【2019年度 KGPキックオフミーティング】
2019.04.272019年4月26日、とりぎん文化会館にて川口グループキックオフミーティングを開催致しました。今年も約200人のグループメンバーに参加いただきましたこと、心から御礼申し上げます。
毎年行う、当グループキックオフミーティングというのは3つの開催理由があります。
1. 川口グループ各社 2018年度の方向性・ゴールレビュー
2. 川口グループ各社 2019年度の方向性・ゴールセッティング
3. 川口グループ各社を知る・メンバーを知る・連携を図る・優秀者を称える
2018年度スローガンは「ベストチャレンジ ベストスピード ベストバリュ―」でしたが、3つのキーワードの意味は下記のとおりでした。
- ベストチャレンジ: 誰よりも挑戦し続ける
- ベストスピード: 常に最高スピードで進む
- ベストバリュ―: 個人・会社共に最高価値を構築する
恒例の表彰式受賞者は下記のメンバーでした。
■ MVP
- 中嶋健一(リバードコーポレーション)
- 奥田祐一(リバードフィールド)
■ 優秀賞
- 伊藤正樹(リバードプロダクション)
- 椿香織(リバードペット)
■ 新人賞
- 吉田衣智子(リバードプロダクション)
■ スピーディワーク賞
- 太田垣隆一(リバードプロダクション)
■ モラル委員会大賞
- 中尾華代(リバードペット)
■ BEST KAIZEN賞
- リバードコーポレーション 中部営業所
■ チームワーク賞
- 川口グループヘッドクォーター
各々素晴らしい1年でしたが、特にMVPのお二人は、まさに「ベストチャレンジ・ベストスピード・ベストバリュー」を具現化した、文句無しの受賞でした。1年前、全くなかったプロジェクトをたったの1年でしっかり立ち上げてくれました。川口グループにとって、間違いなく次世代そして地域の為に進むべき素晴らしいプロジェクトになることを確信していると同時に、彼ら二人を中心とするプロジェクトメンバー全員に心ら感謝と労いを申し上げたいと思います。
本当に素晴らしいプロジェクトをありがとう!!
さて今年の川口グループ2019年度スローガンは、
「KGP全員営業」
今年は川口グループ全メンバーが営業活動をすることを、全社員一致団結し何よりも強固に進めていこうと考えています。
営業という言葉に対する考え方、そして進め方が、一昔前とは大きく変わってきています。
昔は営業というと、スーツ着た男性営業が汗を流しながら、一軒一軒ノックしてまわりとにかく、脚で一軒でも多くクライアント様を直接訪問し、売り上げに結び付けるというスタイルが主流でした。
しかし現代のセールス(営業)とは、直接会わなくとも販売が出来るシステムが確立され、それが主流となりつつあります。それは、PC、電話、そしてスマホ等デジタルデバイスの発展からくるものであることは間違いありません。
もちろん直接訪問がベストであることは、今の時代でも同じです。いつの時代も営業にとって一番大切なのは人間関係構築ですから、人と直接会うことが一番であることは今の時代も同じです。しかし効率化やグローバル化を考えると、オフィスからでも営業できるのが現代のセールスです。
そしてデジタル化が進んでいることで勘違いされがちですが、営業の基本はいつの時代もアナログです。例えばSNSをはじめとするデジタルは、アナログの部分を繋ぐツールでかないのです。要するにアナログの部分をより効率的にしてくれるのが、デジタルツールです。
SNSとは、結局は人との繋がりをより強くしてくれるものになり、それをサポートしてくれたのがデジタルだってことなだけです。
これらを上手に活用すれば、現代では誰でも営業が出来ます。もちろん相手は世界中です。どの時代でも「口コミ」が最も信頼ある情報ですが、デジタル社会だからこそこの「口コミ」が以前より重要視されてきています。
人から人へ繋ぐ。この考え方を具現化すれば、以前のようにCMや広告にお金をかけるよりよっぽど効率的に信頼できる情報伝達が出来るのが現代マーケティングです。
一人一人が持っている力は10年前に比べ、圧倒的に大きくなっているのが現代のデジタル社会であることは、世界中の共通認識です。我々の小さな会社でも、一人一人がその気持ちを持てば、きっとこの鳥取から世界へ向けての発信が出来るはずです。
「KGP全員営業」 これが具現化出来た時、我々は世界に羽ばたけるはずです。本年も宜しくお願い致します!!
【Tiger is Back !!】
2019.04.17 強いタイガーが戻ってきた。14年ぶりにマスターズに戻ってきた。世界中を歓喜の渦に巻き込んだと言っても大袈裟ではない、久々のビックニュースでした。
日本のレジェンド・イチローが引退し、脱力感ともいえるイチローロスの中、タイガーのマスターズ優勝!
奇しくもイチローは私の一つ年上、タイガーは私の一つ年下。同世代アスリートの引退は悲しみに包まれるが、同世代の復活劇は我々に大きなエネルギーをもたらせてくれる。
丁度10年前2009年、タイガーを巻き込んだ世紀の大スキャンダル劇。当時私はアメリカに住んでいたが、まさに連日連夜、徹底的にメディアはタイガーを叩きまくっていた。TVをつければタイガースキャンダルっていうくらい凄まじかったことを今でも鮮明に覚えています。
日本でも有名人のスキャンダルに対して、メディアが徹底的に叩くのが最近の風潮という印象が皆あるであろう。しかしアメリカのそれは、日本のそれとは正直比にならないほど凄まじい。パパラッチにしても、過激メディアにしても、人権もひったくれもなく、ひたすら叩き続ける。
あの精神力を持つタイガーでされ、自殺が頭をよぎったと後日コメントしていた程だから、それはもう凄まじかったのだろう。
あれから10年の間に、世界一が当たり前のタイガーの世界ランクは674位まで下降。手術を重ね、試合に出るなんてレベルではなく、歩くことすらままならない。時が過ぎ、飛距離が重要な現代ゴルフで、若い選手に大きく引き離されるドライバー。誰しもタイガー時代の終焉を迎えたと思っただろう。
しかし全ての予想を覆す、今回のマスターズ優勝。
私は結果を知ったうえで録画中継に食い入るように観戦した。優勝したことを知っているのに一喜一憂し、TVに向かって声が出る程興奮した。マスターズ名物であるアーメンホールでは、10数年前の全盛期をラップさせるような経験豊かなショット。
そして何より今回のタイガー復活劇で、強く感銘を受けたのは、アメリカ社会の一つの姿。
全ての人たちが、タイガー復活を待っていたような盛り上がり方、そして心から称賛している社会背景が間違いなくある。
そう、いつも見せつけられるのが、このアメリカ社会の「セカンドチャンスを与える姿」。人間は誰でもミスをする。もちろんミスをすると徹底的に叩くのもアメリカ社会。しかし、それだけで社会から消し去ろうとしない。叩くだけ叩いて、そのあとセカンドチャンスを与える。そしてそこで復活をすれば全てを忘れ去ったように迎え入れる社会であるといつも感じる。
日本はどうだろう。芸能人でもスポーツ選手でも企業でも一般人でも、ミスをすると徹底的に叩く。そして社会から消してしまう。清原が覚せい剤で捕まったあと、ダルビッシュがツイッターで呟いたのが忘れられない。
「さぁ皆で清原さんのセカンドチャンス、応援しましょうよ!
甘いとか自業自得とか聞くけど、そんな理由で 人の人生を消してもいいのでしょうか?」
人は必ずミスをする。 もちろん企業だってミスをする。しかし日本社会は倒産・破産をすると社会から抹殺される。「信頼・信用」が無くなるからだろう。
しかし復活する人間は強いはずだ。そもそも何度も言うが人はミスをする生き物だ。ドナルド・トランプ大統領だって、4度も破産している。くしくも4度目の破産はタイガースキャンダルと同じ2009年。その数年後に大統領になれるアメリ社会。
現代の日本では不可能であろう。
仕事をしていて、誰かに何かを教えていても、いつも私が口にするセリフがあります。
「ミスをしてもいい、ミスをしない人間は何もしていない人間だ。何かにチャレンジしていれば人はきっとミスをするからだ。そしてミスは咎めないが、チャレンジしていないことに対しては苦言を呈す」
世界一になる人間ですらミスはする。しかしそのミスを乗り越えたからこそ、もう一度世界一に戻ってくるチャンスがある。もし10年前のタイガーのミスにより、彼を社会から消し去っていたら、今回の復活劇は無かったわけだ。そしてこの復活劇によってどれだけの人々が勇気付けられたことだろうか。
ミスをしても復活できる、セカンドチャンスが与えてもらえる日本社会になってほしいと切に思わせてくれる、今回のタイガー復活劇だった。
【インターペット出展 2019】
2019.04.013月28日から4日間、国内最大ペット業界展示会である、インターペット2019が東京ビックサイトにて開催され、今年もリバードペットとして出展してまいりました。
弊社も過去最大人数である6名を鳥取から派遣し、4日間朝から晩まで一生懸命頑張ってくれました。
昨年から印象が強くなったことが、とにかく外国人バイヤーの多さ。去年のこのブログにも書きましたが、今年は更にその印象が強かったですね。
業界の訪問者数での比較だと、国内に対して海外のお客様は25%ほどと感じる程でした。
これは3年ほど前だと、せいぜい1~2%程であったと感じる数字でしたから、今年は尚更驚きました。他に出展されている同業者との立ち話でも、皆さん異口同音に仰っていたので、やはり年々急速に増えているんでしょう。
しかし何故にここまで外国人バイヤーが増えたのか。理由はいくつかあります。当然、海外富裕層を中心とした、高品質Made in Japan製品の安定した人気。ここ数年のインバウンドの急増から日本製品に人気拡大。
そして皮肉を込めて言えば、安定した「円安」と「デフレ」が大きな要因であると感じます。
要するに日本製品は安いんです。ってか、日本って何でも安いんです。このインバウンド急増は、結局日本に旅行するのが以前と比べて格段に安いということです。
だから、海外バイヤーは高品質で安い日本製品に飛びつくというわけです。
今でも私がアジアのどこどこに出張するというと、「なんでも安いんでしょ?」って言われることが多々あります。いえいえ、アジア諸国でも日本よりよっぽど高い都市はいくらでもありますよ。軽くランチするだけで、結構いい値段取られますから。
やはり大半の日本人にとって、日本はまだまだアジアの盟主であり、日本の物価はとんでもなく高いという固定概念がぬぐえないんですよね。
現在日本のGDP(国内総生産)は第3位。この表現がやっかいなんですよね。それは、日本を世界3位の経済大国とみてしまうということ。しかし現実日本の人口は世界10位で、日本より上位の国は、アメリカ・中国を除くと全て発展途上国なんです。
要するに日本は経済大国であると同時に、人口も非常に多い国となるわけですから、当然のことながら、人口が多い国ほどGDP順位が上になりやすいというわけですね。
その反面、日本の一人当たりの名目GDPは、なんと26位。国としての金額はそれなりだけど、個人としては世界26位というわけです。この順位はアジアでも、香港・マカオ・シンガポールより下になります。
結局日本は一人当たりのGDP直すと、実質そこまでではないということです。
振り返ってみると、日本国民の大半がこの20年間物価が上昇した感はほぼ無いと感じるでしょうから、この結果は当然です。これが俗にいう失われた20年ということです。
だから、外国人バイヤーが増え、外国人観光客が増えるというわけです。
インターペットに出展するだけで、それらの世界を垣間見ることが出来るのもまた面白いことだと感じます。そして大切なのはこの現実をどれだけ理解し分析し、我々の将来に繋げていくかということです。
要するに海外進出を加速するということは必然であり、海外進出しなくては、我々の未来は限りなく頭打ちとなる可能性が高いということです。
企業とは「ブルーオーシャン」に進み続けなければならないということを強く感じる、インターペット出展でした。