」をするという不安はほぼゼロですが、敢えて言えば「しっかり伝えられるだろうか?伝わるだろうか?」という不安はゼロではありません。そしてそれを達成する為に一番大事なことは言葉のテクニックやスライドの完成度ではなく、「伝える気持ちとパワー」だと信じています。

 私のプレゼンはトータル1時半の長丁場ですが、顔をしっかり上げ、相手の目を見、そして気持ちとパワーを持った自分の言葉で相手に話すのではなく相手に思いを伝えること。毎年のことですがこれらを私は一番意識します。よって原稿は持たない、マイクも持たない、両手は自由のままでを基本とし、出来る限り自分が用意したスライドは見ず参加者の目を見ながら話すということを特に意識します。

 

 当日しっかり出来たかどうかは自分ではさっぱり判断出来ませんし、それは参加者が判断することだと思ってます。なので、私は冒頭に必ず毎年言うことがあります。「私のプレゼン中、眠かったら寝て下さい」っと。寝てしまうほどつまらないプレゼンをするのは私の責任ということです。個人的に学生時代は授業中良く寝てましたが・・・。でも面白い授業、講義は必ず起きてました。寝られてしまうって程度の話しか出来ないのは自己責任だと私は思うので、寝ている人を見つけても怒りたいとも思いません(本音)。

 ただ私の中で内緒で嬉しいのは、年々寝てしまう方が少なくなっているのはちょっとガッツポーズですね(笑)。皆さんが思っている以上に寝ている人は見えますからねぇ。

 

 さて我々が行うキックオフミーティングというのは大きく分けて3つの開催理由があります。

 

1.         川口グループ各社 2016年度の方向性・ゴールレビュー

2.         川口グループ各社 2017年度の方向性・ゴールセッティング

3.         川口グループ各社を知る・メンバーを知る・連携を図る・優秀者を称える

 

 そして恒例の表彰式ですが結果は下記のとおりでした。

 

 ■ MVP           本部由衣(リバードコーポレーション・鳥取)

 ■ 新人賞         錦織成二 (リバードコーポレーション・出雲)

 ■ スピーディワーク賞           問屋口麻実(ケイビーシー)

 ■ モラル委員会大賞            石本達矢(リバードコーポレーション・鳥取)

 ■ BEST KAIZEN賞            松本健夫(ケイビーシー)

 ■ チームワーク賞    川口やまとなでしこ会 (KGP女性会)

 

 今年川口グループの2017年度スローガンは「唯一無二」となりました。私の求める「唯一無二」の3つのキーワードは下記のとおりです。

 

① 唯一無二 人財育成

② 唯一無二 製品製造

③ 唯一無二 企業創造

 

① いつも言う通り、私は機械を雇って機械と仕事しているわけではありません。自分らしさと自分しか出来ない志事をしてくれる方を求めてます。個人としてオリジナルティーある人財になりましょう。

② 他社が作れない製品を作りましょう。他社と同じ製品の先には値段競争というレッドオーシャンしかありません。新しい製品、新しいマーケットを作り上げ、ブルーオーシャンでのみ勝負をしましょう。

③ 我々はいつでも唯一無二の企業となりましょう。そこに我々川口グループの企業価値があり、我々が地域に求められる真の企業になるでしょう。

 そして私が伝えたかったのは、例年以上に「社員ファースト」の会社経営を行う事。全ての社員と社員の家族が幸せになれるようにすることが私の今年のゴールです。

 2017年度は私にとって非常に楽しみな要素ばかりです。それほど2016年度は良い人財と良い投資が出来ましたから。本年度は今まで以上にチャレンジし飛躍の年となると確信しています。さあ最高のなかま達と新しいチャプタースタートです。今年も皆で突っ走るだけです!!

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【銀盤の天才少女引退】

2017.04.15

 先日、フィギュアスケート浅田真央選手が引退しました。

 

 世界選手権3度優勝、グランプリファイナル4度優勝しながらオリンピック金メダルにだけは手が届かなかった彼女は間違いなく日本の女子スポーツ史上、最も国民に愛されたアスリートの一人であることは疑いようのない事実でしょう。

 

 10年ちょっと前、ソルトレークオリンピック直前に現れた彼女はまさに衝撃でした。当時、私はフィギュア大国と呼ばれていたアメリカに住んでましたが、彼女の報道はまさに連日のようにスポーツ専門チャンネルESPNで取り上げられていたほどでした。その圧倒的なジャンプや演技力は、世界中のフィギュアスケートファンの全ての人が、彼女の成功を確信していました。

 その当時、彼女がオリンピック金メダルを取れないことや、彼女がジャンプを跳べなくなることなど誰も考えもしなかったほどに・・・。

 

 しかしそれが皮肉にも彼女の人気を高めたのも紛れもない事実となりました。彼女にとって不利となる度重なるルール改正。そして想像以上の身長の伸び。更には前例のない程の日本国民のプレッシャーが天才少女に重圧をかけます。

 

 私が彼女のエピソードで忘れられないのは、たしかバンクーバーオリンピックの1年ほど前。ジャンプのスランプに陥った彼女は、姉の舞さんに珍しく泣き言を伝え「スケートを辞める」っと言ったらしいです。「もう出来ない」っと泣き崩れる彼女を姉は黙って焼肉屋に連れて行ったそうです。

 そう、焼肉は彼女の最も大好きな食事であり、当然の如くグラム単位の体重が勝負を左右するフィギュアスケーターにとって、最も好ましくない食事でもあります。

 

 彼女は食事中、静まり返り時より泣いていたそうです。しかし泣きながら口にしていたのは、おかゆとスープのみ・・・。フィギュアスケートを辞めると言って焼肉屋に行った彼女は、それでも肉を口にしなかった。口では諦めていながら、脳と体は諦めていないんです。まだ10代の少女の意思とは思えません。当時の体脂肪は確か6%前後・・・。

 

 そして何故彼女がここまで愛されたか。それは先日の引退会見が全てを物語っていたと感じました。記者一人一人の質問にまさにここまでするかというほど丁寧な受け答え。そして見る人全てを幸せにする彼女の笑顔。それはすい星のごとく現れた14歳のときと何一つ変わらないものでした。

 

 実は10年ほど前、活動拠点をアメリカにしていた彼女と、偶然アメリカ行きの飛行機の成田空港ボーディングゲートで彼女に逢い、一言二言を交わしたことがあります。本当に屈託のない笑顔が昨日のことのように鮮明に覚えています。それほど人を幸せな気持ちにさせる笑顔でした。

 

 日本という普通の少女には分からない十字架を14歳から背負い続けたアスリート人生。今はとにかくゆっくり休んで、新しい彼女のチャプターは是非とも彼女自身が彼女自身の為に幸せなチャプターとしてほしいと心から願います。

 

 26歳の浅田真央さんに対し、心からの尊敬の念を込めて「銀盤の天才少女引退」というタイトルでのブログとしました。感動をありがとうございました & 本当にお疲れ様でした。