CEO blog

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【Cirque de la Symphonie】

2020.01.13

 この3連休は、家族と共に横浜滞在。丁度いいタイミングで、「Cirque de la Symphonie(シルク・ドゥラ・シンフォニー)」の日本公演を横浜でやっているという情報を入手。急いでチケットチェックしてみると、神奈川県民ホール公演の3階席のみ空席有。小さな県民ホールなので、3階席でも十分だろうということで、早速チケット入手。行ってきました!

 

 「Cirque de la Symphonie(シルク・ドゥラ・シンフォニー)」とは、かの有名な「Cirque du Soleil(シルク・ドゥ・ソレイユ)」のアクロバティックな演出とオーケストラ生演奏が融合したパフォーマンス。

 

 そもそもシルク・ドゥ・ソレイユとは、カナダにてスタートした、サーカスの現代進化版。キュリオスやキダム、ドラリオン等を聞いたことある方も多いでしょう。

 映像ではなく、絶対に劇場で見るべきであり、その迫力と興奮は言葉では伝えきれないほどの凄さがあり、以前アメリカに住んでいる頃、ラスベガスやLAツアーショーで度々見に行っており、実は私自身結構なファンなんです。

 

 そんなシルク・ドゥ・ソレイユからのサーカス界を代表するトップアーティストが集結して、フルオーケストラと共演。こんなチャンスは日本でなかなかないであろうことから、早速チケットゲット。

 

 ちなみに私はサーカスとかアクロバティックなエンターテイメントは大好きだが、オーケストラや美術・芸術などのセンスは全く無し。理解しようと努力はしたものの、悲しいかなどうやらそういった類の感性を持ち合わせていないようだ。だからこそ、子供には何らかの経験をし体感して欲しいという想いは強い。

 芸術だけではなく、色々なセンスを磨くにはやはり経験値がものをいうだろうと思う。

 

 さて内容ですが、やはりというか流石というか、プロ集団とはこういうものかという程の素晴らしさでした。オーケストラは私レベルでも分かる王道ばかりのお陰で、ライブ演奏の素晴らしさを堪能できましたし、パフォーマンスはまさに圧巻。あまり詳細を語るとネタバレになるので控えますが、これこそライブで見るべき感動がそこにありました。

 

 こういう公演が鳥取でおこなわれるようになれば、鳥取の子供たちももっと色々な経験や刺激を得ることが出来るのになっと、切に考えされました。

 

 っというのも、大人になって感じる事ですが、上記に記載した私の芸術的センスの無さや興味自体の薄さを考えてみると、やはり子供の頃にそういったものを身近に触れる機会が少なかったことが、一つの要因であると感じます。

 

 若い頃、ニューヨーク美術館の「ピカソ展」に訪れたことがあります。美術に興味がないというか、理解出来ない私は、あまり前向きではないと友人に伝えると、

 

「いや、ピカソの凄いところは、芸術が分からない人、興味のない人でも素晴らしいと感じる事だ。だから肉眼で見ればきっとその良さが分かるよ!」

 

 っと熱く語られ、それじゃあ一度行ってみるかと訪問。結果感想は、、、やっぱりあまり分からず、、、さすがの私も、そこまで自分に芸術センスが無いもんかと、ちょっと自暴自棄になったことを覚えている。

 

 子供のうちの経験に対して、まだ早いとか、子供は経験すべきではないという表現を日本では昔からよく聞きます。美味しいものも子供は食べなくていいとか。

 しかし経験とは若ければ若い程、その方の人格や人間形成において良い影響を与えるだろうと私は考えます。その経験が、自分の新しい夢を創りあげ、それを将来の目標にする子供もいるでしょう。

 さらに言えば、子供の頃のその経験を大人になって、また同じ経験すると、違った感覚があるはずです。

 

 よって個々の人生において、経験値が高ければ高い程、人生の広がりが大きくなるだろうと思います。世の中には、自分が知らないだけで、楽しい世界観が沢山あるわけですから。

 

 今回のシルク・ドゥラ・シンフォニーを見て、初めての経験というものの大切さを再認識させられました。それ程、このシルク・ドゥラ・シンフォニー、素晴らしいパフォーマンスでした。おすすめです!!

 

 そして我が鳥取にも、こういった芸術に身近に触れる機会がより増えることを希望すると同時に、将来そういった活動もしたいし、自分でもすべきだと感じた一日でした。

シルクドシンフォニー

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【23年振り!ラグビー早明決戦!!】

2020.01.11

 2020年全国大学ラグビー選手権決勝戦は、23年振りの黄金カード早明戦!

 

 ラグビーワールドカップで、空前の盛り上がりを見せるラグビー熱そのままに、大学ラグビーも12月の関東対抗戦での、25年振り早明全勝対決で更にヒートアップ。

 

 実はJRFU(日本ラグビーフットボール協会公認メンバーズクラブ)会員である私は、会員事前購入でこの決勝戦チケットを12月の時点で購入。もちろんその時点では、14チーム出場のトーナメント戦のため、どのチームが決勝に出てくるかは当然分からない。しかし今年の両雄は突出しているだろうという見解から、リスク承知でチケットゲット(それでも自由席しか入手出来ませんでしたが・・・)。

 

 決勝カードが決まったら絶対に手に入らないであろうことは、ラグビーファンなら周知の事実。更に今年は新国立競技場ということもあり、超満員でプラチナチケットになることは確定。

 

 1月2日の準決勝をTV観戦し、両校決勝が決まった瞬間ガッツポーズ!23年振り!!何を隠そう、私はその23年前の大学選手権早明決勝戦は、旧国立競技場で観戦。ちなみに今期25年振りと言われ騒がれた、最後の対抗戦早明全勝決戦も当時現地で観戦。まさに学生ラグビー黄金期で、ネット購入できない時代、争奪戦を制してチケットを持っていることがどれだけ自慢だったか。

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 さて当日、家族と共に朝のフライトで羽田空港に入り、学生時代の友人が車に迎えに来てくれ、共に新国立競技場到着。時間はまだ10時30分。開門は12時で試合開始は14時30分。しかしそこに驚愕の光景が・・・。まさに人が溢れんばかりにごったかえしている・・・。

 別の友人は朝8時30分から来ているとLINEメッセージ。現場は午前中の時点で、既にお祭り騒ぎ。恐るべき23年振り決戦。

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 焦って私も列に並び、JRFU会員特権である、正規開門の15分前に優先入場。しかしラグビー人気でJRFU会員もとんでもない程いる為、優先開門とはいえ同時にダッシュで競争。私は3階席バックスタンドから全体を見渡したかったので、3階までひたすらダッシュ・・・。死ぬかと思ったが、席の確保出来なければ今までの苦労が水の泡。
 そして席ゲット!安堵というより、しんどい・・・。

 

 さてそこから2時間半、スタンドやスタジアムをウロウロしながら、出来たての新国立競技場を見学。

 

 正直言う程感動は無かったですね・・・。故 ザハ・ハディド氏のデザインやコスト問題で、白紙撤回された分、コストに厳しくなったのは理解出来ますが、正直オリンピックメインスタジアムなら、もっと感動を与えるようなスタジアムになって欲しかったですね。

 

 モニター2台も全然ちっちゃいし、評判悪いが故に有名になったシートピッチはもう最悪。人が通る際に必ず椅子をたたまないといけない程。

 

 良い点といえば、売店やトイレはだいぶ改善されてますし、3階席でしたが試合を見渡すビューは素晴らしいの一言。スタンド上部のみ屋根があるのは雨が多い日本なら観客には有難いですね。

 

 それでもこれが1500億円も投じたのかなって思ってしまいますね。まあ建築素人発言レベルですが。

 

 さて席確保から2時間半、やっとのこと試合がスタート!

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 状況によっては明治が圧倒するかもという、戦前の予想を見事なまで裏切り、前半は悪夢のような 0 vs 31。史上最悪な展開・・・。しかし後半は怒涛のトライラッシュで大きく巻き返したものの、前半の借金があまりに大きく35 vs 45で敗戦。

 

 当然の如く、負けて残念でしたが、本当に良いゲームでした。後半30分あたりでは、本当に奇跡が起きるかも!っと思わせる、早明戦史上に残る好ゲームであったことは間違いありません。観客5万7345人入っていたので、早明の応援合戦も見ごたえあり、学生スポーツの醍醐味を堪能できました。

 

 今の学生たちラガーマンに、パワーと勇気を貰い、彼らに対して心からの賛辞を贈りたいと思います。やっぱりラグビーは、肉体が生でぶつかり合うのを間近に見れるスタジアム観戦がベスト。本当に興奮と感動した一日でした。

 

 下馬評では圧倒的に明治有利でしたが、やはり早稲田の伝統の底力は凄かった。ピークをこの日に持ってくる強さを長い間見続けてきましたが、今年もやっぱり早稲田の強さというより伝統に敗れ去ったという印象。

 

 早明戦が盛り上がるのは、ラグビー自体の質の違い。FWを使い縦に攻める明治と、BKを使い横に攻める早稲田という両極端のチーム構成。これは何十年経過しても不変の対決。そして今日の観客の75%は明治ファン。誤解を恐れず言えば、これは長年早稲田コンプレックスを抱える明治のDNA。明治が早稲田をやっつける事の出来る、唯一無二のチャンスがこのラグビー。

 

 だからこの早明戦は盛り上がり、恐らく学生スポーツで両校が最も熱くなる。

 

 1996年1月、この地にあった旧国立競技場にて観戦していた鳥取の田舎から出てきた22歳の私。大学の仲間と共に紫紺のジャージを着て、声をからし声援を贈った思い出は今でも鮮明に覚えてます。

 

 そして23年の時を経て、自分の子供を連れて新国立競技場での観戦は、感慨深い時間となりました。

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 試合中、一心不乱に紫紺の旗を振り声援を送っていた、我が息子が私にこう言いました。

 

息子 「将来明治にいきたいな!」

 

 そんな息子に私はこう答えました。

 

私 「いけるなら早稲田にいった方がいいよ・・・」

 

 明治大学卒の親なら、皆うなずいてくれるだろう・・・(笑)

 

 

 

 


【2020年 年頭あいさつ】

2020.01.02

 川口グループメンバー各位、並びに関係各位の皆さま、新年あけましておめでとうございます。

本年も、皆様と共にこの新年を迎えることが出来ますこと、心より感謝を申し上げます。

 

【2019年を振り返って】

 

 2019年「令和」という新しい時代を迎えました。ほとんどの日本人がこの新元号を、素直に心から迎え入れたという印象でしたが、これは「和」という言葉に日本人としての誇りを持っているからではないかと、私は感じています。この令和という時代が、和を重んじ、皆様にとって平和で幸せな時が過ごせることを、心から祈念致します。

 

 そして日本にとって最も明るいニュースは、やはりラグビーW杯日本代表大躍進だったのではないでしょうか。屈強な選手たちの仲間の為にという献身的なプレーぶりは見る者の心を揺さぶり、その選手たちのノーサイド後の紳士的な姿は、我々の心を鷲掴みにするほど魅力的でした。

 「ONE TEAM」というスローガンは、全てに日本人にとって「和」の心とリンクさせ、自分たちに重ね合わせ、心からの喜びを分かち合える強いメッセージを届けてくれました。

 

 同時に辛く悲しい自然災害が多発し、例年以上に自然の驚異を思い知らされた一年でした。特に台風15号19号は、東日本を中心にまさに未曾有の被害をもたらし、日本人として自然災害とどう向き合って生活していくべきかを考えさせられた一年であったように思います。

 

 それでは我々川口グループ2019年を振り返りましょう。

 

 2019年4月1日、2018年より我々が進めてきた「とっておきいちごプロジェクト」をメイン業務とする、農業法人 リバードフィールド㈱<RFD>を立ち上げました。

 

 そして2019年10月1日、川口グループにおいて最も長い歴史を持つリバードコーポレーション㈱は、旧川口義治商店から数えて71年目の昨年、リバードペット㈱と合併し、新生:リバードコーポレーション㈱とし大きく生まれ変わりました。

 これに伴い、旧:リバードコーポレーション㈱の流れを組むリージョナル事業部(RRE)と、旧:リバードペット㈱の流れを組む、ペットライフ事業部(RPL)の二大事業部制を持つ、川口グループ 総合販売会社として再スタートをきりました。

 

 これにより、現在の川口グループ国内企業は下記の編成となります。

  • リバードコーポレーション㈱ = リージョナル事業部(RRE)& ペットライフ事業部(RPL)= 販売会社
  • リバードプロダクション㈱ = バッテリー事業部(KBC)& とっとり匠の杜工房(TTK) = 製造会社
  • リバードフィールド㈱ = 農業生産法人(RFD)

 

<RCO/RRE> 2019年は鳥取県特産の梨、スイカ、ブロッコリー、ネギ等が天候に恵まれたこともあり、例年以上に軒並み豊作。よってRCO主力商品である農業資材関係は堅調に推移。企業向けの一般包材販売も好景気を背景に好調。

 

<RCO/RPL> 2018年に続き、TTK充填機NB製品の販売好調。PB販売も大手企業とのタイアップが続き大幅増。更には協力会社からの仕入れNB製品も充填機製品とのブランディング効果があり、好調に推移。

 

<RPR/KBC> 売上前年比はDownしているが、利益改善は徐々に実を結びつつある。夏前から生産に追われる日々が続きましたが、各メンバーの尽力により製造効率改善効果も良い傾向に進んでいる。

 

<RPR/TTK> 充填機製品の販売好調の為、売上前年対比大幅UP。工場創設時よりおこなってきたジャーキー製造を、11月より協力会社に移管。より充填機製造に特化した工場運営を推し進めるが、問題はキャパと人員確保。

 

<RUS/RMX> 2019年12月をもって、工場稼働より3年半駐在した山田さん帰任。1月より永田さん、田中茂さんを中心とした新体制で再スタート。

 

 KGP各会社・各事業部ともこの数年やってきたことが確実に実を結びつつあると強く実感しています。全体的に、例年以上に忙しい一年でありましたが、それを皆一丸となり乗り切れましたこと、皆さんに心より感謝申し上げます。

 

【2020年の方向性 / KGP全員営業】

 

<RCO/RRE> 前年同様、農業分野への販売強化が中心となります。立ち上げた農業法人リバードフィールド㈱と連携しあいながら、「儲かる地域農業」を実現させるべく、生産者の方々に寄り添うことが究極の目標となるでしょう。ジュートロープ・アイデアトレー等を駆使しながら、地域社会(リージョナル)に貢献する事業部となることを目指します。

 

<RCO/RPL> 営業する=売るということ。これを実現する為に、前年以上にマーケティング・ブランディングを強化することが必須となります。川口グループの中で最も「唯一無二」製品を持つRPLだからこそ、付加価値の創りあげるチームとなることは絶対条件です。また、効率化をより推進するために、IT管理の強化も必須となるでしょう。

 

<RPR/KBC> 川口グループ最大の大所帯となるKBCにて、現在最も必要とされているのはリーダー育成。トップ・管理職は勿論、現場に寄り添うことが出来る人財育成。上昇意欲の有り、チームを引っ張る新たな人財が、どんどん出てきてくれることを切に願います。メキシコより帰任した、KBC前工場長山田さんからの新しい風にも期待です。

 

<RRP/TTK> 2020年7月、いよいよ新工場稼働です。確実に国際認証であるFSSC22000年内取得は必須条件。そして現TTKの約3倍のキャパシティを持つ、この新工場を最大限活用する為のキーポイントは、「R & D(製品開発)」でしょう。唯一無二のイノベーションを起こせるかどうか勝負の年となります。

 

<RUS/RMX> 新組織となり、新しい化学反応を期待。また新たな製造プロジェクトがスタートすることが求められる一年になりそうです。更にはTTK新工場がFSSC22000取得出来た暁には、RPL充填機製品の北米輸出が可能になり、日本TTK製造商品を輸入販売スタートとなれば、新しい大きな世界が広がるでしょう。

 

 上記川口グループ各企業の展望を見て分かるとおり、引き続き我々の2020年はミスを恐れず前進し続けます。

 

 川口グループは、本年7月に新社屋・新工場を鳥取市賀露にてスタートさせます。これは本社機能の集約及び効率化、そして弊社最大の財産と誇りである、グループメンバーの労働環境と業務生産性の向上を主目的とした投資となります。また工場としては国内業界二例目である、FSSC22000国際認証取得を実現する為でもあります。

 更にニュープロジェクトとして、鳥取県育成品種である「ベリーバード/とっておき苺」のいちご観光農園を、同じく賀露の地にてこの春先にスタートさせます。

 

 「実行力」

 

 グループメンバーとその家族、そしてこの鳥取地域社会の発展の為、ミスをしても前に進み続け、必ずや有言実行する力。これこそが川口グループにとって2020年の最重要ワードとなります。

 

 2020東京オリンピック・パラリンピックにより、日本列島が熱くなり湧き上がる一年になるでしょうが、我々川口グループもそれに負けないよう、皆さんと一丸となり熱く盛り上がる一年をしていきましょう。

 

 本年の変わりませずご愛顧賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。